
テッツァ再度の入院から帰ってきました。
というのも今回車検で色々パーツをリフレッシュ兼グレードアップさせまして、車検から返ってきてすぐ200kmほど高速や市街地を慣らし走行してました。
最初の頃は特に何の異音や異常は無かったのです。
ところが200kmほど走った後くらいから、30km/hほどの速度からブレーキを軽く踏んでパッと離すと、足元からカタッと音がすることに気が付きました。
音楽をかけていると全く分からないくらい小さな音でしたが、走行距離を重ねるごとに音は大きくなり段差を超えるような箇所でもカタッと音がするようになってきました。
しかも初期症状では左前から聞こえていたのが、右前からもするようになってきて、
神戸⇔鳥取の帰省から帰ってきた頃には大分酷くなっていました。
よって再度、車検に出したショップに入院して原因究明という形になりました(;_;)
(なので金沢遠征にテッツァで行けなかった・・・)
しかしこれがまた「音」だけで「フィーリング」自体は全く違和感が無かったのです。
今回、足回りのリフレッシュにつき、ロアアームやハブボルト打ち換え、FキャリパーOH(リアはOH済み)、ブレーキホース、ブレーキローター、ブレーキパッド、マスターシリンダーOH、当然ブレーキフルード等かなりリフレッシュしたつもりでした。
自分でも色々原因を考察し、「ハブベアリングの寿命」や「ボルトの緩み」、「強化品はそんなもんや説」など色々考察したのですが、如何せん素人考察には限界があるのでショップ行き・・・
しかし、車検を出す前には音は皆無でしたし、ショップも車検出す前は確かに音はしていなかったと言っていたので、今回車検で取り付け整備した箇所だろうと。
で、長々と前置きを書きましたが、結論を書くと、
(というかタイトル画像にある通り、)
「ブレーキローターの歪み」が原因でした。
↑↑↑↑↑↑
(母材がDIXCELのプレーンで加工屋がスリット等を入れた商品でした)
ショップに預けて直ぐにジャッキアップして確認した所、Fタイヤを手で回した際、ローターとブレーキパッドが擦れる音が均等ではないことが分かりました。
また、強く揺するとナットで固定しているのにも関わらずローターがカタカタ左右に動いていたそうです。。
どうも5本のハブボルトとローターの5穴部分のクリアランスが1mmほどクリアランスが開いていたそうで・・・
これらの原因から恐らくローターの歪みが原因だろうと分かったので、取替前の元々着いていた古いローターを装着して走行した所、見事異音は無くなりました\(^o^)/
で、現在異音解決で一応暫く様子見ではありますがテッツァは帰ってきて試走中です。
さて。異音は解決しましたが、なぜそうなったのかも考察したいかなと。
ショップも初めての異音のパターンで原因の調査にはかなり苦労されているようでした。
色々と情報を集めて下さって出た結論が、
「DIXCEL製品でも廉価版のローターには焼きが入っていないものがあって、それらは走行後直ぐに歪んで異音が出る症状がある」
とのことでした。
軽自動車やコンパクトカーなど、軽量かつさほど強力でも無いキャリパー能力では歪みが出るほどの熱が出ないらしいのですが、普通車、とりわけ1300kg級でFキャリパーは数クラス上のアリストのキャリパーと共用な上、リアに至ってはアリストより経の大きいピストンを装備しているパワーは無いのにそこだけオーバーキャパな設計の車でして、しかも今回ブレーキパッドを「アクレ フォーミュラ700C」を入れています。(素材はカーボングラファイトメタリックで適正温度は常温~700℃)
慣らし走行をしていたつもりですが、歪みが入りやすい条件は見事なくらい揃っていました。
よって、これが歪んだ原因かと思われます。
(正直、熱が入るような走行はしていないが・・・)
でもって、ショップが足回りに詳しい人に聞いたらDIXCELの焼きの入っていないものが歪みやすいのは結構有名な話だそうで・・・
有名モノでも安い物と高い物の違いはちゃんとあるってことですね。
勉強になりました。
今回、ほぼドレスアップ目的でスリットローターを入れましたが、200kmで歪ましてダメにしたというお話でした。でも歪みが更に進行すればブレーキパッドが当たらなくなり制動力が落ちたり、歪みがクラックに変わることも十分あり得ますので、異音がした状態で走るのはダメです!原因が解決して本当に良かったです。
ショップにも多岐にわたる作業を頼んで労力をかけてしましました。
まだテスト走行中ですが、やっと安心して走れそうです。
ちなみにこれは余談ですが経験論として、ブレーキング性能が大きい車にはハイグリップタイヤを履くべきです。少なくともエコタイヤなんかはNG。
なぜならブレーキ能力が上回り、すぐタイヤがキャリパーの制動力に負けロックするからです。強化パッドなんか入れると尚更。
もちろんABS付きですが、ABSはブレーキング中の旋回を行える様タイヤのロックを防ぐ装置であって、路面条件にも寄りますがブレーキ能力とタイヤのグリップ力が均衡してこそ最大の制動力が得られるのです。
昔あそび用で195幅のエコタイヤを履いていた時がありましたが、マジで止まりません。すぐABSが介入する上に制動距離が圧倒的に長いです。
Posted at 2018/08/23 22:31:19 | |
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