
ブログアップは久しぶりですが、今回もサブ4できなかったらこのままフェードアウトしちゃおうかと思ってました(^^ゞ
今回のつくばマラソンに向けては、「ランニングマガジン・クリール」に連載されているトレーニングメニューに従ってトレーニングを行なってきましたが、達成度は80%くらいでした。特にスタミナ強化のメニューはきちんと最後までできたのは1回きり。土曜日ロング走+日曜日LSDのセットメニューは、できれば3回くらいはきっちりこなしたかったのですが・・・
サブ4達成に必要なスピード(5分30秒/km)に対する、心肺機能の余裕があるのが唯一の希望でした。
しかし、レース前の1週間にいろいろと不安を誘う出来事が連発・・・(^^ゞ
・16日(土)に最後のポイント練習(15kmペース走)をやろうとしたが、体調が悪くなって1.5kmでリタイヤ。
・17日に一か八かで、大山登山。太もも前面の筋力強化とスタミナ強化を狙いましたが、筋肉痛が金曜日まで続くことに・・・
・17日夕方、シュンコロ(犬)が捻挫して慌てて動物病院に連れて行くことに。(翌日には回復しました)
・18日から栃木に出張だったんですが、月曜日の夜に私物のノートPCが突然死。木曜日の朝に、宿泊している部屋のテレビが故障・・・。
・レース前日、自宅の階段を踏み外して右ひざを床に強打・・・
それぞれの出来事に関連がある訳はないのですが、なんか嫌な流れを引きずったままレース当日を迎えたのでした・・・
移動
渋滞を嫌って、土曜日の午後3時前に自宅を出発。17時前にはマラソン関連イベントが行なわれている、イーアスつくばに到着しました。たいした物はありませんでしたが、景品がもらえるジャンケン大会に参加しましたが、当然全敗・・・。
店内のフードコートでサバの味噌煮定食を食べたりして時間をつぶして、20時すぎにスタート地点から1kmほど離れたコインパーキングにキャラバンを停めました。
駐車場
向かいに公園があって、こちらのトイレを24時間使えます。駐車場から徒歩1分ほど。近くに飲み屋やカラオケ屋が数軒あって、若干うるさいこともありますが静か過ぎるよりは良いです。歩いて数分のところにコンビニがあるのですが、たまたま改装中でした。
スタート地点も離れてないし、トイレも近くにあるのですぐに日付が変わる前に満車になるかと思っていたのですが、翌朝目が覚めたときもまだ少し空きがありました。
駐車料金は、14時頃に出庫して700円でした。
出走準備
朝6時過ぎに起床。おにぎり3個で朝食。前回のかすみがうらマラソンでは、トイレでのタイムロスが多かったので、前日からカフェイン入り飲料は禁止。前日夕方から当日朝まで500mlのほうじ茶1本で過ごしました。
ウェアは、ノースリーブのコンプレッションウェアの上にハーフジップTシャツ、下は普通のハーフパンツとCW-Xのカーフタイツ。9時ごろには寒さもそれほどでもなかったので、アームウォーマーはやめて手袋だけ装着。あとはキャップとサングラス。
当日は気温も17~18℃とこの時期にしては高めの予報で、風もほとんどなかったので、特に問題ありませんでした。
レース
レースプランは、「とにかく5分35秒/kmイーブンペースで最後まで押し通す」でした。本当は5分30秒ペースで行きたかったのですが、スタミナに不安があったので少し目標ペースを落としました(^^ゞ
9時過ぎにクルマを出て9時15分頃にはスタート位置に着きました。
参加人数が多い割にはギュウギュウ詰めではなく、ストレッチもできちゃうくらいのスペース的な余裕がありました。
9時30分に号砲が鳴り、スタート。Eブロックからのスタートでしたが、号砲もしっかり聞こえました。
スタートラインまで4分弱で、意外とスムーズなスタートでした。スタートラインを越えたら渋滞もせず、すぐにそこそこのペースで走ることができました。というか、「ちょっと速くね?」と思うほど・・・
実際には最初の1km通過が5分52秒ほどでしたが、目標ペースからの遅れも最小限でウォームアップにはちょうど良いペースでしたね。Eブロックと全体の真ん中よりちょっと後ろくらいのポジションからのスタートだと、他の大会では遅いランナーも多くて中々自分のペースで走れるようにはならないものなのですが、つくばマラソンは全体的にランナーのレベルが高い感じがしました。
コースはとことんフラットですが、そのかわり観光スポットなどの見所もまったく無いので、記録狙いのランナーが多いんでしょうね。仮装ランナーも少なかったし。
