8月も24時間TVが放送されると、慌てて夏休みの宿題がほぼ白紙なのはおいて置いて、ついつい
だらだらといつも通りに、西瓜食べて、カキ氷食べてコメカミがキーンッとなって・・・
自由研究が終わっていないだの、新学期が来なけりゃいいのにって・・・(´‐ω‐)=з
いい加減に暦の上では秋なのにそれらしくない時期でもあります(=゚ω゚)ノ
きびだんご県大手饅頭市では、かなりの局地的豪雨で床下浸水したところもある様ですけどめばる
市においては普通のしょぼい雨が久し振りに降ったお陰で少し気温は下がりましたが、湿度が高い
のであまり涼しくなった実感がありません。
数年前よりPC環境で海外のワンセグTVを受信するUSB接続のドングル(Dongle)がお隣りの中国
にて安価に作られた物が市場に出回っていますけど、なんとこのUSBワンセグTVチューナーを使用
して、広帯域受信器にPCで聴けるソフトウエアラジオに変身する方法があると言うので早速調べて
みました(´0ノ`*)
SDR(Sofware Defined Radio)と呼ばれるもので、世界100か国くらいで標準化しているワンセグ
TVをPCにて観るのが本来の用途なんですけど、残念ながら日本のワンセグ放送の周波数帯では
国内番組は視聴できません。なのに、マニアにはバカ売れしている商品です。オリジナルの中身は
Realtec RTL2832U デコーダーチップとElonics E4000チューナーチップが使われています。
パソコンのUSBメモリーを少し大きくした感じの一般的にドングルと呼ばれる外付け部品と同じ
サイズで外部アンテナコネクタがMCXのメスプラグなので外部アンテナ接続にはMCXオス-BNC
をおっちゃんは手配しました。SDR&DVB-Tドングル本体がAmazonで800円Σ(・ω・;|||変換コネクタ
が329円( ´(ェ)`)この様な安価でありながら、なんと無改造でも64MHz~1700MHzの広帯域で、
無料のドライバーソフトとSDR#と言うこれまたフリーソフトにて、AM・ナローFM・ワイドFM・LSB・
USB・DSB・CW-L・CW-Uが復調できるラジオになり、このソフトの凄いところは更にPC画面上の
仮想受信機画面が2MHz幅のバンドスコープとして作動するところにあります(≧∇≦)ノ彡
ネットラジオとは違って、接続するアンテナの特性や性能で全く普通の電波を拾って受信してる
ので、アナログ世代のおっちゃんでも凄く親しみが持てる上に、高価なドレークやコリンズにも
負けないバンドスコープ付き最新受信機に匹敵する面白さです(´0ノ`*)
オリジナルで使われている基準周波数28.8MHzのクリスタルでは温度補償が悪くて使っていると
周波数がずれちゃいますけどソフト上で補正すればあまり気になりません。別売りの温度補償
水晶に交換すればTXCO式とか、10ppm以下の国産品も売ってます。アマチュア無線のSWLに
使うなら、周波数範囲を変更するのにマッチングトランス200Ω:50Ωを追加と1μF(16v)のチップ
電解コンデンサを追加して、ダイレクトサンプリングしてアンテナ接続部を増設すれば可能。
この専用RFトランスもちゃんと販売されています。但し、一般の方は良いのですが、アマチュア
無線やっている方の場合は至近距離で別周波数と言っても電波を送信する場合はチューナーを
壊してしまうので、アンテナ端子部の基板に1S1588などの保護用スイッチングダイオードを極性
互い違いにして2本追加して置きましょう。これを忘れて作動中に電波出すと瞬間で壊れます。
安価なだけにこの様な保護回路は最初から入っていません。尚、別売りリストを見ていると、
アンテナインピーダンスを50Ωに安定させるLPFや、広帯域受信プリアンプLNAなどアンテナ端子
に直ぐ増設できる優れたオプションが色々と売られています。全部揃えると金額的にも高価になる
のでおいらはこれらは自作で実験しながら今後のお楽しみです( ´艸`)
HF帯専用のコンバーターを製作キットや完成品で売られている方もいらっしゃいますΣ(・ω・;|||
対応しているPCは、Windows Vista 、7、8では確認しました。USB2.0でないと認識しても使用
出来ないので、Windows XPでは動きません。また、最新の10やUSB3.0でも作動しません。
ちょっと古くなったOSの払い下げPCなどでもCPU使用率は10%ほどでちゃんと動きます。
アマチュア無線をされている方なら、聴く周波数にも因りますけど既存のアンテナ設備も十分に
生かせますし、保護回路を入れて置けば自分の発射する電波モニタにもなりますし、スプリアス
の確認もバンドスコープで出来ちゃいます。また発振器など作った時にも目安にはなりますが、
周波数安定度が良くなるように改造が必要です。
ADS-B(航空機位置表示レーダソフト)などをPC表示させることも可能です。
広帯域受信機SDR#ソフトウエアのインストール手順を簡単に以下にまとめておきます。
①インターネット回線とPCを接続
②USB=SDRドングルをUSBポートに接続
③PCが新しいハードウエアが接続されました・・・表示が出るが自動ドライバーはインストール
しないこと。(添付CD-ROM、リモコンは使うことは日本では無いので捨てる)
④http://sdrsharp.com/downloads/sdr-install.zipへ接続してダウンロード
⑤.sdr-install.zipを解凍ソフトで展開すると3つのファイルが出てくる
⑥インストールを起動
⑦DOS画面に切り替わるけどダウンロード完了まで待つ
⑧.zadigを起動する。Option⇒List All Devices⇒Device
⑨RTL2832UHDIRを選択し、Install Driverをクリック(インストール成功したら閉じる)
⑩SDR Sharpを起動する。
⑪Other (Sound Card)をクリックしてUSB/RTL2832Uを選ぶ
⑫Playボタンを押す
⑬受信が始まる
ダイレクトサンプリングの設定や改造、受信ゲインの調整箇所などは各自でGoogle等で検索して
みて下さい。このワンセグドングルでひょとしてスマホとかタブレット端末でも広帯域ハンディ受信機
に出来るのでは?と思ったあなたは偉いっ!ちゃんとマイクロUSBと標準の変換コネクタを用意して
Google Playから SDR Touch Live Radio via USBアプリ(無料)
RTL2832U driver(無料)
SDR Touch Key(999円有料)
以上の3つをダウンロードすれば、Andoroid 4.1にてハンディ広帯域受信機になっちゃいました。
アンテナはMCXからBNCへ変換しているので、モービル移動でもモービルホイップにつないで
聴くことが出来ますし、持ち運びにはとても便利です(=゚ω゚)ノ
受信感度は最大にしてもアンテナによって影響しますけど工夫次第では国産広帯域受信機を
簡単に追い抜ける性能です。
ここだけのお話ですが、このチューナーの電波復調はあくまでもソフトウエア上で行われています。
お気づきの方も居るでしょうけど、デジタル復調出来る・・・かも?????
そんな簡単には出来ないでしょうけれど、〇×無線とか、▼*無線なども聴ける日が来ると良い
ですねェ(≧∇≦)ノ彡