kanchi++のブログ一覧

さてさて、どうしてこのようなことになってしまったのか。

いや流石にこれは取り付け後に気づくだろう！とディーラーに対してイラッと来る部分もあったんですが、怒るのをぐっと堪えて、まずは問題を冷静に分析してみました。

まずこれが、AKY-X6の性能的な問題であり、仕様である可能性を否定するところからはじめます。
同機種のバックカメラを車内に取り付けしている動画をYoutubeで片っ端から見てみます。
流石に4Cのものはありませんが、4Cと同様に暗い車内に設置している例はまーまーあります。
ですが、どの動画を見てもぼくの状況のように屋外が完全に白飛びしてしまっている動画はありません。
これはどうやらぼくの個体の問題である可能性を除けば、ハードウェアの問題ではなさそうと言えるかと思います。

次に仮説を立ててみます。

他のうまく行っている動画の例との決定的な違いは映像の大半に暗いエンジンルームが映ってしまっている、屋外との明暗差が原因ではないか？という仮説です。

前提として、スマートミラーは殆どの場合ドライブレコーダーを兼ねています。
多くのドライレコーダーに用いられるカメラは一般的なフルHDなどの16:9で撮影されていますが、ミラー自体は殆どの場合、それよりかなり横長になっていますので
下記画像のようにレコーダーとして収録されている映像はオレンジ色の枠全体ですが、スマートミラーに映っているのは青枠のように半分程度になっています。

ちなみにスマートミラーではこの枠の表示範囲をどこにするかをユーザーが調整可能になっています。


つまりは、
・カメラはかなり大きい範囲を撮影している
・が、実際にミラーとして見えている部分はその半分くらい
まずこの前提を理解する必要がありそうです。

で、今困っている問題の映像をもう一度見てみましょう。


これを見てまず気になるのは、明らかに露出がエンジンルームに合わせられているという点です。
もし一眼レフなら自動露出する場所を自分で選べるんですが、さすがにそこまでの調整機能はついていない。
まぁおそらくは中央付近の明るさを見て自動露出しているか、あるいは画像全体の映像から露出を合わせているかのどちらかでしょう。

ということは、本来真っ暗なエンジンルームに露光を合わせていることが問題なら、エンジンルームではなく屋外に露出を合わせられるようにしてあげられば良いのではないか？
ということですね。

せっかくディーラーがきれいに取り付けてくれていますが、一旦両面テープをひっぺがして、カメラにステーを取り付けてエンジンルームが映らないようにしてみようかとおもいます。
図にするとこんなかんじです


とするとこんなかんじになりました。

おお！？
バリバリの逆光なのにまぁまぁ見えている。これは可能性があるのでは？

さらに別のシチュエーション。

だいぶ見えます！空はかなり白く飛んでますが、まだエンジンルームがけっこう映ってるので後ろの車のナンバーは白く飛んでます。

ステーの角度をもっとつけてこんな感じにしてみます。


キターーーーーーー！！！
やっとナンバーまでしっかり見えた！！

最初がこうだったことを考えるとめちゃくちゃ改善しました。

これで夜走りに行ってみますが、バッチリになりました。

4Cはご存知の通り、全く後ろが見えません。
バック駐車時は愚か、普通に走行中の後続車との距離感すらルームミラーからは全く見えません。

というわけで多くの先人達の教え通り、スマートミラーを取り付けることにしました。

僕が選んだのはAkeeyoのAKY-X6です。


決め手は60FPSに対応していること。(市場に出回っているカメラは30FPSのものが多い)
たとえば、スマートミラーを頼りにレーンチェンジしようとした時など、移動先のレーンを高速で走ってくる車がいる時などに30FPSのスマートミラーと60FPSのスマートミラーでは大きな差がでます。
（参考例：60FPSと30FPSの差）

高い反応速度が要求されるマルチプレイシューターなどのゲームでは、ハイフレームレートで描画されるディスプレイのほうがより高い反応速度で対応できるという研究結果が出ていたりします。
30FPSのコマの飛び方ではドライブレコーダーとしては使えても、ミラーとして使うのは無理がありますからね。

納車に合わせて取り付けてもらったんですが、


こんなかんじです。

前後カメラのドライブレコーダーとしても機能します。


とても良さげに見えるでしょう？
実際良いんです。
良いんですが、一つ手違いと問題がありまして。

そもそも僕の想定ではエンジンルーム内にカメラを取り付けてもらうつもりでお願いしたんですが、通常の駐車用バックカメラと同様にリアハッチの下に取り付けられてしまったんですよ。


これには功罪の両面ありまして。
功の面としては、エンジンルームに取り付けるより、遥かにクリアにワイドに映ります。
ところが罪の面がけっこう困り物で、ただでさえ低い4Cの更に低い位置に超広角の高感度カメラを取り付けてしまうとどうなるか？

