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いよいよアルミニウムの溶接に入ります。
今までは直流だったのですが、アルミなので交流になります。

アルミは熱が伝わるのが早く、熱が母材全体に逃げるため溶け始めるまで長いんですが溶け始めるとあっという間に穴が開きます。
そのわずかなタイミングで進めるか棒を入れるか。



先ずはメルトランでビード置き



溶け始める感じと溶融池の感じが掴めたところで棒を入れてビード置き



後半は熱が溜まってくるので溶接スピードを上げないとビード幅も広がるし裏にも出てしまします。
熱が溜まってくるとアルミの融点は低いので一気に溶け広がり、その加減が非常に難しい。

突き合わせ溶接、板と板を隙間なく合わせて付けるのだけど少しでも隙間があるとくっつかないんですよ。
アークがどっちかに当たっててもダメだし両方溶けてはいるけど隙間がある事で、お互いが１つになれずにただ溶けていってしまう。
そんな時はもう棒を入れてくっ付けてやるって感じ。

あ、例えるならラーメンに浮いてる油の玉と玉の境をお箸で突くと隣の玉とくっついて一つになりますよね、あんな感じです。
それを穴が開く前の一瞬でやるわけです。



やはり、後半はスピードを上げて行かないとダメですし、最後の端っこまでやると溶け落ちますので溶融池が5ミリくらい手前で止めてクレーター処理です。
最近は左手で棒を送るのを諦めて持ってる長さまで入れたら一旦止めて
持ち直してビード継ぎにしてます。アルミは棒をガンガン入れます。
おかげでビード継ぎはだいぶ上手くなりました😅

パイプの溶接は一周を何回かに分けるので棒を送るのは少しずつ練習していけばいいかなと思います。