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銀河遼のブログ一覧

2019年07月31日 イイね!

鈴鹿8耐の真実(masa@さんからのコメント)

ちょっと前に書いたblog記事「鈴鹿8耐の赤旗での決着・・・おかしくないですか? 」に対し、コースマーシャルとして長年指導的な立場で活躍されいたmasa@さんから、詳しく説明を頂いたので、皆様にもぜひ紹介いたしたくそのコメントをここにアップさせていただきたいと思います。

私もBlogの終盤に書いたように、「間違ってますか?私はどこか誤解してますか?」という部分でも、私にはかなり勘違いや誤解があったので、masa@さんの見解と、いろいろと現場の人に聞いて頂いたことを、知っていただきたいと思います・・・。masa@さん本当にありがとうございます、私はまた知見を広げることが出来ました。

以下masa@さんの書いてくれたコメントです。


こんばんは、


とりあえず、そこにいた人(敢えてそう書きますが、要は私の師匠の中の人です)に時系列や、当時の内容踏まえて全部話を聞きました。

詳しくは書けませんが(察してくださいね。)、まぁ、皆さんがいろいろ勘違いしてるんだな・・・という印象です。

一応、
>最終ラップにトップを走っていれば、もしエンジントラブルが起きた場合、雨が降り始めていたらそのライダーが機転を利かせてわざと転倒して赤旗を出させる事が出来る様なルールと言う事にもなるはずですから・・・。
これは実際不可能でしょう。
その程度では赤旗にはなりませんし、故意に転倒はそれなりに罰せられますし、私は罰しました(まぁ、そういう立場もやってました。)よ。

また、赤旗はあくまでもレースの中断というものです。
終了ではありません。
ただし、赤旗中も計時は止まりません。

1.23 レースの中断
1.23.1 天候状況またはその他の理由によってレースディレクションがレース中断を決
定した場合、レッドフラッグがフィニッシュライン、およびすべてのフラッグ
マーシャルポストで提示され、マーシャルはサーキット全域でレッドライトを
点灯する。ライダーはただちにスローダウンし、車両保管場に入るためにピッ
トレーンに戻らなくてはならない。
リザルトは、トップを走行するライダーとこのライダーと同周回にいるすべて
のライダーが、レッドフラッグの掲示を受けずにフルラップを完了した時点で
の結果とする:

これがレギュレーションです。

さらに、1.22.5 レースの完走者としてみなされ、結果に名前を残すためにチームは:
a 当該クラスの優勝者が走行したラップ数の 75%以上を走行していなけれ
ばならない。

b 優勝者がコース上のフィニッシュライン(ピットレーンではない)を通
過してから 5 分以内にフィニッシュラインを通過しなければならない。
ライダーは、マシンとともになければならない

これは、あくまでも通常の終了をした場合です。
これはどういうことかというと、
ゴール後、さっさと戻ってこないと失格だよという意味です。

今回の場合、この上記の規定は全く関係ありません。
そこをFIMの人が勘違いして、事を進めてしまったわけです。

あと、ここも詳しくは書けないのですが、
鈴木チームがエンジンブローでS字コーナーまで広範囲にオイルをぶちまけてしまいました。

なんかのコメントで、鈴木チームの最後のピットアウトで燃調がおかしくみえたので、その時点でオフィシャルは止めることができなかったのか?みたいな、ことを書いている人がいましたが、この人はアホか?と思いました。その時点でピットオフィシャルがマシンを止めることはできませんし、しません。
あくまでも管制へコースから報告が上がって危険な場合オレンジボールなどを出します。
ピットにいるオフィシャルはタイムキーパーと消火などです。

少し脱線しましたが、この時点で赤旗が出ることが決まりました。
赤旗は現場の判断で出すことはできません。ここも勘違いしている人も多いです。
今回の場合、時間も時間、天候も悪化。
実際東コースはそれなりの雨量だったそうです。
この時点で1コーナー~S字までで転倒が相次いで起こったそうです。
当然、コースのあちこちではイエロー状態。
管制でレッドクロス→レッドフラッグの手順で赤旗導入決定。
各トップチームに伝達。これで赤旗中断からの終了。
カワサキチームガッツポーズ!(まだ転倒してない、無線で隠語のレッドクロスを見たか?が飛び交う)
赤旗出た直後カワサキ転倒。→決定の方が数秒早かったのです!

