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2018年08月22日

大阪桐蔭 史上初2度目の春夏連覇を達成する

大阪桐蔭 史上初2度目の春夏連覇を達成する

そんなわけで、空前の盛り上がりをみせた高校野球選手権第100回記念大会は(北)大阪代表の大阪桐蔭高校が優勝を飾った。

まさに狙いを定めて確実に獲った優勝であり春夏連覇であった。お見事というより他にない。

大阪桐蔭高校

優勝おめでとうございます。

と同時に藤浪、森、澤田らを擁した2012年に春夏連覇を達成して以来となる2度目の春夏連覇という100年間の歴史のなかで前人未到だった大偉業を達成。まさしく歴史的快挙なのである。去年の夏、あのショート泉口の謎送球&ファースト中川のベース踏み損ねで仙台育英に負けていなければ空前の4連覇を達成していた可能性もあったりして個人的にはむしろその方が見たかったw

今大会の大阪桐蔭の強さは何とも形容しがたいものでありきたりな言い方をすれば高校野球の大会にプロが入っていた、といったところですかね。

一番苦戦したのが北大阪予選準決勝の履正社戦。ここでは1点ビハインドのまま9回二死無走者まで追い詰められたのですが、そこから粘って繋いで逆転。あとは圧巻の試合運びで危なげなく選手権優勝まで行ってしまった。
前回春夏連覇した2012年の大阪桐蔭も投打ともに圧倒的な強さを誇り、特に準決勝、決勝と藤浪が連続完封しての勝利でしたので高校野球史上最も危なげない春夏連覇だと思っていたんですが、今年のチームはそれ以上。特に先の選抜まではマウンドに上がって投げていないと分らないみたいな部分があり多少頼りない感じのあった柿木。この大会では随分本格化していて、西谷監督が準決勝決勝と連投させたのもうなずけます。
まぁワイの戦前の予想では根尾先発だと思っていましたし、横川、根尾、柿木と一線級の好投手を揃えているなかで連投となる柿木を先発させたのはやや意外っちゃ意外でしたが決勝のマウンドをみてようやく理解できましたw
大阪桐蔭は危なげなく勝ち進んだ中でも浦和学院戦は大会のハイライトの一つでしたね。浦学渡辺のインサイドの速球を右中間に叩き込んだ藤原のバッティングは何度見ても見事の一言で高卒外野手というマイナスを差し引いてもドラフト1位指名は間違いない。

準優勝の金足農業。ここまで想定外の大健闘でしたがその原動力となった大エース吉田が決勝戦を前に精根尽き果てていて大阪桐蔭戦ではチームとして刀折れ矢尽きた状態だったのが残念無念でした。前戦、日大三高戦の吉田の投球はやはり疲労で変化球中心にセーブせざるを得なかったという訳だったんやね・・・。それでも準決勝は緩急の効いた巧みな投球術で日大三高打線は1失点に抑え込んだのですが、やはり最大の武器であるあの低めに伸びてくる剛速球が影を潜めてしまっては絶対王者大阪桐蔭の打線には通用しなかった。序盤は立ち上がりの3失点でなんとか凌ぎ、金足農が1点を返してさぁこれからという時に宮本に3ランHRを浴びてしまう。点差が5点。これで金足農最大の得点パターンであるバント作戦を使える展開ではなくなる。つまり事実上ここでゲームセット。
タラレバの話ですが大会序盤で大阪桐蔭と金足農業が試合していたら、吉田が本来の投球を展開してもっと接戦になったと思われる。それでも金足農が勝てるかどうかは・・・という感じですがね。サードで2番手投手兼任の打川をもっと投手として有効活用できていれば大会を通じて違った展開もあったと思いますが、横浜戦以降は近江、日大三と戦力的に格上である強豪私学との接戦続きでなかなか思い切って投げさせる場面を作れなかった。ワイは準決勝前にもし金足農が優勝を狙うのであれば、日大三高戦には思い切って打川を先発させる手もありかな、と考えていたんですがね。ガス欠寸前の吉田が先発してどうせ負けるのならチームの勢いに賭けて打川先発で勝負するのもありかなと。あの試合を万が一打川先発で拾えれば決勝は中2日で吉田が先発となった可能性もあったしね。まぁ打川先発で日大三高に完投して勝つのは相当難しいってのは理解できる。まして地方の一公立高校にとって千載一遇のチャンス。難しい決断ですな。


そしてトーナメントは結果がすべて。結果的に吉田が最悪の状態でありがながら日大三高に競り勝って金足農業が決勝戦に残ったのだから吉田先発はチームとして正しい選択であったということになります。


それにしても、この大会の金足農業の試合は力が入った。特に終盤の攻防は引き込まれる展開が多かった。プロ野球ならただムカつくだけの某球団のチャンステーマ”Gフレア”ですが、金足農業のおかげで恐ろしいまでに耳に残ってしまった・・・w

