1993年8月。社会人1年目にして給料もちゃんと入るようになったのを機に、自分のクルマを持つことを決意した。
ところが、その決意も中途半端だからまずいんだよなぁ・・
とりあえず安いのでいいやってことで、買ったアルト。
車屋は露天の空き地で営業しており、契約の時には主の奥さんが経営している喫茶店で書類書きとなった。初めての車買いは、本当にいい加減にやってしまった。
買った翌日にエンスト!
クルマ初心者の私は何も考えずにエンジンもかかっていない状態でハザードを出し続けた。
たしか近所の知り合いの車屋さんに来てもらって何とかしてもらったと思うのだが、来てもらったころにはバッテリーがあがってしまい自力走行不能。
ブースターケーブルというものを積んでおくことの大切さをこの時に知った。
まぁそれでも半年くらいは何とかなっていたのだが、そのうち回転数が不安定になる現象がよくみられるようになり、クルマに詳しい友達に見てもらって調整してもらったりしていたが、1年半後にはいよいよだめになってしまい、その後は電車orバス通勤の日々となる。すぐ近所に同じ職場の人がいてくれたのでたまに送り迎えしてもらえたのも助かったが・・
こんなボロ車なのに、一時期、大学時代の友達に譲って乗ってもらっていた。
3か月で帰ってきたが(笑) 手続きが面倒なだけだった
それから「オイル交換」という作業をしなければいけないことをすっかり知らないままであったという事実も。恐ろしいことである。こんな当たり前のことをやってなかった。あるときだれかに見てもらって「オイルないですよ」なんて言われて、え?なにそれみたいな。
でもまぁ、今となれば、クルマというのはいきものであって、ちゃんとみていってやらないとダメなんだってことが分かったいい機会だったとも思える。
ちなみに、この車は前の所有者がヘビースモーカーだったのかもしれないが、ひじょうに車内が臭かった。購入当初から。夏場は特ににおいがきつく、弟を同乗させるとき、決まって彼は「くうっっさっ」といいながら乗り込んでいたのもいい思い出である。
(1おわり)
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クルマとの思い出 | クルマ
Posted at
2016/07/23 18:38:56