つまり、赤旗中断からの終了のルール適用。
→ここで、FIMの役員の暴走が!
何故かヤマハが勝ちになる。
日本側の人間は目が点。
FIMとの役員同士で揉める。
FIMさっさと帰りたいので、表彰式を強引に進める。
(実際のやりとり)
20時35分
『Kawasaki Racing Team』がレースディレクションへ異議を申し立てる。→つまり検証しなければならないので帰れない。
FIM役員じゃぁ言うこと聞くよ。
→運命の21時35分・・・カワサキワークス優勝。
→FIM役員セントレアへ・・・
小一時間電話でしたが、生々しい話を聞けました。
これでもほんの少しの内容です。
>それと少し問題は違いますが、8耐のスタート速くして夜にならないようにした方が良くないですか?今回のオイルも雨も夜だから余計に危ない訳でしょう?最もケアすべきは暑さじゃないでしょう?視界の悪化で起きる危険じゃないですかね?それとも夜走らせたい人が居るんですかね?・・・ドラマチックに仕立てたくて・・・けが人死人が出てもお構いなしでしょうか?

そこいら辺も狂ってないですか?日曜の10時にスタートできない理由は何なのさ???

これ・・・ルマンやニュルも成立しなくなりますね。
変な話伝統だからとしか言えませんね~。

ちなみに、モータースポーツの世界で、
>けが人死人が出てもお構いなしでしょうか?
これ思っている人誰もいませんよ!
15年くらい、中の人やってましたけど、そもそも、昔よりは安全性が向上しているとはいえ、
いつでも死と隣り合わせです。

私自身も目の前でお亡くなりになるのを何回も診ました。
AED当てたり、励ましたり・・・

故に、こういう罵声は本当に怒りと悲しみに心が痛くなります。

助からなかった時の無力感と、自分への怒り・後悔。

そういう側面は絶対あります。

そういうのもあって、もういいかなと思ったので、今はあまり現場には行きません。



長文すいません。


この分にはさらにその前のコメントがありますが、そこもぜひ読んでいただきたいので、blog

本文のmasa@さんのコメントも参照してみて下さい。

Posted at 2019/07/31 16:18:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2019年07月30日 イイね!

小惑星危うく地球に衝突か?僅かに逸れてセーフ


7月25日に直径が約130mの小惑星(2019OK)が地球から7万2千km(月までの距離は38万km)という天文学的距離としてはもの凄く近い所を秒速24.2km(約マッハ71)の速度で通過したそうだ・・・。(正にかすめて行ったのだ)

しかもその小惑星が地球のすぐ近くにやって来るまで天文学者たちも気づかなかったという事で、発見した時はあと1日以下のわずかな時間しか無く、もし衝突するような軌道を飛んできた場合は手の打ちようが全く無く、衝突するの眺めている他無かったそうだ。

平均的な比重の小惑星であったとしても、もし直角に地球の陸地部分に衝突すれば深さ500m以上直径2km程のクレーターを作っただろうとされ、もしそれが東京の中心付近に落ちていたとしたら、100メガトンクラスの水爆攻撃を超える被害が出たうえマグニチュード7.7の地震と同等の揺れを起こし、周囲を破壊してしまうそうです。

まあ東京なら山手線内どころでは済まず23区内はすべてが吹き飛んで、中心部は高熱で蒸発して跡形もなくなっていたはずで、有名なアメリカのアリゾナ州にあるバリンジャークレーターの倍程度のクレーターが出来たと思われます。