思い起こせば同じく公立で選手権優勝を勝ち取った佐賀北には投手に馬場と久保の2人がいた。リリーフの久保は甲子園で無失点を続けていたが、勝ち進んで相手が強くなっても先発馬場から久保への継投という形を崩さなかった。金足農業も打川先発から吉田への継投を地方大会の速い段階で何度か試せていればよかったのかもしれないですね。

なお金足農の快進撃の裏で剛腕エース吉田が決勝まで一人で投げ抜いたことが物議を醸す可能性もあるらしい。アホ専用紙の日刊ゲンダイなど下世話な夕刊紙が盛んに球数をあおって高野連批判しているしな。
この件に関してワイの持論は選手の怪我を抑制したいのであればあくまでも1試合の球数じゃなくて連投の規制を強化することに主眼を置くべきということやね。準決勝の前に1日休養日を置くのであれば、決勝の前にも1~2日休養日を設けるべき。休養日が増えると今大会でいえば大阪桐蔭のような選手層の厚い強豪校が有利になる、という意見もあるかもしれない。だが昨日の金足農業を見ていると、やはり普通の公立高に私学の誘いを断るようなレベルのスーパーエースが入学し甲子園大会で優勝する千載一遇のチャンスを掴み取るためには、やはり大エースが決勝の舞台に万全の状態で臨むことができる日程が必要なのだと改めて確信した。1試合で何球投げようと、試合後にしっかりケアして休養期間を設け、肩肘の炎症を回復させる時間的猶予さえあれば、長い目でみても問題ないのははっきりしているんだから、小手先の改革したった風を演出しているだけのタイブレイクなんてくだらない制度は早々に撤廃し、エースに連投を強いる過密日程を改め余裕ある日程を組むべきなのだ。
(もっと言えばタイブレイク撤廃後に延長は18回制に戻すべき。15回という半端な回数に設定したもんだから引き分け再試合が頻発し投手に翌日の連投を強いる結果となっていた)

MLBのローテみたいに中4日開けろとは言わん。さすがに8月最終週にかかるような日程を組んでしまうと阪神タイガースも困るやろ。だができれば中2日は欲しい。中2日が日程的にどうしても無理なら中1日になるが、準決勝前の休養日は不変という前提なので、あとは各チームが準決勝で2番手に投げさすなどマネージメントできる余地が残り、うまくいけば中3日とほぼ万全な状態で決勝になる可能性もある訳だし決勝前に休養日を設けるのはぜひ検討してほしい。

今回の選手権は第100回の記念大会、前述の通り空前の盛り上がりだったのは確か。しかし今後100年、高校野球が安泰ということは決してなく、むしろ取り巻く環境はより厳しくなるに違いない。というか、高校野球に限らず野球界には「いばらの道」が待ち受けている。陸上、サッカー、水泳、卓球、バトミントン、バスケにバレーなど子供たちがやるスポーツの選択肢が増えたことによって少子化の進行するスピード以上に野球人口は減少している現実がある。実際、陸上の山縣や桐生、水泳の萩原、バトミントンの桃田など一昔前なら絶対野球選手になって甲子園で活躍していただろうな、というアスリートが他の競技をやってたりする。たとえば親の負担が運営の前提であったり専用のグラウンド以外ではボールに触ることすらできない少年野球に比べ、他の競技は親の負担が少なかったり、練習環境が万人にオープンであったりと競技者の獲得にあの手この手で力を注いでいる。
野球は高校野球で盛り上がる。これはたとえるなら甲子園という立派なビルを建ててテナントを募集している状態で、今までの100年は立派なビルを用意すれば勝手にテナントが入ってきて商売して集客してくれたが、今後の100年はまずテナントを集める努力がビル側に必要になるのである。春と夏に甲子園で行う高校野球大会という箱モノをより魅力あるものとしてその価値を更に高める努力がこれまでの100年以上に求められるし、この100年の象徴であり悪しき伝統である”選手に無理を強いる前時代的な過密日程”なんかは真っ先に改めるべきなのだ。
余裕ある日程で大会を運営するのに反対する高校野球関係者はいないだろう。過密日程の解消は次の100年のための改革の第一歩であり高野連は今まで以上に選手ファーストを徹底しないと若者の高校野球離れが加速し200回大会は幻となるのは間違いない。高校野球連盟が旧態依然とした考え方を改め、現実を見つめ時代に即した改革を行うことを期待し、今大会に参加したすべての球児達、そして今後100年の球児達に幸多からんことを願って第100回記念大会決勝戦の所感を終わろうと思う。

最後に・・・

球児の皆様、本当にありがとうございました。

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Posted at 2018/08/22 21:28:29

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