PROとLITE、90kW急速充電でその充電制御を比較してみた
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
ID.4のグレードは2種類。
わたしのはバッテリー容量が52kWhのLITEですが、多数は77kWhのPROなんでしょう。
わたしが天邪鬼なんでしょうけど(笑)、52kWhというバッテリー容量は都市部で使うには十分なスペック(と思っています)。
その結果、納車された最初の月に1500km走っちゃってます。
ええ、50km/日です。
環境的にはまだ自宅充電はなく、近くや行動範囲内のPCAやパワーXで充電しているのが現状ですが、どうにでもなるもんです。
そんな感じなので、遠出も基本PCAがある地域を繋いでいくのであれば、充電時間の制限がないのでどうにでもなる・・とも思っていたりも。
でもまぁ都内がほとんど、動いても一都三県が9割なので無問題なんでしょう。
そのPCAは90kWか150kWの二本立て。
ID.4のスペックからすると、どっちで入れても結果はほぼ同じになるわけですが、PROとLITEでは差があるのか?
気になりますよね?
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ちなみにID4のバッテリーはこのような感じ。
ラミネート型ががっつり入ったモジュールがPROは12個、LITEは8個(だったと思う)搭載されています。
つまりざっくりLITEはPROの67.5%の容量となっています。
ちなみにこれらのモジュールはアルミの大きな筐体にがっつり入っています。
そのアルミ筐体の下部、つまり道路側に冷却パネルがあり、それで強制冷却がされています。
つまり、モジュールの下部の接触部分だけで冷却をしているということになりますが、熱伝導でそれらは処理されていると言えます。
ちなみに道路側から熱の影響があるように思いますでしょ?
それ、ほぼありません。
なぜか?
冷却が間に入ってますし、そもそも道路の熱を吸収しません。
ほぼ無垢のカバーが付いていますが、放射率・吸収率は低いので。
その環境で走行による対流があるので、無視できると言えましょう。
そんな感じですが、よくバッテリーが守られているなあx・・と思ったり。
で、ID.4は400Vアーキテクチャです。
日本では色々な事情でCHAdeMOってますが、250Aが最大受入能力と言われています。
となると理論上は100kWが受入能力の最大値と言えます。
もちろん充電器から自動車までの間で損失が出ます。
なので車両側表示では90kW未満が最高スピードと言えます。
なので150kWであろうが90kWであろうが結果は同じ・・と言えます。
まぁ、多少は違うんですが。
ほんと海外の充電器(CCS1)と法律が羨ましい限り。
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で、仮に90kWだったとしてもPROよりLITEのほうがバッテリーが小さいから早く充電が終わる・・と思いますでしょ?
何度もいろんなパターンで充電していたらあることに気づいたんです。
それが車両側の充電制御。
基本、充電速度は車体側で決めていると考えて間違い無いです。
バッテリーの温度、充電器側の温度や状況でブレますが、基本的なカーブは同じ。
色々とネタはありますが、今回はPROとLITEで同じ条件で充電したらLITEが早いのか?・・の結果を残しておきましょう。
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まず表から。
20%、27%から充電開始。
それから5分刻みでその時の状況を拾っています。
走行可能距離は参考値程度です。
直前の走行可能距離や充電中の消費電力などでも変わりますので。
で、注目すべきは%表示だけで言うとPROもLITEも充電時間が変わらない点。
これはカタログの表記通りとも言えますが。
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そのカタログの記載はこれ。
90kWで約40分。
そして※をつけているのでLITEは短いとおもいきやLITEも40分。
※印の意味ねえよ・・orz
条件はバッテリー残量警告等が点灯してから、つまり20%ということですね。
ではそれらをよくわかるグラフをみましょう。
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これがそれ。
PROとLITEの5分ごとの充電速度と%を表示させてます。
90%までの充電結果となりますが、表と合わせて解説しましょう。
両方とも35分でおおよそ80%となっています。
つまりカタログ値通りと言えます。
ではなぜ容量の少ないLITEがPROと同じ時間なのか?
それはLITEは15分を経過した45%くらいから充電速度が大きく落ちています。
一方PROは30分までほぼ変わらず横ばいです。
80%超ではどちらも速度低下が明確になっていますが、数値だけでいうとそこそこな速度となっています。
この結果はたまたまか?・・ですが、2回試して2回ともほぼブレなく同じなら偶然じゃないと思われ。
良いように解釈すると、LITEは容量が少ないのに時間が長いので、より優しい充電と言えましょう。
一方、PROはその容量を満たすために世間一般で言われている動作となっています。
はい、これが車両側に仕組まれている充電制御といえましょう。
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ちなみに警告灯が出たLITEに150kWを突っ込むと最初から89kWとほぼ上限の速度が出たりします。
ただし5分後の30%の時点からドロップし始めます。で、先のカーブに合わせるように推移していきます。。が、それはまた別ネタで。
わかったこと:充電効率がいいのは条件関係なく5%-20%からの90kW以上の急速充電。もちろん70%-80%が上限。
下手に50%や60%からの継ぎ足しに高出力急速を使うのは割と無駄が多い。
まぁ、これらはまたの機会に
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