はいこんにちは。
急に冷え込み体調を崩しがちでこの秋は紅葉を見ずに終わってしまいそうです😅
昨年の今頃は父が病院から施設への入所が決まりほっとしていた様に思います。
あれから1年毎月施設の利用料を支払い続ける日が続いていますが、今年の7月までは1ヶ月15万円前後ほど掛かっていて家計に大きな負担をかけていました。
8月からは今年1月から進めていた介護負担額軽減の申請が通り、第4段階から第3段階の②へと変更になり(申請については後日ブログにて)
月あたりの金額が10万強~12万弱くらいまで抑えられる様になりました。
それでも家計に占める割合は大きくこんな物価高の現在では節約や効率の良いお金の使い方に頭を悩ませている所です…
失敬、前置きが長くなりました。
今回は高齢の親の保険の話しですが10年ほど前にかんぽ生命の保険に加入をしておりました。
毎月の保険料はまったくの掛け捨てではなく満期になれば一定の払い戻し金があるタイプの生命保険です。
昨年の7月、満期まで2年ほどを残した所で父が頭部を強打する大怪我で倒れ手術の治療費や脳に重度の障害が残り自宅に戻る事が出来ない為、施設入所までの先の見えない入院費用(月17万円ほど)を支払う事に…。
そんな絶望のただ中、偶然かんぽ生命から契約保険内容の案内が届きました。
数年前まで両親とは別居で遠く離れた自宅で生活している事もあり、親がこの生命保険に加入している事を私は把握しておらず、この案内を見て初めてその存在を知りました。
肝心の当事者(被保険者)の父はクモ膜下出血で何も分からない状態ですし、代理人たる母は保険契約の内容をまったく理解しておらず、満期になったらお金が下りる位の認識しかありませんでした…
私が送られて来た案内を読んでみると満期で払い戻しがある他にもケガや病気で入院した場合1日に付き幾らかの保険金がおりたりなど簡単に記してあり詳しい話を聞くために郵便局へ母を連れて向かいました。
保険担当者の話を聞くと入院1日辺りの保険金の他に「重度の障害がある為満期を前倒しして保険金が支払われる可能性がある」との事でした。
いずれにしても治療した医師の診断書が必要で早急に手配する事になりましたが、母が保険金の請求をするにあたり父との関係を証明する為に戸籍謄本が一通必要でした。
戸籍謄本か…
両親は遠い他県に本籍を置いていたのでそこまで行って取って来るか郵送してもらう方法がありました。
とてもそこまでは取りに行けませんので必要書類を揃えて郵送で送って貰う事にしましたが、高齢の母にはその手続きは難しく私が代理請求する事に。
そうなると今度は私と親との関係を証明する為に私の戸籍謄本が必要で、それも取る必要がありました。
こちらは親ほど遠隔地ではありませんが現住所に本籍はないので1日かけて取りに行く事に…
話が逸れますが後日何かとこうした手続きが大変になるので本籍地を現住所へ移す事を検討し市役所へ相談に行くと「いつとははっきり言えないが本年度を目処に他の地域の戸籍謄本が取れる様になる」と説明がありました。
「マイナカードでコンビニなどで取れるのでは?」と思った方もいらっしゃると思いますが、住民票のある住所と違う所に本籍地がある場合はあらかじめ本籍地のある市町村役場へ利用登録申請をする必要があるようです。
この利用登録申請は自分のパソコンやコンビニなどに設置されているマルチコピー機で行え、申請から登録完了までに5営業日ほどかかるらしい。
ですがそもそもマイナカードを作ってませんので従来通りの郵送で請求する他にありません。
まもなく住民票のある市役所で遠隔地の戸籍謄本が取れる様になるならマイナカード要らんかなぁ。
余談ですが本籍地を転々と移すデメリットとしてはあちこち本籍地を変更すると亡くなった時の相続人の確定など被相続人(亡くなった人)の出生から死亡までのすべての戸籍を取る必要があって大変になるらしい…
散々苦労して医師の診断書や親の戸籍謄本を入手し申請書類の記入を済ませて何とか提出しましたが、この手の作業は地味に疲れますね…
そして申請は無事に受理され入院1日辺りの保険金の他に重度の障害も認められ保険の満期を前に払い戻される事になりました。
経済的に絶体絶命と言う状況でしたのでひと安心なのですが、これまで支払った掛け金と支払われた金額を計算してみると大きく赤字でした。
何もなく10年満期を迎えるとどのくらい損をしているのでしょう。