カメラに直接ヘッドライトの光が入ってきてしまうため、夜間はほとんど背後の車との距離感がわかりません。

夜間、強烈なヘッドライトのせいで、めっちゃくちゃ遠くにいる車がとても近くに感じられたりしてしまって高速での合流やレーンチェンジがほんとに怖いんですよ。

というわけで、ディーラーにナビとバックカメラ取り付けを依頼した際に、カメラの場所の変更もセットでお願いしました。

で、ここに取り付けてもらったんです。


実際のミラーに映る映像がこんなかんじです。
※ドライブレコーダーとして記録されているのは画像全体(オレンジ色の部分)ですが、ミラーとして表示されるのは青色で囲まれた部分だけです。


夜間はだいぶ見やすくなりました。

ところが…翌日外を走り出して思わず叫びました

「なんじゃこら」


昼間逆光だと全く見えないｗｗｗ
これ絶対ディーラーの人取り付けたあとテスト走行してないでしょｗ

なぜこんなことになってしまったのか？解決法はあるのか？というわけでこの問題を解決すべくいろいろと試行することになったのです。
後編に続く

2022/02/16　追記

ナビ問題も解決して大安心！と言いたいところですが、
今度はUSBポートが少ないことにちょっとばかり不便さを感じているのです。

シガーソケットは基本緊急用途と考え、できれば使いたくない。
というわけで、ヒューズボックスからシガーソケットを増設するタイプの商品を購入してとりつけに挑戦してみることにしました。




15Aのヒューズに挿して使うタイプの商品です。

まずは4Cの説明書を読み読みして、ヒューズボックスにアクセスします。

前知識として、4Cにはヒューズボックスが2箇所にあります。
1箇所目は室内の助手席のフットレストの奥にあります。
2箇所目はエンジンルームのバッテリーの奥にあります。

今回は当たり前にUSBを室内で使うことを考慮に入れて1箇所目の助手席の下から取ることにします。

まずアクセスの仕方ですが
※うちの車は右Hなので右H準拠の画像になります

助手席の足元にある4Cと描かれたアルミのフットレスト？プレートを外す必要があります。
まずは３箇所の六角ボルトを外します。
次に左側を止めているひときわ大きなネジ、これは大きめのプラスネジになっています。

さてさて外れるかな？
うーんまだどこか固定されていますね。

次にこのアルミプレートの右側にあるプラスチックカバーを外す必要があります。


説明書によると、図のBの位置に刺さっているプラスチックの爪を持ち上げてカバーを外す必要があります。

ですがここで罠なのがこのプラスチックカバー、左右からさらに六角ボルトで止められています。

この六角ボルトも外しましょう(緑の○の点線です)
※正確には六角アナのネジなのとイラストの指定位置がまちがっていました。
わかりやすく写真を追加してみました。
たぶん左右合計4つの六角穴のネジと上からのプラスネジ一つ、プラスチックのツメでとめられています↓こんなかんじ



カバーが無事外れると、アルミプレートの最後の六角ボルトにアクセスできます。


すでに超めんどくせぇｗ
ここまで隠す理由がよくわからんｗ

で出てきたのがこれです


さてさてぼくが知りたいのはACC用の15Aヒューズをさしていい場所なんですよ。
まずはマニュアルを見てみましょうか。


集中ロックのところが15Aですねぇ…。
しかし、集中ロックってどう考えても常時電源だよね？

このF38から電源を取ってみたものの、案の定ACCにする前から通電しっぱなし。
常時電源だとバッテリーあがっちゃう。これじゃまずい。
しかも、集中ロックが効かなくなったのでとりあえずF38は駄目っぽい

マニュアルの次のページを見てみる


こっちみるとF38は定格20Aになってるけどどっちやねんｗ

F12、F32、F13が未使用となっている。
それ以外にちょうど良さそうなのはない（どれも電源をとって機能しなくなったら怖いｗ）

というわけで一つずつ試してみると、F12とF32はたぶん通電しない気がする。
(常時電源もとれなかった)
諦め半分でF13にテスターを挿してみると、ちゃんとACCで電源が取れる。
※アースは近くにあったボルトにとも締めしました。
（F12の列が常時電源。F13の列がACC電源なのかな？）

無事、電動スマホホルダーとFireTVスティックの電源が確保できました。




まぁ正直な話、スマホの無接点充電用のUSBと、FireTVスティック(0.15A)のUSBなのでこんなの5Aも行くわけがないんだけどね。
一応ソケットは2つあるのでＵＳＢを合計4つくらいは挿せますが、15Aとか一人暮らしのアパートくらいのアンペアなわけで、4Cでそんな値に達するわけもないですが、ここからそもそも電源を取ってもいいのかはよくわからないので、
あくまで自己責任で行ってくださいね。

