最終回を迎えたにも関らず、今回は番外編です。
R2の純正カーオーディオを、入れ替える側の社外オーディオと交換することになりました。
以前スバル車用の変換ハーネスは中古で安く手に入れていたので、楽勝かと思いました。
※余談ですが、純正1DINは表面パネルを外すだけなので楽勝ですが、純正2DINはマツダか何かと同じ方式で、針金か何かを差し込んで奥のロックを解除するタイプだったような?
純正オーディオを外したところで気がつきます。純正オーディオのアンテナ差込が本体ではなくケーブルに刺すようになっていて、しかもそのケーブルが結構長い!
純正アンテナは運転席足元左側のあたりに隠れています。どう考えてもこの位置から社外オーディオのところにアンテナが届くわけがありません。一体何なんだスバルは・・・
社外オーディオは本体そのものに車体からのアンテナ線を差し込むものがほとんどですので、これでは車体側アンテナと社外オーディオが結線できません。なのでオーナー様に、ラジオを聞くためには延長ケーブルを追加購入して取り付けなければならないが、ラジオをあまり聞かないならそれは不要だし、聞くなら買わないといけない旨説明いたしました。
またしても追加出費が出たので少々ご不満の様子。いやいやいやいや、わざわざ調べでもしない限りこんな情報R2の純正オーディオから社外オーディオに交換した事のある人しか知らないから!
私はオーディオを取り替えたりスピーカーを取り替えたりなどその手の作業は何百回もやっていますが、スバルのデッキ交換だって社外→社外なら最初からアンテナ線が延長されているので気がつかないでそのまま作業してしまいます。
要するに、わからない事があったり不具合が出たときに、すぐ解決策を提示できる能力、技術があるのなら別にそれで良いんじゃないかと思うのです。が、親友は「最初からちゃんと調べておけー!」と言いたげです。どれだけ厳しいんだよ。泣くぞ(笑)
で、750円でアンテナ延長ケーブルを買ってきて、ハーネスとオーディオを結線してめでたしめでたし。ちなみにアースはオーディオ取り付け位置の奥にちょうど良いボルトがあるので、そこに共締めすると良いでしょう。
と思ったら、異常にラジオの感度が悪いです。確かにこのあたりはラジオの電波が弱いのですが、それにしても・・・
そこでお約束のみんカラ等で調べると、スバル車でショートアンテナ固定式もしくはプリントアンテナ式のラジオは、微弱電波を増幅するため車両側にブースターが内蔵されているとの事。
そしてそのブースターへの電源供給は
「アンテナコントロール」線から入力するとのこと!
そんなことわかるわけないじゃん!なんでもこれはディーラーですらたまに間違うらしいです。というわけで結線のやり直しです。
車体カプラーから変換した側には青線で「アンテナコントロール」があります。問題は取り付ける社外オーディオ側です。紛らわしい色の配線が何本かあり、どれがアンテナコントロールだか説明書もないのでさっぱりわかりません。まあ難しく考えなくても要するにオーディオが動作している間は常にアンテナコントロール線に+12Vを流し続ければそれで済む話なので、赤い線のACC電源とアンテナコントロールを結線しました。
ちなみに間違って黄色い線の常時電源と結線してしまうとバッテリー上がりの原因となりますので要注意です(笑)
これでばっちりラジオが聞こえるようになりました。
ところがもうひとつ問題が残っています。例の左後席のドア内張りです。残念な塗装結果にオーナーも残念。そこでお願いをいたしまして中古で内張りを交換する許可をいただきました。一応解体屋の全国ネットでも検索してみたのですがドアASSYしか登録されていません。まあ現車がたまたまあれば内張りだけでも売ってくれるのでしょうが探すのは不可能です。するとヤフオクに1点だけ出品されていました。コラムE20、同じ色で間違いありません。早速注文しました。
まつことしばし。ようやく念願の中古ドアトリムが届きました。オーナーさまに来ていただき、「10分くらいで交換おわるからー」といいながら外したドアトリムと届いたドアトリムを比較してみます。
下が塗装失敗して交換する羽目になったドアトリム。上が今回届いたドアトリム。何だかほとんど同じなのに形状が違う!?
