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温泉探訪(岩手県・金田一温泉おぼない)
別の機会に調べ物をして知ったのだが、オボナイというのはアイヌ語で深い川という意味だそうだ

さて、有名な旅館


楽天トラベルとかで見ルこの外観の写真
確かにそのままなんだが、あまりいけてない(失礼)外観の写真はやめた方がいい
中は
廊下


(きゃー)
トイレ


(おおお)
とても綺麗に手が入れられ、清掃もバッチリ行き届いている
「いやあピっかぴかですね」
と帳場の女将さんに言うと
「毎日一生懸命磨いてますからね！」と自信に満ちた返事
素晴らしいです

さて、お風呂


おお、フォトジェニックちゃん！
ガラガラ、むぅ？
強烈な塩素臭が鼻をつく


「綺麗な顔してるだろ。ウソみたいだろ。循環塩素消毒なんだぜ、それで」

なんとまさかの湯づかい


気を取り直して
溢れ出しているので、循環併用なのだろう。湯の流路になっている床は赤黒く変色しているが、これは源泉かけ流しの頃の名残なのだろうか
それにしても風情のある浴室だ
恐らく循環塩素消毒に行き着いた理由を聞けば納得するのだろうが、なんとかならないものか
お湯以外は満点、更にいうと料理は素晴らしいらしい


割烹旅館おぼない
岩手県二戸市金田一湯田43-5
0195-27-2221
500円


玉の湯
単純温泉
(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
成分総計0.728g/1kg
pH8.0
泉温33.4℃

R4から金田一温泉街に入る。
駐車場は7台分くらい

去年素通りしたポニー温泉
気になって夜も寝れなかったので今回初訪問


名前から滲み出る牧場感覚
周りは開拓地だから大変お似合い
口コミを見ると、ぬるぬるのお湯と書いていたがさてどうか


(ネットより)
浴室は雑然としている
真ん中に大きな浴槽、右向こうには寝湯エリア、その隣は岩盤浴エリア
そして左側と奥側の壁にカランが並んでいる
カランは配管が剥き出しで、これが雑然感を更に引き立たせる

まずは体を洗いましょう
新品の牛乳石鹸赤箱
専用のお風呂セットを作っていないので、どうしても旅先で石鹸を買うことが多くなる。新品の石鹸って刻印のところのエッジが立ってて気持ちいいよね

ぬ？湯も温泉使ってるのか
赤い方のレバーを引くと適温やや熱めの湯が出てくるのだが、これがヌルヌルしている
体を洗い、シャワーを浴びるのだがヌルヌルのテランテランに！
なんかプロのボディービルダーみたいだ
鏡に向かってにっこり笑って上半身だけポージング
むう、楽しいぞ

なかなか泡切れしない、というか石鹸なのかお湯なのかよくわからなくて長々と体を流してから、さて入浴

43度くらいのやや熱め
湯船の湯はシャワーほどではないが、それでもぬるぬるのうなぎ湯
味や匂いはそれほどしない
ポニー温泉、名前も個性的でしたが湯も中々個性的な温泉でした


ポニー温泉
青森県十和田市三本木佐井幅167-1
0176-23-4836
370円
5:00〜22:00

十和田ポニー温泉
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.501g/1kg
pH8.8
泉温40.2℃
湧出量360ℓ/分
無色透明、無味無臭
主要成分(1kg当たり)
ナトリウムイオン119.1mg
塩化物イオン116.2mg
炭酸イオン27.6mg

R102沿い。道は不安なし
駐車場は30台分

評判の良い一本木沢温泉へ
中途半端な時間なので客はまばらだが、夕方行くとめっちゃ混んでいるそう
それもその筈
350円で3種類の温度の内湯、サウナ、そして広い露天風呂を楽しめるのだから



(ネットより)
広い内湯は3つに仕切られている。こういう温度管理をしている所は一番熱い湯が最も鮮度高いので、迷わずあつ湯へ
貴重な等張性
だが、それほど匂いもないし、色もついているわけでもない。
ペロリと舐めるとうっすら塩味
体をさする。塩化物泉ということでスベ感を期待したが、それほど感じないぞ
これはどういうことなんだろう。後で成分表みて研究だ

続いて露天風呂へ


(太宰楼さんより拝借)

