杖はどこだ？　カローラフィールダー

サクシードが車検整備に入り、その代車として充てがわれたのがこのカローラフィールダーだ。年式は知らないが、走行距離は２１万キロを超えている。

元々は、整備工場の社長の息子が乗っていた車で、部品を扱う会社の職場でカスタムが流行って車高を下げたものだった。

よくタイヤハウスとタイヤ間が指２本分がベストという話があるが、この車両もそんな感じ。その昔、車両カタログの写真撮影では、エンジンルームや座席に大量の砂袋を載せて無理やり車高を下げて撮影を行ったと言うから、低い車ほどカッコよく見えるのだろう。

この車の足回りの仕様はわからないが、乗り心地は悪くない。
コーナリングもそこそこ良い感じだ。
整備もキッチリされて動力性能に何の不満もない。

問題はコレ。

車高が下げたことから座面が低すぎなのだ。正直乗り降りがキツイ。
お尻が低く沈み込んだ状態。
運転している時は気にならないが、車から降りる時は、まるで「しゃがんだ状態から立ち上がる」感じ。
膝の角度がピンセットのように曲がったところから立ち上がるのは、正直キツイ。
私のフェアレディZもそこそこ低いが、これはヤバイ。
「オイオイ、杖はどこにある？」って言いたくなる。＜そんな高齢ではない
スポーツカーや競技車両なら理解できるが、一般公道でこの仕様はヨロシクない。

そもそもカローラーフィールダーは、スポーツカーではないのだから。