8月に書いたとおり、

ぼくの4Cにはナビが無く、遠出するのにスマホの小さい画面を使って悪戦苦闘してきたんですが、ついついにディーラーにてナビを取り付けてもらいました。

正確にはカーナビではなく、PioneerのDMH-SF700。
ディスプレイオーディオです。

本製品、昨年末の旭化成火災と世界的な半導体不足からくる品薄で、
僕自身Amazonで6月に注文したものが12月現在まだ届かない有様でした。

ですが、初回点検で預けたディーラーに在庫があるとのことで、いろいろ考えた挙げ句取り付けてもらうことになりました。

迷った理由は、アルパインが新型のフローティングビッグDAを発表したからなんです。

迷ったけどカロッツェリアにした理由は2つ
１）アルパインの新型DAの価格帯が上昇してカロとの価格差がほとんどなくなったこと(旧型はやすさがアドバンテージだったのに…)
２）カロはGPS受信ユニットが付属するのに、アルパインはなし
※結果的にはアルパインが１２月末から２月に発売が延期されたのでこの判断は正解でした。

ちなみに本体とバックカメラ込みで13万＋工賃10万＝合計23万円でした。
うーーん高いｗｗｗ
高いんだけど、4Cはバックカメラの取り付けにめちゃめちゃ手間がかかるのは有名(トランク外したり)なので仕方ないとOKしました。
たぶん頑張ればもうちょっと安くできたんだとは思うんですけどね。


DMH-SF700のレビュー
・ナビ機能が優秀
僕は今回4C用にカーナビタイムを一年分課金しました(5000円くらい)
CarPlay＋カーナビタイムのナビ機能はナビ専用機と比較しても一切ひけをとりません(ある一部分を除いては(後述))
目的地の設定はスマホの軽快なUXでできますし、地図はいつも最新です。
渋滞情報も正確だし、MAP上に駐車場の満空を表示する、ガソリンスタンドのハイオク価格がいくら家を地図に表示するなどされているのであ、ここ安いからここで入れちゃおうみたいなのが気軽にできます。




・めちゃめちゃ収まりが良い
居住空間がとてもタイトな4Cにおいてナビをきれいに収めるにはかなり機種を選ぶところでありますが、9インチというでかいサイズのディスプレイを使用してなお、エアコンの吹き出しぐちをあまり塞がず、下側のスイッチ類へのアクセス性を一切悪くしない、見栄えの良い収まり感だなと思います。
更に左右にオフセットできるので、ウィンカーレバーやステアリング操作中に手があたる心配がないというのは思いの外大きいです。


メリット
・画質音質が良い
ディスプレイオーディオを名乗るだけのことあり、解像度も高いので映像視聴、音楽視聴がとても気持ち良いです。
正直音質にこだわりなんてないんですが、納車時に取り付けられていたアルパインのものに比べたら比べ物にならないです。

・ユーティリティ性高い
映像、音楽、ナビ、バックカメラに加えて、FireTVをつなげばサブスク系のビデオサービスが自由に再生できるのでめちゃくちゃ便利です。

4CではNetflix見る？って聞かれたら見ないかもしれないけどねｗ



デメリット
ほとんどない！と言いたいところなんですが2つだけ

・レスポンスが期待したほどではない。
もちろんいわゆるナビ専用機のクソレスポンスに比べたら比較にならないほど軽快ではあるんですが、たまに反応しないことがあるんですよね。
ipad並に！とまでは言いませんが一般的なAndroidタブレットなみにはなってほしいです。

・ナビがまだまだ
ここに関してはメリットでもあるしデメリットでもあるんですが、
まず、この機種は実はGPSと車速パルスを通常のナビ専用機と同様にスマートフォンからではなく本気付属のセンサーから取るようにしていて、自車位置情報としてスマフォに返すような仕組みを用いています。
これは本当に重要なことで、
CarPlayの致命的な問題は、トンネルを通るときに自車位置がとれない、ちょっと高架下に入ったらナビがリルートしまくるみたいなところにあるとおもうんです。
じゃぁ自車位置がズレないか？というとそんなことはない。
何故か？ナビアプリ側がこの仕組に対応している必要があるんです。

で、ちなみに対応していると確認されているのはios純正のAppleMAPとGoogle Mapのみ。
どっちも正直カーナビアプリとしてはいまいちな2つです。

ヤフーカーナビは無料だからいいとして、一番くやしいのはカーナビタイムが非対応なことなんですよ。
カーナビタイムは、ナビの能力としてはトップクラスなのに、4Cで使っていると自車位置が飛ぶことがありました。
こういった時ばかりは、持ち前の高速リルートがかえってネガティブに働いてしまうんです。
ウェブを見ていると、スマホを再起動することで治ったという話もあったので今度一度再起動して使用してみようかなと思います。

ちなみにこれにあわせて1年分のカーナビタイムを課金してしまったので、
しばらくは使い続けてみようとおもいます。


結論としては
気になるところは多少あるものの、ほぼほぼ満足が行く結果になりました。