
今朝、通勤のためにスカリで麻布界隈を流していると交差点で止まった際に隣の軽トラの男性が運転席側の窓を叩いてきます。フェエルリッドでも開けっ放しだったかな?と窓を開けると、
「よくこの道走ってるでしょ?うちの娘も同じ車に乗ってるんだよ。」
聞けば水産系の会社を経営していて、普段はベントレーに乗っているとのこと。
「娘がお産でお世話になった先生に伊勢海老を持って来たんだけど今日はいなくて。悪くなっちゃうからもらってくれない?」
見ず知らずの僕に伊勢海老をあげる、なんておかしな話だと思いつつも押しの強さに負けて路肩に車を寄せて見せてもらうことに。
「マグロやウニもあるよ。タダじゃ気がひけるだろうからいくらか出してもらえる?」
くれるという話だったのが、いつのまにかお金を払う話になっているのと、他の海産物もあるのに伊勢海老を持ち帰れない理由が辻褄が合わないことからこれはいわゆる押し売りなんだなと気付いたのですが、そこまでいうなら少しだけでも買ってあげようかという気持ちも出てきます。
手持ちが1万円ちょっとしかないことを告げると
「1万円ならこのマグロとウニかな」
おそらくアメ横にいけばせいぜい3、4千円ぐらいで全て買える内容だったのでさすがにぼったくりすぎだと言うことで我に帰り、丁重にお断りしました。
あとでネットで検索してみると伊勢海老詐欺とか、魚屋詐欺みたいなキーワードで何件かヒットしましたが、この人、常習犯みたいです。
声をかけやすい左ハンドルの車を中心に声をかけているみたいで銀座や麻布なんかに出没してるみたいです。
パチモンの腕時計を買わせる腕時計詐欺なんかは知ってましたが、伊勢海老は初めてでした。
僕はかなり疑り深いほうなのですが、前段の会話(娘さんが同じ車に乗っていることや、この通りで何度も僕の車を見かけていたということが実際同じ時間によく走る道なので辻褄が合っていたり)の印象が強かったのと、とにかく押しが強いので流れで車を停めて話を聞く感じになってしまいました。
そんな虫のいい話あるわけないということで良い勉強になりました。
男性は50〜60代ぐらい、練馬ナンバーでした。
まだ未遂ですしドラレコの画像は一応モザイクをしておきますが皆様もお気をつけ下さい。
Posted at 2019/04/09 15:40:51 | |
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