都市への直撃を免れたとしても日本の太平洋側の近海に落ちた場合は巨大な津波が起きて日本の東側の海岸都市は津波に襲われることになるが、日本海溝よりも東側であれば大陸棚付近で急速に津波の高さは低くなるようだが、海岸線から10km以内に落下した場合などは津波の高さも数十メートル以上となって沿岸の都市は壊滅的な被害を受けることが確実です。

まあ・・・、地球規模の隕石災害を防ぐために各国は協力して、地球の軌道と交差する可能性のある小惑星の発見に向け天体観測を続けた上、危険な小惑星の軌道を計算していますが、今回のような直径が100m前後の小惑星は30%しか確認できていない為、今回のような前日になって発見されるという事が起きるという事も解ったわけです。

クワバラ、クワバラ、もし運悪く日本直撃なんてことになったらそれは隕石にぶち当たって死ぬという不運そのものになる可能性も有るわけです・・・・。

皆様、隕石にはご注意を!!

Posted at 2019/07/30 23:29:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 地球と世界 | 日記
2019年07月30日 イイね!

鈴鹿8耐の赤旗での決着・・・おかしくないですか?

投稿後少し文章を書き加えました。

先ず、鈴鹿の8耐の結果なんですが、最終ラップになるはずの2分前付近でトップを走っていたカワサキのジョナサン・レイ選手がS字カーブで転倒し、即座に赤旗が出てレースを中止させ、その赤旗についてのルールにより、赤旗が出る直前の周回数での順位を優先して優勝がカワサキチームになったのです。

しかしそれはルール通りなのかもしれませんが、おかしなルールだとは思いませんか?

私はそのルールに則っての決定であることは仕方ないとは思いますが、赤旗はトップを走っていたカワサキのジョナサン・レイ選手のライディングミスによって引き起こされたも同然なのですから、彼らはレースをそこで失ったのでしょう?
雨が強くなってきたからと言う理由で赤旗を出すならもう少し早く出せたはずだし・・・、トップを走っているマシンが転倒した直後の赤旗は物議をかもすよね~・・・・転倒したチームが実際に優勝してしまう結果になったのですからね。

実際に彼ら達は負けたと思ってホテルに引き上げていたんですよ・・・・・・。

ルールで優勝を拾ったことになりましたが、そのルールを作った人間たちは間抜けです。

赤旗状態でレースが終了する時に、赤旗が出る直接の原因を作ったことになるマシンやライダーは賞典から除外すると言う項目を入れ忘れたと言う、ルール作成側の明らかなミスではありませんかね?若しくは赤旗を出した主催者側の判断ミスですかね?

又、同じような最終的な局面でライディングミスで他車を明らかに巻き込んだ場合は、巻き込まれた側は賞典外としないと言う文言も必要です。

なんというバカげたルールで運営してしまったのでしょうね・・・、これまでその可能性が低くあり得ないほどの事だったかと言う事なのでしょうが、最終ラップにトップを走っていれば、もしエンジントラブルが起きた場合、雨が降り始めていたらそのライダーが機転を利かせてわざと転倒して赤旗を出させる事が出来る様なルールと言う事にもなるはずですから・・・。

間抜けなルールを作り、その穴に気づかなかったのだと思ってますが・・・どうですか?赤旗を黄旗にして2分弱を待つべきだったとは言えませんか?転ばないように走れなかったほどの雨でしたか?この場合、転倒したチームには厳しいかもしれませんが赤旗ではなく黄旗が適正ではなかったでしょうか?そうすればどこからもクレームは出なかったのではないかと思うんです。

主催する側のバカげたルール作成の不備か?赤旗を出す判断を下主催者の判断ミスがヤマハチームの優勝を奪ったのではありませんでしょうか?

私の考えは間違ってますか?私はどこか誤解してますか?皆さんの意見も聞きたいです。

まあ、エントリーした側がそのルールにクレーム無しで参加していたからルール上の裁定としては問題ないと思いますが・・・・、ひどいルールに気づかなかったのですよね~・・・・主催側もエントリー側もね・・・・・。

Posted at 2019/07/30 13:38:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | モータースポーツ | 日記
2019年07月30日 イイね!

