
サーキット入門として、車(特にFR)のドライビングテクニックを学ぶためにNCロードスターを購入して早半年が経ちました。
そしてやっと機会がやってきて、人生初のサーキットデビューは"モーターランドSUZUKA"に決定しました♪
その名も「ロードスターフェスティバル2021(Rd.2)」通称ロドフェスへの参加です。
最初と最後の2度言わせて頂きますが、今回の走行会へお誘いのお声を頂いたタケさん、本当にありがとうございました!
大きな一歩を踏み出すことが出来ました。
そして思ったのが、一歩踏み出したら二歩はもうすぐ足が出るものですね笑
(2ndトライ、備北サーキットで練習フリー走行デビュー編はコチラ↓)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2490014/blog/45492502/
さて、今回走るサーキットは"モーターランドSUZUKA"です。
文字通り三重県にある鈴鹿市の南側にあるミニサーキットの部類になるサーキット。
みんなご存知の鈴鹿サーキットとは違いますよ笑
鈴鹿サーキットより南に位置し、津市との境にあるギリギリ鈴鹿市に入っているサーキット。
すぐ近くには"鈴鹿ツインサーキット"もあります。(ほぼ隣)
イベントは朝早くから始まるので、前泊で鈴鹿入りしてホテルから出発しました。
朝起きてみると生憎の雨模様。。

サーキット場の方はどうなっているのだろうとちょっと心配。
会場に着いた頃には霧雨くらいで雨は上がっていました。
既に大半の方が到着してメンテを始めています。
この時8:00ジャストぐらいでしたが、ゲートオープンと同時来られている方が多いんですね。前泊で鈴鹿入りしていたので自分ももうちょっと早く来ればよかったなと。

この時タケさんが手を降ってくれて何となく陣取っている場所に停車。
受付場所や走行前のチェックやアドバイスを頂きました。
(工具とかも貸していただいてありがとうございますorz)
初めてなので、と言ったら元も子もありませんが、本当にもう右も左も分からない状況です。。
(なんかドローンおる!)
受付でエントリーを済ませて渡されたゼッケンと計測器を取り付け。
なんだかゼッケンを付けると無意識に気合いが入りますね。新鮮。
計測器は車両にガッチリ取り付ける機構かと思ったら男のガムテープ貼りです。ナンバーにコーティング掛けて無くてよかった。
養生テープとかだと強い横Gや振動で吹っ飛ぶみたいです。
(実際イベント終了の回収時に1台計測器が吹っ飛んでたみたいで有志でコースを歩いて探しました笑)
開会式を経てルールやフラグ意味合い講習があり、そのあと9:00からAグループから順に走行が始まりました。
イベント名の通りロードスターオンリーの走行会で、NA~NDまでの4世代が混合で数台に分かれてグループ編成を組んで15分枠をそれぞれローテさせて走るルールでした。1時間に1回枠が回ってくる感じです。
自分はというと・・・
ゼッケン番号から察する通りAグループです。
開会式から間髪入れず走行が始まるので、最初は数周タケさん運転で助手席に座り、コースインからコースレイアウトのレクチャー、追い抜き、抜かせ、コースアウトの手順を教えて頂きました。
もう何から何まで・・・orz
そしてその後ピットインしてボクが運転席に座り、ついに初めてのサーキット走行です。
正直にいうと、もう周りの車両への気遣いとウェットで滑ることへのステアリング対処で非常に忙しいというか、とても攻めた走りというものは出来ませんでした。
枠を走り終えた後、計測記録ランキングを見ました。
(実名での表示なのでモザイクで消して自分のとこだけ赤線引いてます)
最☆下☆位
しかも雨は止むどころか強まる時間帯も。
そんな感じで2枠目、3枠目も攻めるというよりかは、とにかくグリップ出来る限界を知って路面を捉えるギリギリを探り走ることに徹しました。
(後付け設定じゃなくてホントですよw)
気がついたら午前中の走行は終了。
昼休憩時間の合間に公式宣伝動画にも使われるパレード走行が始まり。
40数台の新旧ロードスターが2列隊列を組み走行する景色は格別でした。
ロードスター買ってよかった。
午後枠ではグリップ出来るギリギリで「攻める」ことに徹しました。
滑るか滑らないか、アクセルとステアリングの切り具合は細心の意識を集中させて。結果的には午後の2枠目ラストが自己ベストで一番タイムが良かったです!
しかし、周りの速い車につられて向こうが行けるならこっちだって!という気を一瞬でも起こすと・・・
2枠目でしたね。
スピンしてコースアウト\(^o^)/
エスケープゾーンに突っ込んだのでガードレールやタイヤバリケードに突っ込むよりましですが、サイドステップのクリップが3つ破壊され浮いています。。
そのままピットインして2枠目終了。。
幸いタイヤやブレーキには問題無くクリップの損傷だけで済みましたが、昔アルテッツァで雪道で滑り縁石に接触した感覚を思いましましたorz
完全に滑走してブレーキ踏むも虚しくスケートの如くダート路面まで吹っ飛びました。スピンさせた方が良かったのは結果論ですが、咄嗟で行うのはやはり難しいです。
タイヤはダンロップの輸出向けルマンV(スポンジ無しver)とかいう、グリップ走行はおろか、恐らくドリフト枠の方でもそんなレベルのタイヤで走っている人はまず居ないんじゃ無いでしょうか笑
(自分としては目的があってのチョイスですが)とにかく場違いなタイヤで出走しただけあって、ウェット弱いです。マジ。
スポーツタイヤのパターンデザインってご存知ですか?
タイヤの溝が少なくて、ラインも切れ込みが特殊でコンフォートタイヤより少ないので排水性が悪いって思うでしょ?
そ ん な こ と な い よ う で す 。
さっき言った通り速い車と同じラインとスピードレンジだけ低い領域でコーナーへアプローチしたのに自分だけ挙動を乱してスピンからのコースアウトでエスケープ・ゾーン逝きでしたから。
自分的にはそんなに下手な操作をした覚えは無いし、向こうは別に挙動を乱してないのです。
実際タイムもNCロドが非常に少ないので馬力・車重の観点でも単純な比較は出来ないですが、皆速いのです。
Sタイヤじゃないリアルハイグリップスポーツタイヤはウェットでも速い(確信)
特に同じブレーキングポイントで止まれないのは本当にタイヤのせいだと(汗)
コンパウンドってウェットでも非常に重要なんですね。
スピンしているのは自分だけでは無いですが、やはり皆さんと同じライン、ブレーキングポイントを参考にしても限界値故か(腕だろってw)トレースは出来ませんでした。
ちなみにコースアウトした前のラップが自己ベストタイムだったようです。
たぶん自己ベストが限界の壁で、その先超えたからスピンしたのかもしれませんね。
基本的に後ろから来た車は全て抜かせて避けたのでタイムにはバラつきがあります。
結局タイムは上がりましたが、それは皆さんも同じで総合結果ではまたしても最☆下☆位\(^o^)/
トップとワースト(ワイ)の間には圧倒的格差ッ・・・!
しかも1秒タイムを縮めるって相当な鍛錬が必要です。。
だって最初の勝手を知るための1枠のベストタイムから最後のやっと走り慣れてきた最後の枠の自己ベストのタイム差でも2秒「しか」縮まっていませんから。
雨という環境は皆同じですから、この自己ベストから更に2,3位上がろうと思ったら結構な練習が必要だと思います。
そんなこんなで今日の走行会は終了で閉会式。
世代・クラス別の表彰式です。
午後のタイムアタック本番の記録から上位の人らが表彰と景品を渡される中・・・
2000ccクラス(つまりNCロドオンリー)の表彰。
「ゼッケン番号3番!」

