
次期使用オイルの選択の中でもうひとつ候補になっているのがSUNOCOのオイルです。米国では歴史がある会社ですが日本では日本サンオイルという会社です。
サーキット走行や競技をされてなければ馴染みが薄いかもしれませんが競技では定評のある会社です。
各石油元売りオイルが自社製造ですがキグナスのオイルは日本サンオイルの製品だったりレース用燃料なんかも製造販売している会社です。
そしてこの会社、冷凍機や冷媒等のコンプレッサーオイルでは大きなシェアを持っておりそこで使われるエステル系のノウハウを持つ会社でもあります。
日本のオイルブランドの中でも性状公開が多く私も使用オイルについて問い合わせしましたがとても親切に対応して頂けました。
このみんカラでもSUNOCOさんのページ有ります。
私が自分の3.6ペンタスターの使用オイルの中でこちらのBRILLシリーズを使いたいと相談しました。
PAO+エステルがメインの基油でバリバリ競技向けです。
ポリマーを使ってないので違う粘度指数を公表している割合で
混合すると希望する粘度指数が作れるなんてほんとマニアック。
エステルには加水分解や熱による分解等ネガティブな要素もありますが
SUNOCOさんはそれについても正直に公開してます。
β水素が少ないエステルを使っているが鉱物油より耐久性はちょっと良い程度と。
なのでバリバリ競技向けで私の様なストリートのノーマルエンジンにはSVELTシリーズをとの事。
SVELTシリーズは化学合成油とエステルがベースオイルです。
エステルの配合比率は少ないと思いますが
吸着性や潤滑性の良さから油圧が低い回転を多用し
油温も120℃に達してしまう私の車には
耐久性も捨てられないですがやはり気になってしまいます。
エステル混ぜてますとどんなエステルか分からない会社よりも
エステルのノウハウを持つSUNOCOはやはり惹かれます。
SUNOCOさんもノーマルでサーキットを走るならこのSVELTで良いという見解みたいです。
私の指定油は0w-20でSUNOCOさんもこれでとの事ですが
エンジン保護ならば5W-30、そして燃費や吹け上がりに影響はあるが
使えなくはない保護バリバリ重視はSVELT EURO C3 5W-30との事。
0w-20で100℃粘度8.7 HTHS2.6なので今使っているオイルとほぼ変わりません。
5W-30は100℃粘度10.21 HTHS 3.1で一気に保護性能上がります。
他社の5W-30よりも高めの値です。
EURO C3 5w-30ですと100℃粘度11.92 HTHS3.5
凄いです。
2.0Tならば即使ってるかもしれないです。
HTHS3.5なんてー30の国内販売オイルでどれだけあるのか?
同じ粘度のRoyalpurple HPSやMOTUL 300V並です。
確かに今のオイルからこのEURO C3に変えたら吹け上がりに重さ感じるかもしれないが真夏にはEURO C3という選択肢もあるかな。
別に高回転までレスポンス楽しまないので吹け上がりより老け上がりが気になります(^^ゞ
問い合わせ窓口で他社は一度の質問で答えられる範囲の回答で終了、
SUNOCOさんはエンジン型式や年式を逆に聞いてきてそこで見解を答えてくれる
なんていう対応で信頼感増しました。
国内製造オイルではGR TURINGとこのSVELT 5w-30,EURO C3 5w-30のみが
次期選択オイルの候補で残ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=Qu1d1Jamu4w
https://www.youtube.com/watch?v=MGdsHfOODsI
https://www.youtube.com/watch?v=NxxLwkon3sE&t=213s
Posted at 2023/11/04 11:18:08 | |
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