納車後まもなく、高速テストにでた。暑い夏の夜だった。金曜だったが思いのほか道路は空いていた。初のETC。無事にゲートが開いて一安心。アクセルをじんわり踏み込む。高速走行は想像以上に安定していた。ハンドルがとられたり、変な振動もない。アクセルを踏み込んでも加速はしないが、十分だろう。安定具合に感心しながら、高速から出た、その時、思わぬ事態が発生した。
前走車に続き信号待ちで停車すると、突然エンジンが唸りだした。タコメーターがないのでどれくらいの回転かはわからないが、レッドまで回ってそう、それくらいの勢いだった。突然の出来事に血の気が引いた。とりあえず、Dレンジでブレーキを踏んでいれば止まっている。ブレーキを離しても急加速するわけでもない(止まったまま)。アクセルを踏むと回転は収まりカクカクしながら走り出す。なんとか走れる。が、停車すると一気に吹け上がる。やばい。どうしようどうしよう。警告灯は点灯していない。とりあえずエンジンを切った。信号待ちの間、唸っているよりは良いだろう。発進して、安全な場所に移動し停車した。ボンネットを開けても変わったことはない。オーバーヒートもしてない。エンジンが冷めれば収まるかもしれない、すこし休むことにした。
再始動。結果は同じだった。やはりエンジンをかけると吹け上がる。幸いにも自宅まではさほど遠くない。なんとか帰れるかもしれない(今思えばレッカーを呼べばよかったのだが、その時は思いつかなかった(そのためのJAFなのに))。アクセルを踏まなくても加速するので、ブレーキを踏みながら、赤信号ではエンジンを切りながら、走った。冷静に努め状況を確認した。停車するときに回転が落ちるが、その時は吹け上がらない。停車してアイドリングになると吹け上がるようだ。なんとか走っていたが、しばらくして状況が変わった。
アイドリングに落ちて吹け上がり始めるのは同じだが回転が落ちるようになった。ハウンチングだ。スタートすると20~30km/hあたりまではアクセルを踏まないと進まない。エンブレも効く。40km/hくらかいからはエンブレが効かなくなり加速し始める。電磁クラッチだろうか。走行中にNレンジするとハウンチングしていた。警告灯は点灯していない。
なんとか自宅に着いた。ショップに連絡し症状を伝えるが、原因不明。ショップに緊急搬送することになった。自走は出来ない(したくない)のでレッカー屋さんに依頼。レッカー屋さんも『アイドリング、おかしいですね』と言っていた。
すぐにショップから連絡があった。なんと原因が判明したというのだ。早い。アクセルワイヤーを覆っているカバーが割れて外れ、スロットルに引っかかっていたらしい。アクセルオフでも完全にスロットルが戻らなかったようだ。赤パンダのコンピューターは『速度はゼロだ、停車したな。ん?スロットルの位置はここだっけ?まぁいいや、んじゃここってことで』と補正をしたのだろう。
その後。
どうもアイドリングが高い気がする。タコメーターが欲しい。今まで猛暑で気づかなかったが、昨今の涼しさで冷間始動時にアイドルアップするようになった。そのまま駐車場から少し移動して止まると、ごくわずかにハウンチングしている。ハウンチングするのはこの時だけ。コンピューターがなにか憶えているのだろうか。
Posted at 2018/09/21 22:25:49 | |
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PANDA | 日記