? ? ?
お分かり頂けただろうか・・・
タイムランキングの用紙を見るにNCロードスターは自分だけだったという事実。
つまりクラス別ではNCが自分だけだったのでタイム不問で確定1位という!
(午前はAグループに自分以外のNCが走っておられたのにどしたんだろ?)
とりあえず(不本意ながらw)デビュー戦で表彰されて嬉しかったです。
帰り道は助手席に景品を置いて帰りました。(謎の優越感)
充実した意義のある1日になりました!
サーキット走行自体からは余談になりますが、
ドローン撮影隊の空撮技術は凄すぎます!
MFゴーストって漫画、ご存知ですか?
分かる方には早い話、あの漫画みたいに走行中の車の数m近くまで追走して撮影するんですよ!
それこそ1.5mぐらい近づいての追走です。
もう窓から手を伸ばしたら捕まえれそうなくらいに!
操縦の腕もですし、ミニサーキットぐらいのスピードレンジならドローンの動力性能で十分に追走空撮できるみたいです!
(恐らくかなり高価なプロ用ドローンなのでしょうが)
公式の動画はYouTubeにあります↓
https://www.youtube.com/watch?v=jvULU3uqOyw&t=8s
まとめとして先述の通り、今回のイベント走行会で初めてのサーキットデビューを果たすことが出来ました。
お誘いのお声やアドバイスを頂いたタケさん、そして主催者・スタッフの方々ほんとうにありがとうございました!!
敷居の低い走行会と名をうっている通り、右も左も分からない自分でも何とか無事に走り終えることが出来きました。
ウェットという言い訳もありますが、恐らくベテランの方々(特にAグループの方々)にはアホみたいに挙動を乱す若葉マークもいいとこな遅い自分が居てタイムアタックの邪魔になっていたのは自分でも薄々背中で気づいいましたorz
(自分的にはかなり必死でしたが。。)周りの流れに着いて行けるようなレベルを目指ざすことを目標に精進したいと思います。。
また、速い人の車に乗せて頂く機会も頂き、大変自分の知見が広がり勉強になりました。
如何に自分のドライビングに無駄な動きが多いことか思い知らされました。
でもそれに気づく機会というのは中々無いもので、それを目の当たりにしてなんだか初めてスタートラインに立てたような気がします。
ボクが求めていたのは正にそれで、タイムアタックでNo1を取ってやろうとかそういうことは実は求めていません。
免許を取ってもうすぐ10年が経つ節目。
自分のドライビングというのが固まってき始めた今、一度自分を振り返ってみて無駄なもの、必要なものを理解して次の10年に活かしたいと思って未知なるステージであったサーキットを走りたいという願望がありました。
(あと裏設定でいつかはニュルブルクリンクを走りたいための布石笑)
しかし、タイムを縮めることは無駄を無くすことでもあるので、今回のタイムをベースとして色々自分を見つめ直したいと思いました。
公道で活かせるものは少ないかも知れません。
でもFRという世間一般でいうなら"不安定"な駆動方式であることは周知の事実ですので限界や破綻時の挙動・制御を学ぶ機会としてサーキットというのは非常に有効なんだと思います。(もちろんどの駆動方式・車両タイプでも同じことは言えます)
ちょっとマンネリしてきたスポーツカーライフに新たな風を吹き込むため、今後も楽しみながら新たな発見と体験を得るためにちょこちょこ走りたいと思います!