1km~2kmは5分50秒、2km~3kmで5分36秒とほぼ設定ペースになりました。その後は、淡々と設定ペースで走り、10kmの通過は59分34秒。スタートロスを引くと1kmあたり5分34秒とほぼ設定どおり。
20kmまでは少しペースが上がってしまい、ほぼ5分30秒ペース。20km通過は1時間54分30秒。
20km過ぎても心肺機能も脚の筋肉もまだまだ余裕があり、これはひょっとしてイケるんじゃないかと思い始める。
中間点では2時間00分39秒で、「グロスでサブ4はキツイな」と思いました。後半の方がタイムが落ちますから。
後半は距離表示を見落とすことが多くなり、ペースが速いのか遅いのか把握できなくなりました。距離表示はもう少し見やすくして欲しいですね。
しょうがないので、有名ランニングクラブのウェアを着ている速そうな女性ランナーが良い感じのペースで走っていたので、連れて行ってもらうことにしました。
25km通過は、2時間22分29秒。この5kmのペースは5分36秒/kmで、ほぼ設定どおりだったようです。
このあたりから段々脚が痛くなってきて、ペースを維持するのが辛くなってきました。
30km通過は2時間50分40秒。この5kmは5分38秒とややペースダウン。勝手にペースメーカーにさせてもらっていた女性ランナーは先に行ってしまって、このあたりで見失ってしまいました。
このへんで「ペースを落としてネットタイムでのギリギリ4時間切りを目指す」か、「頑張ってペースを維持して、グロスでの4時間切りを目指す」かの選択を迫られます。脚はけっこうギリギリで、頑張ってもどこまでペースを維持できるか分かりません。トレーニングの流れや調整の失敗もあり、35km以降に大失速する可能性の方が高いと思いました。
などと、悩んでいたら10mほど後方に4時間のペースランナーに率いられた集団の気配が!
「あいつらに抜かれたら、絶対に心が折れる!ここはペース維持だ!!」と心を決めました。
ここからはホントにキツかったです・・・(^^ゞ。
どこで動かなくなるか分からない脚にムチを打ち、折れそうな心をなんとか誤魔化し、35km通過は3時間18分53秒。この5kmは、なんとか1km5分38秒ペースを維持できていたようです。
ここまで来ても、サブ4の可能性は五分五分か?と思ってました。
しかし、筑波大学構内に入ると微妙にコースが下り基調になるんですね。きついのは相変わらずですが、ペースを若干上げることが出来、4時間のペースランナーとの差を広げることに成功。最後の折り返しの後で初めてその姿を確認しましたが、1分程度のアドバンテージを確保できたことも確認できました。40km通過は3時間46分36秒。「残りを何分ペースで行けば間に合う」なんて計算することも出来なくなっていたので、歯を食いしばりながらペースを維持してました。35km~40kmの1kmあたりのペースは5分32秒でした。
最後の難関のアップダウンも、「オレは、登り坂なんか苦にしないんだよ!」と自分に言い聞かせながらクリアし、ゴールゲートのある陸上競技場へ入りました。タイム表示は、まだ3時間58分台でした。
ホントにヘロヘロになりながら、ゴールゲートをくぐりました。
まったくもって、余力なし(^^ゞ
最後の2.195kmは、5分28秒/kmだったようです。よく頑張ったもんだ。
ゴールした時、これまでの半年間の努力が報われた瞬間だったので、不本意ながら目がウルウルしちゃいました(笑)
2007年の第1回東京マラソンから、6年9ヶ月もかけてやっとサブ4を達成できました。
本当に、自分の脚で走ることに関しては、「自分はセンスがない」と思いますね(笑)。
でも、センスがなくても努力し続けることができれば、ある程度のレベルまでは到達できることも事実だ、と実感できました。
今回は自分の実力を100%発揮することが出来て、サブ4を達成することが出来たと思います。
やっぱりフルマラソンで目標を達成するのって、難しいですね・・・(^^ゞ。
トレーニングの時間を作ること、トレーニングを継続すること、レース前の調整、レースにエントリーするためのクリック合戦、レースでのペースコントロール、レース当日の天候などなど、これらのひとつでも上手くいかないと達成が困難になります。
でも、難しいからこそ、格別の達成感を味わうことが出来るんですよねぇ~(^^ゞ
マラソンって、奥が深いですね・・・。
それがやっと心の底から理解できたような気がします。
それにしても・・・
次の目標はどこに置けばいいのやら・・・(^^ゞ
サブ3.5は、まだまだ遠いな・・・
しばらくは、体と心をしっかり休めようと思います。