スピーカーをmorel Maximo Ultra 2-way(602)に変えて半年ほど。
漸く馴染みが取れてきたため、設定を見直しました。
iPhoneイコライザ:Treble Reducer→EQなし
マツコネBass:-2→-1
マツコネTreble:+2→-3
マツコネFade:前側に1(-1)→前側に5(-5)
これで違和感は減ったものの、やはり高音のシャリ感、ボーカルのボケ、極低音のズンドコは解消しきれず。
一瞬DSP導入も考えましたが、違和感も絞れてきたためイコライジングで微調整を試みました。
みんカラ他色々見て回った結果、RTAを使いつつ調整する事に決定。
Etani RTAを使いたかったのですが、ディスコンとのことだったのでRTAは「Audio Frequency Analyzer」を利用しました。
プレイヤーも悩みましたが「KaiserTone」を利用しました。
■KaiserToneの設定
単純にイコライジングだけを目的に購入しましたが、初期設定で一聴して、「また、やっちまった!?」という印象でした。
好みや環境依存ですが、初期設定ではノイズリダクションの所為か全体的にぼやけた印象でした。
が、色々いじってこれならOK!と言う設定は直ぐ見つかりました。
以下、EQ modeの設定です。

ノイズリダクション自体を切ろうと思ったのですが、切ってしまうとミュージックでは聞こえないブツブツノイズが出るので、この設定を用いました。
(ローカット・ハイカットは実際は殆ど感じ取れませんでした)
■いざイコライジング
イコライジングの作法は色々あるようですが、私はザックリ以下の手順を踏みました。
1.ピンクノイズで計測
2.計測結果で隣接帯域との差が大きな帯域を把握
3.音楽を聞きながら上記帯域を中心にリアルタイム調整
ピンクノイズの音圧が数学的(数値的)にフラットになる様に調整する、と言う考えもある様ですが、実際にやってみるとめちゃくちゃな音になりました。
(フラット=音圧一定と言う話ではないようで・・・)
なお、調整にあたりマツコネの設定は初期値に戻すのがセオリーな気もしたのですが、上記の設定である程度改善されている状況を踏まえ、マツコネの設定は残す事にしました。
参考までに、以下マツコネ初期状態と調整後のグラフを重ねた結果です。
(赤が調整後、緑が初期状態)

(マツコネにはTrebleとBassしか調整項目がありませんが、なんだか変な増減が見えます。特に25Hzと20kHzの増加は謎です)
話を戻し、以下マツコネ調整後の単体グラフです。
(グラフの色はレタッチで赤くしてあります)
今回は25Hz、31.5Hz、100~200Hz、2K~6.3Kを中心に微調整しました。
以下、調整後のKaiserTone:グライコSSです。
画像下の波形が全体像ですが、調整幅は非常に少ないです。(SS2枚を合成しているので若干見え方がおかしいです)
ですが、これでほぼ違和感が解消しました。
RTAを併用すると、ポイントを把握しやすいので非常に有用ですね。
(RTAなしで感覚だけを頼りに調整すると泥沼に嵌まっていた気がします)
Posted at 2019/05/17 14:15:50 | |
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