具体的にはドアロックノブの取り出し位置が前と後ろでまるっきり違う。ドアトリム上部後端一部が他のパーツと組み合わせる形状になっていて2センチ×10センチくらい窓との隙間があいている。内側はクリップの位置が2箇所違う。なんだこりゃ!!!!!
それを見たオーナーである親友は「あーあ」とか「だめじゃん」とか何故か嬉しそうです。なんで嬉しそうなんだ!?
いやいやここで諦めるようでは男がすたる。2つほど解決案を提示してみました。が。拗ねたのかなんなのか「めんどくさいからもう元の色塗ってある内装のままでいいよー」と言い出す始末。
ていうかスバルさんよ!前期後期で多少変更があるのは構わないけれど、例えば今回の場合なら隙間にははめ込み式の小さなカバーを新規で作るとか、いくらでもコストを掛けないで改良する方法があるだろうが!ドアロックのつまみの位置もなんでわざわざ変更する必要があるのか全く意味不明だよ。確かに色々こだわった造りをするスバルだから人気があるんだろうし俺も感心したんだけれど、さすがにコレはないわー。見た目が9割同じで質感もデザインも何もかも同じで全く改良とはいえない内装部品に無駄なコストをかけたりするから自社開発軽自動車から撤退する羽目になったんじゃないの?お金をかけるべきところと掛けないところとか、限りある資金の投入優先順位を間違いまくるあたり、きっとスバルR2は誰かさんと相性がいいに違いないな(笑)
そんな与太話はさておき、オーナー様には「そこ補修したことを知らない人が見たら、特に気にならないレベルには仕上げるから」となんとか説得し、面倒がる本人をやっと説き伏せて2コイチ作戦発動の許可をいただきました。
3時間くらい必死に集中して作業していたので画像はイマイチです。
まず元のトリムの塗装している部分だけを切り抜きます。
次に取り寄せたトリムを、先ほどカットした部分より多少大きく、そして要所要所では元のトリムとなるべく見えないところでリベット接合できるように足つきでカットします。
そのあとはカッター、ディスクグラインダー、ハンドバーナー、リベットを駆使して切り取った無塗装の内張りに被せる形で塗装した内側だけを溝に沿って切り取った元の内張りと接合します。
本当は表面から3箇所程度でもリベット止めできれば簡単だったのですが、オーナー様は「それだけは絶対嫌!」と拒否されましたので、ドアを開いた時に見えるほうの側面にリベット1箇所だけ我慢していただき、あとは見えない部分のリベットとPP樹脂を裏側からハンドバーナーで溶かして溶着して体裁を整えました。ていうかオーナー様、「それは絶対嫌!」とか「あーあーだめじゃん」とか、結構容赦ない言葉が降り注いでくるのでありがとうございます!我々の業界ではご褒美です!、じゃなくてツンデレのツンとか拗ねているあたしをかまって欲しいの、とかそういう類のアピールなのでしょうか?いや絶対に違いますね。
はい完成。裏側はこんな状態になっています。いやー、ハンドバーナーとマイナスドライバーでPP樹脂を溶かしながら溶着してみたのですが、接着剤の効かないPP樹脂の接着方法としては失敗さえしなければなかなか良い方法ですね。今回?今回は一箇所も失敗しませんでしたよ。失敗するとまた怒られますからね。
表側はこんな感じ。時間がおしていたので装着後の画像が無くて申し訳ありません。しかもピンボケ。何かの機会がありましたらきちんと取り付け後の画像を貼っておきますのでご容赦を。
で、オーナー様に感想を聞いてみました。
オーナー様「ははははははは・・・・」
なんなんだその笑いは!?なに?なに?小学生の工作レベルにしか見えない???全然ダメってこと?????でもこの場所を加工したと知らなかったら違和感無いレベルに仕上がっているでしょ?少なくても元の塗装内装よりはマシだよね?ねっ?
オーナー様「いやまあ、この部分を加工したって知ってるからだけれどね・・・」
なんとも判断に困る評価です。ていうかちょっと厳しすぎやしませんかね、とほほ。
そんな訳で頑張りました俺。オーナー様が全然褒めてくれないので自分で褒めてみました。
何か作業が発生したときにはもしかしたら更新するかもしれません。今回のお別れの言葉は、コレにしておきますか。
それではまたお会いしましょう!