
注文してた新作ホイールの発売 が大幅に遅れたせいで、暇つぶしにカタログを眺めてました。
レビューを見ても中々良いタイヤらしく、履くのが本当に待ち遠しいです♪
ふむふむ...サイドウォール全体がたわみ、乗り心地が向上とか書いてある。
ホイール強度が不足してても、大丈夫じゃないのかな?とか思ってましたが...
あれ...待てよ?
気になる事が出てきました(((・・;)
それはロードインデックスです。
皆さんご存知のとおり、レヴォーグの新車装着タイヤは以下のサイズです。
SP SPORT MAXX 050
215/50R17 91V 外径648mm
か、
225/45R18 91W 外径659mm
これを新製品のルマンVで外径合わせで19インチにインチアップすると...
LEMANS V
225/40R19 89W 外径666mm
これを8.5Jに少し引っ張って組み込めばサイズ的にバッチリ!!と思ってました(^_^;)
タイヤに詳しいお方は既にお気づきかもしれませんが....
空気圧・負荷能力対応表を確認すると
このタイヤだとLI:ロードインデックスが91から89に下がってるということは...
新車装着タイヤのLIは91
適正空気圧は、前250kPa/後240kPa
表から必要荷重能力は、前615kg/後595kgとなるので、標準タイヤより能力が低くなってしまいます。
でも250kPa以上に空気圧を上げたらいいんじゃないの?と思いましたが、それでは荷重能力は上がらないとの事。
それはこのサイズはエクストラロード規格(XL)になっていない為です。
XLタイヤとは、内部構造を強くすることによって、スタンダード規格のタイヤよりも高い空気圧を入れることができるようにしたタイヤです。
何でルマンVの225/40R19は、そうなってないのかな...
これでは純正タイヤより耐荷重が足りないじゃん...
ショップ担当者に指摘したところ、そのとおりで確認を見落としたことを謝罪されました。
耐荷重が下がることにより、フル乗車時に路面から強い衝撃があった場合にタイヤが痛むだけでなく、何よりも大きな問題は車検です。
外径変化による速度誤差はOKでも、荷重指数を下回らない事という条文に抵触する可能性が出てきます。
特にディーラー車検の場合には、標準タイヤのLI値91以下の場合、タイヤを交換しないと通らないと言われる可能性が高くなります。
もちろん普通に車検に通る場合もあり、検査員にも依るとは思いますが...
結論から言いますと、レヴォーグにはこのタイヤはお勧め出来ません。もしかしたら前モデルのルマン4も同様かも知れません。
お勧め出来ないとは、あくまでレヴォーグの19インチ用として純正タイヤと比べて能力が下回ってしまうからという意味です。
車検を通す為だけを考えれば、車検時のみスタッドレスタイヤに替えるとかもありますが、私の居住地域は路面状態も悪く色々と心配なので、タイヤそのものを変えることにしました。
同じDUNLOPのプレミアムコンフォートタイヤで探すと「VEURO VE303」か、SP SPORT 050+ならOKです。
225/40R19 93W ※XL規格

新作タイヤではありませんが、これならLI値は93で強度的にもバッチリで安心♪
なのですが、これにも注意が必要です。
XL規格なので、前615kg後595kgに対応する為には、前270kPa/後260kPaに高める必要があり、空気圧が低ければ意味が無くなります。

とても判りやすい表がありました。
これを見ると、通常は250kPaから負荷能力が頭打ちになってるのが判ると思います。
あとの心配はタイヤの差額がいくらになるかですが、安心と安全を取ることにしました(^_^;)
まぁメーカー標準タイヤは安全マージンを多目に取っていると思われますので、そこまで心配要らないよとかの意見はあるかも知れません。
ただ厳密には適合しないタイヤであり、ホイールがすんなり入って来ていたら気がつかなかった事で、結果的に不幸中の幸いでした(^_^;)
常に車を支えてる、ホイールよりも重要なパーツです。
皆さんも念の為に、タイヤを一度確認してみてはいかがでしょうか?(^_^)
P.S. ホイールの納期はまだ先ですので、それまでタイヤの事をもうちょっと勉強しておきたいと思います。
もし間違って書いてることがありましたら、どうかご指摘をお願いします。
2017.5/23
ご指摘がありましたので、一部訂正致します。
①LIの表の見方に間違いがありました。
各LIの上段の数字を参照してませんでした。
また、250kpaの欄(右端)の「ー」は240kpaの数値を参照するので下記となります。
純正タイヤ 前後615kg
交換タイヤ 前後580kg

前後空気圧10kpaの差は乗り心地を良くする為か?
②LI低下による車検への影響
前後軸重量の大きい数値で算出すれば、数値はクリア出来るので陸運局は問題ないようです。
ディーラー判断ではグレー判定でスタッドレス戻しを推奨されました...orz
5/27再訂正
電話での問い合わせで上記の回答でしたが、直接行って確認したところ車検には通る事を確認しました。
但し車検基準の軸重量の計算上の話なので、純正タイヤよりは能力が落ちてますのでご注意を。
③ETRTO規格での250kpaを越える能力について
保証されている数値がないだけで、実際にはそれ以上の強度がある模様。
但し数値がどこにもないので多少不安が...
6/8再訂正
某タイヤメーカーのHPでは、最大負荷能力はLI毎に決められており、空気圧を超える設定にしても負荷能力は上がらないと明記されていました。
メーカーの記事なので、これを信じたいとます。
参考URL
http://toyotires.jp/run/run_30.html
結論
ロードインデックスは純正より下回らない物を買えば間違いない( ̄▽ ̄)