夏休み二日目の今日はサイクリングへ。
目的地は「旧本坂トンネル」。
心霊スポットとして知られているが、とあるサイクリスト向けのサイトで新道より旧道の方が自転車には走りやすくオススメ…みたいなことを謳ってあったので、あまり心霊スポットとして意識し過ぎる必要もないだろうと思い行ってみることにした。
13時出発予定が、雨が降ってきて出発が1時間ちかく遅れた。
真夏の真っ昼間なので、熱中症にならないよう、水分補給、休憩、ついでにブログ用写真も多く撮るようにした。
まず、新東名の橋を渡った。
青丸の所でパトカーが張っていたので、誰か追尾されるかしばらく橋の上から様子を見ていた。
10分くらいしたらパトカーは走り出し、サイレンも赤色灯もOFFだったが、かなりのスピードでSAを出て行った。
特に目立った一般車はいなかったように思えたが。
この後は「おんな城主直虎」関連のスポット巡り。
井伊直親(演:三浦春馬)の墓
小野但馬守正次(演:高橋一生)終焉の地
龍潭寺
ドラマによく出てきた井戸
気賀関所でちょっと休憩。
直虎が放送されていた頃は大河ドラマ館近くのここも賑わっていたが、今では寂れてしまった。
気賀関所をあとにして、浜名湖に出た。
東名沿いの道から。
本線は特に混雑していなかったが、浜名湖SA入口は渋滞しかかっていた。
浜名湖を過ぎるとやがて長い登りが始まる。
この時点で17時。
脚もキツいし、引き返そうか迷ったが、せっかくここまで来たのだから更に登ることにした。
長い登りもほぼ終わりに近付くと新道と旧道の別れ道が。
旧道は右に逸れて、さらに登っていく。
ここからトンネルまでの途中の画像は無いが、木々が生い茂った山道なので、かなり暗く気味悪かった。
前回来たとき(20年以上前)はスプレーで落書きされたガードレールがトンネルまで延々と続き、さらに気味悪さを醸し出していたが、今回は落書きは消されたのか、真っ白いガードレールが続いていた。
曲がりくねった道がしばらく続き、カーブを抜ける度にトンネルが姿を現すのか?とドキッとする。←これの繰り返し。
そして、
トンネルに着いた。
旧道に入ってからここまで一台の車とも会わなかった。
多少の車通りはあると思っていたのに。
トンネルをくぐろうか、ここで引き返そうか迷ったが、トンネルの向こうは愛知県。
せっかくここまで来たのでトンネルをくぐって県境越えすることにした。
心霊ネタは好きだが、実際に経験するのは御免なので自分なりにかなり勇気を出した。
心の中で「すみません、通らせていただきます!」と唱え、突入!
トンネルの天井に換気扇?みたいな物があり、ブウ~ンという音が不気味に響く。
トンネルの中は照明が一切無く、自転車のライトも暗いのですぐ前の路面しか見えない。
周りを見る余裕など無く、ただ出口だけを見つめ、ペダルを漕いだ。
自分の感覚だと200mくらい?走ってトンネルを抜けた。
17時45分。
愛知県側へ出ると何やら不気味な建物が。
敢えて中を見るのはやめた。
そして、今度は帰宅するためにトンネルをくぐって引き返す。
「すみません、もう一度通らせていただきます!」と心の中で唱え再突入。
先ほどの換気扇?の音に加え、今度は向い風のため空気をきる音が耳元でゴウゴウと響き、だんだん気持ちがMaxに!
疲労からか、何なのか頭も痛い!
トンネルを抜けるときには「ありがとうございました!」と心の中で唱え、登ってきた旧道をひたすら下った。
下っている途中、薄暗い中で突然黒い影が飛び上がった!
カラスだった。
今日いちばんビビった瞬間だった。
新道と旧道の分岐点に戻ってきた。
ここまで来れば一安心。
でもコケず、事故らず帰らないと。
帰りは近付いている台風の影響か向い風がとにかくキツい。
疲労・膝痛・尻痛と闘いながら景色を楽しみつつ帰りました。
「夕陽が沈む山並と浜名湖」
「月と浜名湖」
「遠き山に日は落ちて」!?
帰宅したのは20時。
気が付けば頭痛も治まっていました。
とりあえず肝も試せたし、あのトンネルにはもう行くことはないでしょう。
Posted at 2019/08/14 00:00:20 | |
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