追記:ウナギの不思議な生態について


今日、新しい思い付きが生まれたので、昨夜の文章に付け加えました!

その部分を抜粋したので、ここにアップします。

暗く深い海の中の事であるから互いの種の識別や出自の地方や川を判断できる理由は匂いと考える他思いつかない。

嗅覚と言うセンサーが生物の存続に果たす役割は、我々人間の貧弱な嗅覚を思うとにわかには信じられないことであるが、生物全体の事を考えれば、我々人間の想像を超えた大きな因子であると言うことを認めるべきだと思うのです。

親のウナギが過ごした淡水域の匂いの情報を卵子に遺伝的に伝えることが出来ないとしても・・・、実際のウナギの卵を構成する膜などに、親の卵巣の粘膜組織やそこに居るかもしれない微生物等が影響し、その卵巣の粘膜組織が親の過ごした淡水域の化学成分を何らかの形で反映することによって、卵から孵化するウナギの幼生に、卵を取り巻く外皮粘膜の成分として先天的に近い嗅覚情報をインプットしているという可能性はないだろうか・・・?
それぐらいしか、親の棲んだ川を子孫のウナギの子が目指せる理由を特定できる論理は無いのではないだろうか・・・??



幾ら考えても、今は、残念ながらこの程度しか想像できません・・・・。

もし匂いの情報を卵の外皮から受け継いだと仮定しても、バーミューダ付近の海中に居る小さなウナギがヨーロッパへ向かう方角を正しく決定できるのか?ヨーロッパの河川の匂いがバーミューダにそのにおいを追跡できるレベルでつながっているのか?それは解りません。もちろんアメリカウナギにとっても同様です。




話は一気に現実的なものになりますが・・・・。

私としては、ウナギを絶滅させないうちに、完全養殖技術を確立してくれることを祈る他ありません。
私一人がウナギを食べることを止めたとしても、それは自分の気持ちの問題だけで問題は解決しないと思えるからです。
人間が生物を食べることを止められない以上、今はそれを実現していただく他ないのです。

二ホンウナギは絶滅危惧種なのです・・・・。



まあ…こういう・・凡そ金銭的な収入に無関係なことを考えることに時間を費やす目的は、私の精神的な自己満足以外の何物でもないから、読まされる側にしてみれば実に迷惑なことかもしれませんね?

如何かそんな場合は読み飛ばして時間を大切にしてください。

そしてもし、暇つぶしに困った時などに、ちょっと思い出して読んでいただければ有難いものです・・・・。

自分の脳の活性を保つことが最大の効用と思っての事ですから、それに皆様を付き合わせることには呵責もあります・・・・。

「申し訳ありません!!」
Posted at 2019/07/30 11:08:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | 思う事 | 日記
2019年07月29日 イイね!

ウナギの不思議な生態について


土用の丑の日は過ぎたのだが、絶滅危惧種にも指定された二ホンウナギ(アンギラジャポニカ)を私は今年も食べてしまった・・・・。
何とも無責任な自分にやや失望するが、かつて調べたこともあるウナギの生態について考えをめぐらしてみた

にほんうなぎ(アンギラ・ジャポニカ)は東北アジアには広く分布しているが、日本の太平洋側では北海道・日高地方以南、日本海側では石狩川以南に分布しています。

海で生まれて、川で5年~10数年生活し、9~11月頃に産卵のため、再び川を下ります。
産卵はマリアナ諸島海域の水深3000mもの深さにあるスルガ海山付近で行われ、産まれた幼魚は川を目指します。
夜行性で、エビ、昆虫、小魚などを食べる肉食性の魚ですが、太平洋側に比べ、日本海側での漁獲高は非常に少なく、特に能登半島以北では激減するそうです。

