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2018年10月03日

ハイエンドオーディオの世界が分かるように車で例えてみた①

ハイエンドオーディオの世界が分かるように車で例えてみた①
Aura
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初めての作品は、清々しいほどにシンプルなものでした。
鏡面仕上げのクローム・フィニッシュ・フロントパネル、ボリュームとセレクタ、そしてパワースイッチのみという構成は、当時のオーディオ業界からすると極めて異端なものだったのです。

今でこそ一般化しているミニマルな志向ですが、Auraは人が物やサービスを購入したり、長期間使用したりする際に重要視する「シンプル」「ノンストレス」などの普遍的かつ本質的条件を当時から見抜いていたと思います。

その斬新さに魅了された人は少なくありませんでした。
当時は資金がなかったAuraですが、B&Wのロバート・トゥルンツに見出されたことにより、名前・製品ともに世界のオーディオマーケットにおいて広く認識されることとなったのです。

言うまでもなく広く認識されたのは、尋常ならざる音質の良さがあってこそです。
Auraはハイエンドオーディオ機器としてはかなりの低価格ながら、この上なく豊かな表現力を持っていたのです。

ボーカル・ギター共に、演奏しているときの表情まで伝わってきそうな雰囲気さえ感じられます。
ベースやドラムなどリズム楽器も然り。
また全体的に音色は、暖かさを感じることができ、聴いていて心地よさを感じられます。

車メーカーでいうならばアルファロメオがイメージに近いと思います。


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B&W(バウワース アンド ウィルキンス)
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イギリスのオーディオメーカーであるB&W(バウワース アンド ウィルキンス)は1966年にB&W Electronicsとして設立。
名前の由来は、創始者であるジョン・バウワースとロイ・ウィルキンソンからきている。

最初は小売店としてオープン。
商品は無線とテレビが中心となっていました。
そこから、ジョン・バウワースがクラシック好きだったこともあり、ハイファイ機器の取り扱いが増加。

さらに、ロイ・ウィルキンソンが当時の最高機器のサウンドに失望し、スピーカーを改良しようと考えたことで、B&Wのオーディオ技術が生まれていきました。

そして、P1と呼ばれる最初の製品を作成。
高さが4フィートの木製スピーカーで、EMIやCelestion製のユニットが特徴となっています。

音響に関しても、妥協なく比類のない品質となっており、その製品は大ヒット。この成功で得た資金で、P2製造を開始しました。
P2には、P1とは違いドライブ・ユニットが採用し、徐々にオーディオ業界で存在感を表すようになりました。

そして1969年には、B&Wの歴史上画期的な製品とされるDM70を開発しました。
クールな曲線に静電式ツイーターを兼ね備え、オーディオ業界では高い評価を受けることに。
その後もB&Wは高品質な製品を多数輩出し、1980年代後半からは世界で最も有名な録音スタジオである『アビーロード・スタジオ』で採用されるまでにいたりました。
B&Wは紛れも無く、世界でもトップクラスのオーディオメーカーといえるでしょう。

車メーカーで例えるばらばBMWのイメージが近いと思います。


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Bang & Olufsen
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Bang & Olufsen といえば、まずはその洗練されたデザイン。

衝撃を受けた、手をかざすと扉があくBeoSound 9000 CDがスライドで再生されるギミック。

音質はどうなのかというと空間デザインとしての音響が素晴らしく、

その部屋、その空間に音と一緒に溶け込む感じです。

デザインが斬新でオブジェのようなそれは強烈に所有欲を感じさせます。

音を再生する機械やメーカーはいろいろありますが、これだけ明確に製品づくりをしているメーカーもなかなかありません。

車メーカーで例えるならばDSで間違いないでしょう。
 

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CLASSE(クラッセ)
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カナダで創業されたCLASSE(クラッセ)は、1980年に最初のアンプを発表して以来、一貫してハイエンド分野でのアンプ製品を発表してきました。

