スーパーボウルが終わってしまいました。
今年もリアタイライブで観ることができてよかったです。
残り8秒、FGチーフスでKCの逆転。
そのシーンは劇的とは言えなかったけれど、
そこに至るまでのプレー、すべてのTDが印象的なもので、
本当にいい試合でした。
中でも試合途中、ケガを悪化させて足を引きずりながらも
パスだけでなく走るプレーを見せたQBのマホームズ、
特に4Qでのスクランブルからのラン、
1stダウンを獲ったらもう走らなくてもいい…。
そんなふうに思えたほど。
負けたフィラデルフィア・イーグルスも強かった。
特にオフェンスラインの力は圧倒的ではあったけれど、
KCチーフスのラインもよくがんばった!
最強のチーム同士が最高の試合を見せてくれた。
そんなスーパーボウルでした。
ハーフタイムショーのリアーナ、

ここ数年、ライブツアーなどはやっておらず、
音楽活動としては半休止みたいな状態でしたが、
それでも最高レベルのパフォーマンス。
ブランクを感じさせないどころか、
あれだけ大きなお腹であのステージング。
衣装、ステージング、ライティング、花火…、
世界最高峰のエンターテイメントがそこにありました。
しかし、日本人から見れば、
単なるニュースで聞いたことある、
スポーツニュースという認識しかない人が多く、
ハーフタイムショーですらまともに見たことがないのでしょう。
例えば、ハーフタイムショーを伝えるニュース。
「トリのリアーナ」…。
TV映像でステージ設営の間、
ブラック・キーズとジェイソン・デルーロのライブシーンを流したことで、
完全に勘違いしたのでしょう。
ハーフタイムショーに前座もトリもありません。
こういう大会には必ずエクスペリエンスができる体験型ゾーンがあり、
チケットを持っていなくても、食事をしたり、子どもがプレーを体験できたり、
そこにライブスペースも設けられています。
スーパーボウルともなると、1週間前からスーパーボウルウィークが始まり、
テイルゲートにパークを設置して、地ビールが飲めたり、
来日するようなアーティストのライブも毎日のように行われます。
今回はイマジンドラゴンズやデイブマシューズバンドが出ていました。
他にも殿殿堂入り選手が来場したり、
街がスポーツと一体化して観光として盛り上げるようになっています。
日本ではそういった取り組みをしているのがBリーグオールスターしかないので、
イメージできないのかもしれませんが、エンタメの総決算のような世界です。
今回、リアーナ、それを手話通訳したジャスティナ・マイルズも話題で、
手話パフォーマンスを世界中が認識した大会でもありました。
個人的にはジャスティナよりも感動したのが、
「CODA あいのうた」でアカデミー主演男優賞を獲ったトロイ・コッツアー。
その表現力たるや、歌詞は知っていますが、これだけでも見る価値がある!
トロイやジャスティナのようなデフの方、
あるいはパラアリンピアンにも通じるのですが、
ハンディキャップが超える力を持つスペシャリティの力。
それがあらゆる偏見と常識の壁を超えて社会を変えていく。
スーパーボウルをはじめ、オリンピック、パラリンピックなど、
競技の枠を超えて社会参加の機会を作ることが、
2020年代の表現すべきテーマとなっています。
Posted at 2023/02/15 13:05:03 | |
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