太平洋側では利根川水系が非常に大きな漁獲高をあげていて、それ以北はやはり激減するのだそうです。

大西洋には北米大陸に遡上するうなぎとヨーロッパ、ユーラシア大陸に遡上するうなぎが知られていて、脊椎の数が違います。

最も分布数、種類が多いのはインド洋、および南太平洋周辺で、うなぎの種の殆どがインドからニューギニアにかけての地域に生息しているそうです。

大西洋ウナギを調べてゆくと、起源はゴンドワナ大陸とローラシア大陸の間に開けていたテーティス海を嘗て赤道に沿って地球を一周していた古環赤道海流に乗って西へ流されていったウナギの幼生であるレプトケファルスは今の地中海(テーティス海のなごり)を経て大西洋に達したと考えられ、やがてゴンドワナとローラシアは地続きになって、ウナギは産卵場所の南太平洋の深海へ戻ることが出来なくなり、ふるさとの南太平洋のボルネオ島近くの深海に似た大西洋のサルガッソー海の深海で産卵することで種を繋ぐようになったと考えられ、ミトコンドリア遺伝子の調査でもそれを裏づけているそうです。

ウナギの幼生であるレプトケファルスは海の中でフワフワ漂うのに適した形であるため、海流によって長い距離輸送されることで生息域を広げたことになり、日本に遡上するウナギは黒潮に流されて太平洋の西を漂いながら成長できる汽水域や淡水域を探して遡上すると考えられているが、太平洋のニホンウナギが揚子江や朝鮮の河川に遡上するものと同一種であり、それぞれ母を育んだ川や湖沼を目指しているかどうかは解っていない。

それに対し、ヨーロッパウナギ(アンギラ・アンギラ)とアメリカウナギ(アンギラ・ロストラータ)は同じサルガッソー海付近の深海で生まれた後バーミューダ島付近で幼生期を過ごした後、それぞれ北米とヨーロッパに誤り無く向かうのだそうで、自分の親が大西洋を隔てた別の大陸でそれぞれ過ごしたということを記憶できる訳でもなく、海流で運ばれた先で決まる訳でもなく、あたかも意志を持って自分の親が成長した第二の故郷を目指すように行動する理由は、今なお解明されてはいない不思議な生態なのです。

実際に大西洋のサルガッソー海の深海で産卵するウナギは2種類で、成長するに従って北米とヨーロッパに遡上しますが、ニホンウナギ(アンギラ・ジャポニカ)のようにかなり小さな個体のうちに海流に乗って流れて沿岸の川に遡上するのと少し生態が異なっています。

文献の記述によれば、バーミューダ周辺の海域で幼年期をすごした後に、海流に流されるのではなく、自ら泳いで北米とヨーロッパを目指すと言うのだ。

もちろん脊椎の数が異なるこの2種類の大西洋ウナギは、誤り無く父や母の過ごした故郷の川がある大陸を目指すと言う。

こういう生態に進化するまでに彼らの種に何があったかを想像するのは非常に困難だが、必ず事実に繋がる整合性の有る理由が何処かにあるはずです・・・・。

さもなければ同じ海域で生まれたウナギの子が、自分が誕生する以前に母ウナギや父ウナギが棲んでいた大陸を目指し得るわけも無く、誤って北米大陸に遡上するヨーロッパウナギがかなり居たとしても不思議ではないし、その逆にヨーロッパに向かう北米ウナギがいたとしてもおかしくは無い、と考えられるだろう。

私はその道の研究者ではないから、実際に大西洋を泳ぐウナギを探しにいかないし、そこまでして調べなければ気がすまないと言うほどの事でもないのだが、興味があり、そうなった理由を、推理することが楽しいだけだ。

推理であるからして、当然ながら「正しい」と言えるものではないのをご承知願いたいし、結論のような仮説も立てるまでには至らない。

ヨーロッパウナギも北米ウナギも、元々は今の太平洋のボルネオ島やフィリピン付近の深海で生まれたウナギの仲間であったことはミトコンドリア遺伝子を分析することで確実視されているし、1億年の昔はゴンドワナ大陸とローラシアが離れていて、今のアラビア半島の辺りはテーティス海と呼ばれる海で、いずれ地中海になる海域と繋がっていて、現在の大西洋まで、当時はには古環赤道海流と呼ばれる海流があって、レプトケファルスと言われるウナギの幼生は漂うように海流に流されて長い旅を経て、今の位置には無いが、その後北米大陸やヨーロッパになる地域へと流れて到達したと考えるのが自然だろう・・・。

