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あきらのカーライフのブログ一覧

2023年10月18日 イイね!

宗教学 オイル粘度

宗教学 オイル粘度オイルは純正油を指定の交換頻度で使っていれば壊れもしない。
拘れば宗教の様に嵌ってしまう。

ラングラー3.6JLの指定油 0W-20
0Wとは?
『低温時のオイルの硬さ』間違いではないが
学生の頃記憶ありませんか?細かい先生だと『×』貰います。
正確には低温時のクランキング粘度とオイルポンプが吸い上げられる粘度の
始動可能とされる温度です。

低温クランキング粘度 低温ポンピング粘度 100℃粘度
0W  6,200 @-35℃ 60,000 @-40°C     3.8
5W  6,600 @-30°C 60,000 @-35°C     3.8
10W  7,000 @-25℃      60,000 @-30°C     4.1
15W  7,000 @-20°C 60,000 @-25°C       5.6
20W  9,500 @-15°C 60,000 @-20°C     5.6
25W  13,000 @-10°C 60,000 @-15°C     9.3

例えば0Wの場合。-35℃の時にオイルのクランキング粘度は6,200cP以下、-40℃の時は60,000cP以下、100℃の時に5.6cST以上必要ということです。
低温クランキング粘度はセルモーターが廻ってエンジンが始動出来ると想定される粘度低温時はバッテリー能力も含めてクランキング能力低いので低い粘度指数にはなってますが低温ポンピング粘度というオイルポンプが吸い上げられるとされる粘度は全てエンジン廻れば同じという考えで60,000cPという粘度になります。
マイナス35℃まで気温が下がる所に車で行くか?  行かないです。
マイナス30℃は?                行かないです。

一昔前の鉱物油の頃は重要だった指標ですがラングラーは化学合成油指定なので次期オイル選びの中でウインターグレードの『W』は無視してます。
0Wという低温グレードのを造るのには添加剤では難しく良いベースオイルが必要なので0W-20と5W-20の2種類のオイルが同じ銘柄だった時は0Wの方がベースオイルが良い物があったりします、ただ5Wは極低温を捨てているため高温側の性能を重視している場合があります。


次に高温側の0W-20の『20』の方の規格です。

    100℃粘度    150℃粘度
8   4.0<6.1     1.70
12   5.0<7.1     2.0
16   6.1<8.2     2.3
20   5.6<9.3     2.6
30   9.3<12.5     2.9
40   12.5<16.3    2.9 or 3.7
50   16.3<21.9     3.7
60   21.9<26.1     3.7

100℃の時のオイルの粘度と150℃の時の粘度です。
20の時の100℃の動粘度は5.6~9.3cST、150℃の時高温高せん断HTHS粘度と言われますが高温時の高回転ギンギンの時の粘度で2.6cP以上になります。

面白いですよね。仮に100℃の同粘度が5.6でも150℃粘度によって12、16,20に分かれるんです。なんでか?省燃費性が求められてきて高温側が細分化されて行きました。日本でブレンドされているオイルは100℃もそれ以上に150℃の粘度を公表しているブレンダーは少ないです。
100℃付近は通常時の粘度、150℃は夏季の渋滞時や登坂時、ギンギンに廻す時の指標ししてます。
100℃粘度で6台で20のオイルもあります8台後半でも20のオイルあります。
柔らかければレスポンスと燃費は良いが油膜は薄い
硬ければ油膜は厚い
省燃費重視のオイルか保護重視かレスポンスやロス重視のレーシングオイルか
指数だけで数値がないと判断しずらいです。

粘度をみるにあたり40℃の時の粘度も有りますがこれも公表しているブレンダーも少ないです。
これが低いとオイル交換時にシャバシャバしたオイルと感じるかもしれません。
低温時の粘度からこの40℃粘度まで一気に変化するオイルや高温側の粘度と変化が他に比べると少なかったりベースオイルの種類によっては逆転したり面白いです。
この40℃粘度から高温側を私は重要項目にしてます。
ハイブリッド車ならばこの辺を多用する可能性もありますが
私のラングラーの場合、冬でも暖房の温風出る出ないの温度で
エンジン廻すことないです。

とにかく日本のオイルブレンダーは海外よりも公表してくれないので私の中で
どんな性格のオイルにしたいのか分からないので真っ先に選択肢から外されます。


オイルの粘度がエンジン全体の潤滑に影響するのではなくベアリングやコンロッド辺り。燃費やレスポンス無視して保護重視にしても冷却性能も落ちかねない。
バルブステムなんかはガソリンで潤滑?なので燃料用丸山モリブデン使ってます(余談)

ペンタスターはベアリング粉砕という弱点も有るので粘度も気にしますがそれ以上にピストン、カム辺りは粘度ではなくベースオイルや添加剤が重要なので粘度はオイルのコンセプトの方向性として考えてます。

石油元売り系のオイルは公開してくれているので信頼出来ると思います。
自分たちで研究してベースオイル精製してるんですからね。
粘度から入るかベースオイルや他の内容から入るか色々あると思いますが
どうして日本のオイルブレンダーは公表したがらないのでしょうか?
私が問い合わせた会社は一切答えられないみたいな…。
そこはそうでしょうね。

だから缶入りではなくプラボトル使えなんて言われてしまうんでしょうね。

画像は私が楽しくオイルの事楽しんでいるYouTubeのLubrication Explained
https://www.youtube.com/@LubricationExplained
の粘度指数の説明の表です。

表がガチャガチャで見辛くなってしまいごめんなさい。



Posted at 2023/10/18 21:33:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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