
特に初期型はアレコレ言われる事の多い現行RCオデッセイです。
これまで、チョコチョコと改善に向けて弄ってきましたが、ここでちょっと纏めておこうかと思います。
まず、ウチのグレードですが、2013年の初期型ではなく、通称「改善型」と言われている2015年の初期から中期にかけての足回りになります。
ダンパーに「N5E1」のシールが貼ってあるもので、初期型は「A5A5」、最新の物は「Z5T0」のようですね。
「改善型」のN5E1については、一言で言うと、ハンドリングがシャープな反面、突き上げはまだ色濃く残っている印象で、前車のアルファードに比べると全くキャラクターの違う印象です。
ただ、運転している分には突き上げも気にならず、ドライビングが楽しくて仕方無いですが、特に家族以外を乗せるときには、2列目に気を使いながらの走行を心掛けていました。
私が改善を決意したのも2列目の乗り心地が原因で、後ろに乗せた子供と同級生が「揺れるね~」なんて楽しそうにはしゃいでいたのを見て、逆に「コレではいけない…!!」と決意するに至ったのです。
【Hybridアブソ・サスへの変更】
まず私が試したのは、新たに発売されたHybrid版のアブソルートのサスセットです。
発売当初から、柔らかくなったとの評価が多くあり、新車外しの美品を格安で手に入れることが出来たため、ディーラーで交換しました。
サスとしては「T1TO」とシールに記載されているもので、通常のHybrid版に比べてアブソルートであるため、引き締まったサスになっています。
結果として良かった点は、
・突き上げがかなり治まり、大きな段差、凹みなどを走行した際でも、底づきすることが無くなった。
・ダンパーが柔らかくなったためか、ロードノイズが劇的に減った。
という、狙い通りの結果が出ました。
その反面、デメリットとしては、
・思った以上に曲がるようなハンドリングが、思っただけ曲がるように退化してしまった
・Hybridより約60キロ軽いため、特にフロントの車高が1センチくらい上がった
・ハードブレーキングした際に、若干前のめり感が強まった
という結果になりました。
雑誌のレビューでHybridは「GT的」と書かれていましたが、まさにそんな感じです。
首都高経由で遠出した際にも、ジョイントで跳ねることもなく、ゆったりと長距離ドライブを楽しめます。
常識的な速度で走る分には、フワつくこともありませんが、飛ばす方には改善型の方が、当然合っていると思います。
【リジカラ装着】
ここで満足していれば良かったのですが、次に手を出したのが、SPOON社のリジカラでした。
Hybridの足回りでGT的な方向性に進んだため、その方向性を推し進めるため、「上質な~」とのレビューが多くあるリジカラを装着することにしたのです。
ご存知のとおり、足回りのボルト接合部にアルミ?のカラーを咬ませて、ボルトの穴がズレる遊びを無くすことを狙った製品で、あまり悪いレビューを見たことがありません。
結果ですか、正解なのか失敗なのか、微妙な結果になってしまっています。
まず、ハンドリングについては、あまり大差がありませんが、運転している分には、足回りの雑味がとれたため、シットリ又はシッカリ感があって良いと思います。
また、エンジン始動時も余計な振動が減り、良い点だと思います。
ここからがデメリットですが、
・突き上げが悪化しました。総量は同じですが、振動が固まって芯ができたようで、体に直接響いてくる感じです。
・ロードノイズ、微振動が急増。これは改善型の状態より酷いです。内装が何箇所もビビるようになりました。足回りが直結に近い形で接合したのですから、当然と言えば当然です。
という症状が出てしまいました。
取り付けてみてから、先輩方のレビューを見ると、見方によっては納得できる点もあり、上質になったと取れなくもありません。
しかし、SPOONの社員が「乗り心地良すぎて家族は直ぐに気付きますよ!」なんて、良いことばかりのサービストークしていましたが、それは全くの嘘だと思います。
カーパーツ業界は、眉唾ものの誇大広告がまかり通っていますが、リジカラは結構酷い部類に入ると思います。
【これからの展望?】
現時点では、HybridアブソのサスでGT的な味付けになり、リジカラで違った方向に引き戻された感がある足回りですが、リジカラを取り外すのは推奨されていないようです。
そうなると、今の課題である「突き上げ」「ロードノイズ」「微振動(ビビリ)」を解消するとなると、
・コンフォートタイヤの装着 … REGNO、dbなどで「突き上げ」「ロードノイズ」を解消
・パフォーマンスダンパーの装着 … フレームから微振動を抑制・解消
くらいかな…と考えています。
ただ、REGNOはタイヤ交換時に+2万円くらいの出費で収まりますが、パフォーマンスダンパーはワンオフで装着する必要があるため、前後で12万円と値が張ります。
12万円あれば、車高調も視野に入ってくる値段ですから…ちょっと考えてしまいます。
まずは、予算を確保しなくては…。
また、ここまで触れませんでしたが、RCオデからリアサスがトーションビームに変更になったことに由来する「横揺れ」についても、何とかしたいところです。
みんカラの皆さんは、CUSCOのリアスタビライザーを装着されている方が多くいらっしゃるみたいですが、リアスタビは、ある程度しなる(捻れる=トーション)ように設計されたクロスビームを固める方向に働くものですから、リアの接地性が損なわれてしまうのでは??と心配しています。
捻れることによる揺れ戻しを抑えるのか、左右のタイヤがある程度独自性を持って路面に接地することを選ぶのか…。
ちょうど、アルファード所有時に貯まったポイントを使えば、Jm'Sで装着できるかしら…なんて妄想しながら、悩んでいるところです。
色々と私なりの持論を書いてしまいましたが、私は単なる車好きの主婦です。
オデユーザーの中には、サーキットを走る方、ドレスアップがスゴイ方、車高短の方、様々な方がいらっしゃいますが、本当に単なる主婦の意見です。
突き上げや振動なんて気にしな~いという方は、軽~く流して下さいね~!