その特徴はハイエンドアンプとしては比較的手に届きやすい価格と、能率の低い大型スピーカーも楽々と鳴らす高いドライブ能力です。

またデザインにも大きな特徴があり、特に日本で販売されているDELTAシリーズは、シルバーに黒のアクセントが入ったミニマルな外観で、一目見れば直ぐにCLASSEと分かります。

2001年にB&W傘下に入ってからは、B&Wの大型スピーカーを鳴らす定番アンプとして、オーディオショーなどでお馴染みの存在になりました。

アビーロードスタジオで採用されているB&Wの大型フラッグシップスピーカーをいとも簡単に鳴らすことから、そのドライブ能力はプロのレコーディング現場でも高く評価されています。

一方、一般家庭での使いやすさを追求すべく、筐体のスリム化、低発熱、高効率化が可能なスイッチング電源のD級パワーアンプにも注力。

プリアンプにおいては、USB接続可能なD/Aコンバーターを搭載するなど、現在隆盛を極めているハイレゾ再生の対応にも抜かりがありません。

この丸みを帯びた質実剛健な感じはポルシェが一番近いと思います。

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DALI (ダリ)
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 デンマーク生まれのDALI(Danish Audiophile Loudspeaker Industries)は1983年にピーター・リンドルフによって設立。

そこで掲げたのは、―Music Emotion(音楽の豊かな感情)―

多くの人に気軽に音楽を楽しんで欲しいという思いでした。

2003年以降、ハイエンドタイプのスピーカーを次々と発売し、高級スピーカーブランドの地位を確立しました。  

スピーカーのみを作っているスピーカー専門店であるため、ブックシェルフタイプをはじめ幅広いラインナップが魅力です。
そして、何と言ってもこの美しく上品な木目のデザイン。
豊富な森林資源に恵まれたデンマークの家具技術を取り入れたスピーカーは、DALIの強みだと言えるでしょう。

車メーカーでも家具技術を取り入れたメーカーがありますね。
その中でも音質、デザインともに一番近いのはアストンマーチンだと思います。

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DYNAUDIO
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1877年にデンマークのスカンデルボルグで創業してから、現在まで世界中の音楽愛好家から高い評価を得ているDYNAUDIO。

創業してから開発から生産までを一貫してDYNAUDIOが行うことでこだわり抜いたハイエンドスピーカーを、世に出すことを可能にしました。

2004年には厳しい要求をすることで知られているBBCのモニターリファレンススピーカーに選定されるなど、音響エンジニアやアーティストからも高い信頼を受けています。

そんなDYNAUDIOのスピーカーは有機的サウンドを重視して作られています。
高音は鋭くなり過ぎず低音が割れない絶妙なバランス感覚のサウンドによって、自然でリアルで、ダイナミックなサウンド体験を実現。

ジャンルもジャズやクラシックはもちろん、ポップやロックなど幅広く楽しめます。音源も問いません。
あらゆるジャンル、あらゆる音源でDYNAUDIOの有機的サウンドを体感することが可能です。

このオールラウンドで全てが高水準な感じはメルセデス・ベンツではないかと思います。

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ELAC
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 1926年にドイツで創業し、80周年を迎えたELAC。
今なおハイクオリティーのスピーカーを輩出しており、非常に人気が高いです。
ですが、実はELACは最初からオーディオを中心に扱っていたわけではありません。

創業後20年ほどは水中で使用するソナーを中心に製造を手掛けていました。
そして、1945年にやっとオーディオ業界に参入し始めます。
その中で、最初のレコードプレーヤーである『ミラコード』が大ヒットしました。

その後、1957年にはステレオ・フォノ・カートリッジを開発し、日本では55シリーズや79シリーズによって知名度を獲得していきます。
1980年にELACは本格的にスピーカー開発を進め、4PIリボン・トィータやハイルドライバーなどユニークなアイデアを組み合わせ、高性能オリジナルユニットへと昇華させることに成功しました。

