
API、ILSAC、ACEAとか、
SN、SP、GF-6、C2、C3とかは聞いたことありますよね。
APIは米国石油協会が中心、ILSACは日米の自動車工業会、ACEAは欧州自動車工業会の規格なんです。
APIとILSACは同じ様な内容、SP=GF-6でOKです。
ヨーロッパ規格もほぼ同じですが更に細かく細分化されているのが
オイルの寿命、高温時のせん断粘度、硫酸灰濃度です。
環境保護の目的からオイルは長く使う
アウトバーンみたいな道路を延々とかっ飛ばす
排ガス浄化装置GPFやDPFの目詰まり防止
そんなあたりもACEAでは規格で別れてます。
API規格のみのオイルだと欧州車には不具合出る可能性もあります。
逆にACEA規格はアメ車や日本車には問題なくエンジン保護性能上がるけど燃費がごくわずかに落ちる可能性あります。
こだわったり真面目に性能を求めるオイルメーカーは同じ商品でもそれぞれ同時認証貰っていたりAPIとACEA個別に認証をとり販売していたりします。
そんな商品は燃費を求めるならばAPI、保護性能ならばACEAを選んでも良いと思います。そんな会社が私は好き♪
同じ粘度指数〇W-〇〇でも高温高せん断粘度HTHSが欧州規格の方が同じか高いです。
これは150℃の時にギュッと金属同士をこすり合わせた時の数値です。
高い方が油膜は厚く、摩耗に対する効果も高いです。でも硬く油膜が厚いので若干抵抗は増えます。若干といってもごく僅か燃費が落ちる理由です。
40℃、100℃の粘度も大切ですがこの150℃の時の数値がエンジンの摩耗には影響大きいです。
油温計なんかも3.6ペンタスターなんかはオイルフィルター下の水冷オイルクーラー部分に付いていてエンジンに入っていく前の温度です。冷えた状態読んでます。
バルブ周りはこの温度でしょうけどピストンジェットからピストンに吹き付けられたオイルやクランクでグリングリンされたオイルはエンジンから熱を奪ってもっと高温でしょう。
アメリカやヨーロッパのオイルメーカーはこの辺りの数字は公表してますが
日本はきちんとした所は公表してますがエンジンぶん回した時に柔らかい方が回転の伸びを感じるのでHTHSを上げずに非公開だったりしている所はきちんと確認した方が安心と自分は思ってます。
〇〇配合なんて書いてる会社でこの辺りの数字公表してないところは真っ先にオイル選びから私は削除してます。ちょびっと添加や質の良くない名前だけの物なら数値上がらないですしね。
青とピンクの会社なんかは公表してないけど良いと言われて〇〇ーズ信者さんにそれいうと攻撃されるます(笑)なんに関しても『らしい…』が多く、
やはりオイルは宗教です。
某オイル信者さん、サーキットスポーツ走行だったり、趣味の領域では使用者多いですがガチの競技になると使用率減るのどうしてなんでしょう。
あっ、これに関してはデータないです主観です、宗教なので(^^ゞ
タイトル画像はUnil opalさんのHP画像をお借りしました。
https://unilopal.jp/
JLの2.0Tには良いオイルだなと思う商品もあります。
元々は欧州設計ですしね。
Posted at 2023/10/21 11:54:00 | |
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