車の外装部品にメッキが使われているのは、どうにも肌に合わないので、FD3シビックハイブリッドのフリルを塗装することにしました。
メッキは塗装の乗りが悪く本来ならメッキをはがしたうえで塗装を行いたいところですが、プラモデルのメッキをはがすのとわけが違い、塩素系のハイターなどに浸けたくらいではすんなり落ちてくれず、表面をボロボロにして状況をさらに悪化させるだけなので、今回は脱脂→メッキ用下地処理→プラサフ→状況に応じてペーパーがけ→本塗装・・・といった作業工程で行います。
まず初めに塗装面に軽くペーパーをかける・・・がセオリーみたいですが、ささくれがあるような場合を除き、いたずらに塗装面を荒れさせるだけなので自分はいつも省いています。
画像にはシリコンオフが写っていますが、別に食器洗い洗剤でも油膜取でも構わないと思います。
今回はたまたま倉庫に眠っていたので使用します。
下地処理はホームセンターなどの住宅リフォームコーナーなどに置いてあるトタン、メタル、メッキ、クロームメッキ用の下地処理スプレーを使用します。
かなり粘々系のようでよく振り30cm以上離して薄くスプレーして終わりです。
乾燥に時間がかかるので気長に待ちます。
今回塗装したのはグリルのメッキ部分とエンブレム部分です。
この二箇所をつや消しブラックにしました。
下地処理スプレーが乾いたらプラサフを数回にわけて吹き、状況に応じて1000番くらいのペーパーで磨き、塗装面が整ったところで一気に本塗装を行い仕上げました。
真っ黒けになってしまうのもイマイチ芸がないので、エンブレムのベース部分にカーボン調シートを噛ましてみました。
といってもカーボンシートは使わずに、ネットでカーボン調のフリー画像をダウンロードして使用します。
適当な画像編集ソフトで好みになるよう編集した後、ハガキサイズ用紙にプリントアウトします。
本物のカーボンでなければプリントもカッティングシートも同じ・・・という考えでいきます。
雨でよれよれになるのも嫌なのでラミネート処理を行います。
別にクリアファイルを使ってもいいかもしれません。
エンブレムの大きさに合わせて切り取って完成です。
エンブレムを外す際、裏側の部分を切ってしまったので、接着剤でくっつけようかと思いましたが、どうせ塗装するのでネジ穴をあけ、ダブルナット方式で裏側にネジ山を固定、表面側はパテ埋めでネジの頭を隠しました。
かなり地味ですが自分の場合、このくらいが丁度良いので満足しています。
メッキをなくしたことで、だいぶ違う印象になりました。
Posted at 2015/10/10 12:11:44 | |
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