そして、現在は数々の名スピーカーを手掛けてきたアンドリュー・ジョーンズ氏がELACへ移籍したことで、さらなるスピーカーの開発が期待されます。

これは難しいがどれか選ぶのであればアウディになるでしょう。

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Goldmund
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Goldmundはレコードプレーヤーのトーンアームを開発した学生らによって、1978年にフランスのパリで誕生した高級オーディオブランドです。
その後、フランス人のミッシェル・レヴァション氏が買収する形で、全世界的に事業を展開し始めます。
アンプを皮切りに、スピーカー、レコードプレーヤー、CDプレーヤーなどのオーディオアイテムを手がけ、日本でも知名度抜群のブランドです。

Goldmundの製品はその精度の高さが特長として挙げられるでしょう。
高級時計ブランドが数多く存在し、ものづくりに関して非常に高い技術力を持つことで知られる、スイスのジュネーブに本拠地を置き、製品の精度を高めるため、関連工場を含め、全てスイス国内の関連工場で製造を行っています。

Goldmundのアンプは、シンプルなデザインながらもラグジュアリー感溢れるデザインです。
メイド・イン・スイスの芳香がたまらないクオリティの高さは、ひと度目にすると虜になること間違いありません。

また、デザイン性を追求するため、見えない位置にヒートシンクを置いて景観を失わず、かつ安定したパフォーマンスを発揮する工夫もされています。
すっきりした空間の再現性とリアルで高い解像度を確保したサウンドが魅力的で、非常に耳触りが良くアナログレコードの再生においては、無比のパフォーマンスを発揮します。

この圧倒的な巨躯とパワーはGMのSUVブランドであるハマーがイメージにピッタリです。

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JBL
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大型モニターのパイオニアであり、特に38センチの大型ウーハーから出る音圧は他社のスピーカーとは一線を画しています。

JBL の代表的モデルは43シリーズだと思いますが、4350など2発の大型ウーハーと樹脂製のホーンから出るサウンドはまさに、アメリカ。

ハイエンドでありながら誰でも買えるポータブルまで製品を取りそろえるJBLは同じアメリカのフォードが近いですね。
 

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さてさて、紹介したのはまだほんの一部。

また、時間が出来たときに続きをアップしたいと思います。




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この記事へのコメント

2018年10月3日 23:42
こんばんは

懐かしい名前もあれば 全く初めて聞く名前も多数
今後紹介されるかもしれませんが
全て海外メーカーであること 残念ですね

それなりの評価を受けているのは 日本ではAccuphaseぐらいでしょうか
テクニクスがハイエンドオーディオに再参入していますが、、、?


これらの高級機器で聞くのもいいんですが
玉アンプで聞くALTECの劇場用スピーカーの
朗々となるのもいいんですがね(もう聞くところがありませんが)

最近のハイエンド・オーディオ 真正面に対座して聞くのが疲れます
私はBGM風に聞くようになりました(歳だから)

車に例えるのは面白いですね
機器の見た目か、音の印象かで
例えに納得出来る場合と、?と思う場合がありますね

コメントへの返答
2018年10月4日 9:49
こんにちは、初めまして

>全て海外メーカーであること 残念ですね

実は国産も一緒に下書きで書いていたんですが結構紹介したいメーカーが多くて最後に国産メーカーだけ纏めたブログにしようとしています。

30年程前は国産オーディオメーカーが鎬を削っている時代で数々の名品が生まれました。

その頃を知る自分としては最近の海外に押されている現状は車と一緒で寂しいですね。

レクサスや日産のGT-R、ホンダのNSXみたいにオーディオもTechnicsなどが復活して盛り上がる兆しが見えてきました。

頑張って欲しいと思います。

と言いながらもソナスファベール クレモナ以外は主に映画鑑賞用でBoseのサラウンドスピーカーを鳴らすことの方が多くなりました(汗)

因みに、この後にまだ多くのオーディオメーカーを紹介したいと思っているので現段階の車メーカーの例えには被らないよう無理が生じている部分があると思いますが御承知おきください。

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