ここで考えることは、大西洋ウナギが2種類のみで、その脊椎の数が北米を目指す種とヨーロッパ・ユーラシアを目指す種では異なると言う点で、恐らくこの2種の大西洋ウナギは当時同一の種がゴンドワナとローラシアの衝突によって太平洋に帰れなくなった後に種類が分かれたのではなく、テーティス海が開けていた時代でもかなり以前に分化した種が、ある時代的な隔たりをもってそれぞれ今の北米になる地域とヨーローッパになる地域に別々に流されて到達していて、それぞれ2種類とも親ウナギは、はるばる産卵のため太平洋の故郷の海域まで泳いで帰って来る。と言う生態があったと考られないだろうか?(北米ウナギとヨーロッパウナギは遺伝的には近い種と言われれては居るが)

しかし、移動する大陸の衝突によって2種とも産卵のために地中海を越えて太平洋に戻ることが出来なくなってしまい、地中海を彷徨い、ジブラルタルから再び大西洋に出て、南下してサルガッソー海付近の深海を故郷と間違って・・・或いは止むなくそこで産卵に及んだ固体が出現することになったのだろう。

当時の海流の状態が、大陸の移動とともに少しずつ変化して行ったであろうことは容易に想像が出来るが、ウナギやその他の海洋生物の移動や生息にとって決定的な変化となるような地殻変動が数千万年と言う単位では起きていたと言う事だろうが、今の私だけでなく1億年以前の海流を詳しく知ることが出来る術は無いだろうし、その海流がウナギの産卵と回帰にどんな影響をおよぼしたか?想像するだけで、詳しく解明することは当時の地形が失われていることもあり不可能に近いことだろう・・・。

それにしても2種の異なったウナギだが、やはり自分が生まれた環境に近い場所を探し当てて産卵に及んだことで、北米から太平洋を目指したウナギもヨーロッパから太平洋を目指したウナギも同じサルガッソー海付近の深海を第2の故郷と決めたことは、ほぼ必然的に起きたことだったと言えるのだろう・・・。(元々近親の種であったとすれば尚更だろう)

と、ここまでは特になんでもない推理だが、淡水域の上流で生まれて海に降り、成熟して再び故郷の川を目指す鮭の生態なら、川の水質による匂い等を記憶していてそこへ戻れると言う事実もメカニズムとしては想像し易いが、ウナギの場合、海に戻る頃は卵も胎内には無く、産卵地へと泳ぐ途中で抱卵すると言う事が研究によって解っているから、母ウナギの半分の遺伝子情報を減数分裂によって得ただけであり、親ウナギが過ごした川や湖沼の環境因子を卵子が記憶できることではないと普通には思える。(最新の研究では獲得形質であっても遺伝させることが可能であると言われ始めているが、その立場を取らない限り不可能に思える)

つまり卵子には減数分裂後、周囲の環境情報を論理的に記憶するフィールドは無いと大方信じられるから、難しいことになるわけだ。

本能と言ってしまえば実に簡単に思えるが、ウナギの幼生のレプトケファルスが海流で流され易い形をしていても、南太平洋のボルネオ島付近やマリアナ海域で生まれた全てのウナギの種が黒潮に乗って太平洋西沿岸に広く分布しているわけではなく、ごく限られたボルネオやニューギニアにしか見られないウナギの種もあるという事実は、たとえ流され易い幼生でも何らかのメカニズムで遡上する川を選ぶ能力があると言えると思うし、産卵のために数千キロの海を故郷の深海まで戻る能力があることは間違い事実だ・・・。