逆に加入から2年とか最低条件を満たした時に父の様な状態になれば保険屋からすれば被保険者の丸儲け?状態ですよね(不幸な事に変わりませんが)
前倒しで保険金が払い戻されましたが、これは同時に契約終了を意味しこの後に新たなケガや病気になったとしても当然保険は下りません。
他の選択肢としては毎月の保険料の支払いを免除で2年後の満期まで待つ方法も選べましたが、父は自ら動くことも出来ませんし施設に入所し、ことさら新たに病気やケガなどに備えると言うよりも危機的な経済状況を回避しなければなりませんから必然的に前者を選ばざるを得ませんでした。
そして手続きを済ませて約1ヶ月くらいでしょうか、保険金が下りて危機的状況を回避した所に一通の保険の案内が届きました。
中を見ると「重度の障害がある為保険金が支払われる可能性がある」とどこかで聞き覚えのある内容が。
ひと月前に解約しているのにおかしいな?事務処理の問題で地元の郵便局とかんぽ生命の間にタイムラグがあって重複した案内が来たのか… とたいして気にも止めずゴミ箱へ。
それから半年後、また「重度の障害がある為保険金が支払われる可能性がある」と案内が届きました。
流石にそうなると捨て置くわけにも行かず郵便局へ出向いて詳しい話を聞きに行きましたが、今度は損害保険として幾らかの保険料が下りる可能性があるらしいとの事でした…
保険金が下りるのは非常に助かる事ではありますが、これって最初の請求の時に合わせて手続き出来た事ではないのかな?
この損害保険を請求するにしてもまた親の戸籍謄本を取る必要があったり、母が代理請求をする為に父が手続きが出来ない事を証明する医師の診断書もまた必要となりました。
これまでの煩わしいやり取りを思い返すと、これは高齢者が手続きを進めるにはハードルが高いと言うか1人では困難だろうと思いました。
私の様な暇でブラブラしている子と暮らしているとかでなければ平日の昼間に役場や郵便局へ行くなど現実的ではないでしょうし、保険に加入した物のそれっきりになってる人も少なくないような気もします…
そして自分が親の歳になった時、こうした手続きを誰の助けも借りずにやれるのだろうか?と考えずにはいられませんでした。
歳を取って衰える事は避けられませんので、こうした事を今から考え物事を整理しておいたり、老いて1人でも困らない様に住む場所などの環境を整えておく必要があるなと身に沁みて感じています。
いわゆる終活と言うやつでしょうか。
親が働き盛りの現役世代だった頃(30年ほど前)は多くの中間層でも貯金の利息で楽が出来たり、好景気で雇用も安定し給与やそれに伴い生活水準も右肩上がりの良い時代でした。
そんな時代を生きて来た人たちなので対応出来ないと言うのも仕方がないのかもしれないですね。
結果的にうちの親はこうした事について深く考えずこの歳になってしまいましたが、望むにせよ望まないにせよ自分のそう遠くない老年期に向けて考えるいい機会になった様に思います。が…
そして今更言うまでもないこの先の暗黒時代、私を含めた後の世代が穏やかな老後を送る事が出来るのだろうか…
また話が逸れましたが長いブログを最後まで読んで頂きありがとうございました。
以下は関連ブログです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/46406957/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/46437446/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/46461339/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/46572574/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/46596714/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/46946059/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/47231939/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/47070342/
https://minkara.carview.co.jp/userid/2478067/blog/47256702/