快晴の日曜日、横浜に向け快適に東名高速通路を走っていた。140Km/hぐらいだっただろうか、おもしろいように追い越し追い抜き、御殿IC付近でGTSと数分のバトルを演じたがそれを軽くかわした。
距離にして4km足らずだろうか、GTSのドライバーは驚ききの顔色を隠せないでいた。当然なんだよ、オレのAE86はなんたってグループA仕様だ。そのまますぐぐにレースに出場できるんぜ。
ディスコサウンドに身をまかせリズムにのってドライブ気分でいると、後方より俺はパッシングを受ける。ハッとしてバックミラ-に視線を移すと黒いクルマが追ってくる。やばい、覆面パトだったら...。
スピードを走行車線に入ってさらにダウンさせる。不審なオレの視線は注意深くそのクルマに注がれていた。しかしパトライトはない。その黒いクルマはスピードを落とさすに猛烈な追い上けでオレをパスして行く。なんてことだ!
ベンツだ。エンブレムは190E2・3・16、オレは5速から4速、4速から5速とシフトを繰り追走を開始した。ベンツの後ろに入りパッシングを投け付けその御礼としてのハザードをオレは受け取った。
さあ、バトルの開幕だぜ。久々の大物に緊張が高ぷる。160Km/hからぐんぐんとスピードを上け追走。もう180Km/hの域に達Lている。足柄付近のタイトコーナーに突入だ。オレはスピードを少し殺し、ヤツのブレーキングと同時に加速し横に並ばうと作戦を考えた。
が、ベンツはプレーキングするどころか逆にスピードを上けているではないか。そのままタイトコーナーをクリアしていく。オレはもう離されまいと必死の形相でアクセルを放み込みAE86の限界スピードであろう200Km/hで追っていった。今にもピストンがはじき出されそうだ。
大井松田付近で多少ベンツとの差が縮まった。そう見えただけでなく、実際に縮っていく。ベンツの走りがおかしい。どうしたのかと思いつつベンツのテールを追うと、ヤツはブレーキングするではないか! 「えっけ‥オービスか!」オレもフルブレーキングで減速。ここからまたバトルの再開かと思った時には、ベンツはフル加速態勢。オレもフル加速だ。しかし瞬発速度、中間加速があまりにも違う。差はどんどん広がってしまった。
くやしい。オレは黒い点になりゆくベンツを複雑な気持ちで見送り、追走を断念し、敗北を認めていた。
西ドイツ車にはチェーンドでもかなわなかった。次はM3を買うことを決意し、今は仕事により以上に精を出している。目標まであと300万円....。
静岡県富士見市 K・T