鮭の稚魚が川を降って大洋に出ても、その川に戻ってこられる能力と同じに、ウナギの稚魚が海流に乗って遠く流れて行っても、成熟すればやがて生まれ故郷に戻れると言うことはほぼ同列に考たとしても、同じ海域で生まれた2種類のウナギの稚魚がしばらくバーミューダ諸島の浅瀬付近で過ごした後、誤ることなく母や父の過ごした北米大陸とヨーロッパユーラシア大陸に向けてそれぞれ泳ぎ出し、やがてそれぞれが大西洋を隔てた別の大陸の川に到着するというメカニズムは依然としてどのような仕組みがあるのか謎であることには変わりは無い。

ウナギの産卵は研究の結果から、新月の日に行われると言うことが解っていると言う、さらにウナギの婚姻は産卵地で行われるが、同じ水系の雄雌で行われることが一番多く、次に同じ地方の川で育った雌雄が婚姻に及ぶことも研究で解っているが、アメリカウナギとヨーロッパウナギの交雑は確認されていないと言う。

それらを考えると、少なくともウナギは海面下数百メートルの深さで産卵するのだから月光は当然届くはずも無く、彼らは視覚によらず月の月齢を感じる能力があり、晴れていようが、曇って月が見えていなかろうが、新月であると言うことを知る能力が有ると言うことになる。

月の運行は地上のさまざまな生物のバイオリズムに関わってるのは知られたことだが、この月の引力の何かが関わるようなメカニズムが働いていると考えることで何かが切り開けないだろうか?それ以外では、かすかな匂いを嗅ぎ分ける能力が人間とは比較にならない程鋭敏であることが挙げられるかもしれない。

自分が育った川から海に降り、数千kmも泳いで自分の生まれた深い海にたどり着き、真っ暗な深海で出会うウナギの雄と雌が互いに同じ故郷の出身であることを認識した後に産卵に至ると言うだけでも信じがたいことではあるが、同じ海域で出会うはずのわずかに違った種と交雑しないと言う事をどう理解すべきなのだろう・・・。

暗く深い海の中の事であるから互いの種の識別や出自の地方や川を判断できる理由は匂いと考える他思いつかない。

嗅覚と言うセンサーが生物の存続に果たす役割は、我々人間の貧弱な嗅覚を思うとにわかには信じられないことであるが、生物全体の事を考えれば、我々人間の想像を超えた大きな因子であると言うことを認めるべきだと思うのです。

親のウナギが過ごした淡水域の匂いの情報を卵子に遺伝的に伝えることが出来ないとしても・・・、実際のウナギの卵を構成する膜などに、親の卵巣の粘膜組織やそこに居るかもしれない微生物等が影響し、その卵巣の粘膜組織が親の過ごした淡水域の化学成分を何らかの形で反映することによって、卵から孵化するウナギの幼生に、卵を取り巻く外皮粘膜の成分として先天的に近い嗅覚情報をインプットしているという可能性はないだろうか・・・?
それぐらいしか、親の棲んだ川を子孫のウナギの子が目指せる理由を特定できる論理は無いのではないだろうか・・・?


幾ら考えても、今は、残念ながらこの程度しか想像できません・・・・。

もし匂いの情報を卵の外皮から受け継いだと仮定しても、バーミューダ付近の海中に居る小さなウナギがヨーロッパへ向かう方角を正しく決定できるのか?ヨーロッパの河川の匂いがバーミューダにそのにおいを追跡できるレベルでつながっているのか?それは解りません。もちろんアメリカウナギにとっても同様です。




話は一気に現実的なものになりますが・・・・。

私としては、ウナギを絶滅させないうちに、完全養殖技術を確立してくれることを祈る他ありません。
私一人がウナギを食べることを止めたとしても、それは自分の気持ちの問題だけで問題は解決しないと思えるからです。
人間が生物を食べることを止められない以上、今はそれを実現していただく他ないのです。

二ホンウナギは絶滅危惧種なのです・・・・。




Posted at 2019/07/29 23:19:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 思う事 | 日記

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