イリオモテヤマネコ

今回のヤマネコ遭遇確率はこれまでと同じぐらいで、3日行けば2日見れる感じでした。今回は初めて動画も撮れました。

左の写真のチビちゃん（生後約3ヶ月）は毎晩のように目撃されてて、しかも人に対して警戒心がほとんどなく、あまり逃げないため観光客の人気者になっていました。

歩道はもとより車道にも出てきて、車道脇でうずくまったり、ネコ座りしたり、そのうち交通事故に遭うのが心配になるぐらいでした。

何回か出会いましたけど、私が帰る直前の夜に保護センターの方が保護して、次の朝息を引き取ったそうです。交通事故ではなく、過度の便秘（とそれに伴う栄養失調？）が原因みたいでした。

本来このチビちゃんは親猫とチビちゃんの兄弟の計3匹でいたそうですけど、いつの間にか親猫とはぐれたみたいです。

猫は赤ちゃんうちは親が子猫の肛門を嘗め、排便を促すと同時に排便を教えます。親とはぐれ、うまく排便できなかったのでしょうか。

道路脇に出没していてじっとしてたのは、親猫が自分を捜しに来てくれるのを待っていたのかな・・・、親猫も探していたのだけど、毎晩のように観光客がクルマを停めてこのチビちゃんを観察するので現場に近づけず、再会するチャンスを奪ってしまったのかな・・・とか思ったり。

今まで何匹かのイリオモテヤマネコを見ましたけど、こんな警戒心のないヤマネコは初めてでした。その時点で、何かおかしい？と気づくべきだったかも知れません。

あと1日早く保護されてたらなあ・・・とか思ったりもしますけど、そういうのは結果論ですし、保護するかどうかは判断が難しいので、保護センターの対応が悪かったわけではないと思います。

別の場所で親子連れも見つけました。こちらは、親からはぐれることなく、無事成長してくれることを祈るばかりです。

■ チビちゃん







■ 親子連れ　わかりにくいですが，親猫の前に子猫が寝ていて，親猫がそれをなめています。