貸切状態の露天風呂は、竹垣で眺望はないものの広い庭もあり十分開放的
10人は余裕で入れるサイズの露天風呂は40度くらいのぬる湯仕立て
これはなんぼでも入れまっせ
心配していた虫もほとんどいなく、快適な湯あみを楽しむ

これが350円
おい◯◯ホテル、◯◯湯、◯泉聞いてるか
風呂から上がる
駐車場のナンバーを仔細に見るとYナンバーがちらほら
三沢基地の人達か。故郷を離れはるばる青森の地へご苦労様です

一本木沢温泉
青森県十和田市三本木一本木沢93-3
0176-20-1001
350円
5:30〜22:00

ナトリウム-塩化物泉
(等張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計9.665g/1kg
pH7.79
泉温48.4℃
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン3,058mg
マグネシウムイオン45.3mg
カルシウムイオン308.8mg
塩化物イオン5,302mg
硫酸イオン570.2mg


R4から県165に入りすぐ。道は不安なし
駐車場はざっと50台は停められそう。ただそれでも週末は混みそうな感じ

R4を仙台方面へ進む
野辺地の海岸線あたりはホタテの看板がいっぱい
七戸辺りにきてようやく町が開けてきた

目指すあすなろ温泉はR4から少し外れたところにあった



300円で券を買う


青森の人はふかふかの大きなバスタオルを持ってきていて、それを脱衣カゴにかぶせるように置くスタイル
このバスタオルを腰掛けに広げてその上に座り、タオルで体を拭くのだ。なので脱衣所は他県に比べて広めにできている


(ネットより)
湯船は二つに分かれており、写真手前が41度くらいのぬる湯、奥が44度くらいのあつ湯になっている。温度の差は源泉投入量の差で、鮮度はあつ湯の方が良い

薄褐色の湯は特に味も匂いもしない
ただ湯ざわりの良いことよ
ツルツルすべすべ、泡付きもしっかりあって嬉しくなってきた

同浴となったのは70過ぎの先輩二人
洗い場にぺったんと並んで座ってずっと話し込んでいる
勿論訛りがきつすぎて何を言ってるかわからない
女湯の方からもお姉さんたちの声が聞こえてくるが、何を話しているかは不明だ
大体名詞はわかる筈だが、どういうわけかそれすら聞き取れないので鳥のさえずりと変わらない

風呂上がり、番台の奥さんと話す
昭和54年から始めたのよ、へえ私小学生でした
うちのお湯は湯冷めしないので評判なのよ
確かに汗が引きません。低張性なのにどうしたわけですかね
また来ます、と挨拶して奥さんと別れた

あすなろ温泉
青森県上北郡七戸町笊田川久保54-1
0176-62-6472
300円
9:00〜21:30

笊田泉
アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総計0.395g/1kg
pH9.05
泉温46.3℃
微弱褐色透明・無味無臭
主要成分(1kg中)
炭酸イオン15.8mg

R4から1本入る。道に不安なし
駐車場は15台ほど

日中のサイドステップもげ案件で宿泊先を変更
浅虫温泉へ


窓の外に見える光はイカ釣り船の灯ですか
いえ、対岸の街の灯ですよ

お風呂に行ってみましょう

浴室に入るなり濃厚塩素臭
じゃんじゃん循環。源泉投入もなさそうな湯面の高さ
「温泉資源保護のため循環しています」
分析表に書かれたこの言葉の空虚なことよ
筋肉への負担を少なくするため900mlにしましたと言っている牛乳並みにうさんくさい

でもね、景色は最高でした。さすが絶景の宿


おお、なんかすごい！
中央右の富士山みたいな島は湯島

翌朝


答え合わせのような写真
朝から海藻を採るのだろうか、小舟が一艘堤防沿いをちょこまかしていた

湯はなんとも申し上げにくいが入る価値なし
ただ景色は最高

浅虫温泉さくら観光ホテル
青森県青森市浅虫坂本51-1
0177-52-3355

混合温泉(集中管理源泉1,3,4号、浅虫31,41,45号泉)
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計1.033g/1kg
pH8.21
泉温56.5℃
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン161.4mg
カルシウムイオン135.2mg
塩化物イオン137.5mg
硫酸イオン428.7mg
炭酸イオン13.8mg

R4沿い。青森方向から進入
駐車場は広い。50台はいける