VG31ウルトラセブンのブログ一覧

「サラリーマンは、気軽な家業ときたもんだ～♪」と、昭和のコメディアン植木ひとしの歌にある。

数ヶ月前のこと、中学校１年から３年まで受け持ってい頂いた中学校時代の恩師が退職となり
そのお祝いを兼ねてクラス会が開催された。

先生は女性で、本当は医師になることを志していたが、医大への入学を果たせずに教育大学に進んで教師になったと、初めて語った。

大学時代に六つもの教科免許を取得し、異例とも言える新人でありながら担任を持つことになり
私達のクラスの担任となった。生徒、先生も初めてのことばかり、２３歳の新鮮さ、熱意、我慢強さ、思いやりを感じた。みんながそれに応えた。いろいろな行事にみんなが本当に楽しい青春時代を過ごした。

その先生がやがて校長先生になり退職し、今はある市の教育委員会の属宅として、現場の先生の教育指導にあたっているという。

クラス会では昔話に華が咲いたが、一つだけ印象に残った話があった。
教育現場では、いじめ問題、モンスターペアレンツと問題は様々だ。
年々親、生徒、教師、人への信頼感が薄れているという。
それでも教師達は、生徒が自分の夢や進学のためへの努力を惜しまない。
多くの教師達は、子供達が幸せに、賢い人になってくれるように願っている。
聖職者といわれる由縁だ。

先生は語った。
「私は４千人を超える生徒を世に送り出してきた」
「生徒達は皆自分の出来る範疇で努力している、みんな、努力しているよ」
「それぞれが厳しい環境の中、時には必死でね」
「でもね、どんなに努力しても幸せになれない子もいれば、それほど努力しなくても幸せになる子もいる。」

　その違いは、いったいどこからくるのか？と聞いた。

「それはその子が運を持っているか、持ってないかだと思う」と言った。

「最終的に持っている奴にはかなわないし、持っていない人はどうにもならない」と。
「先生はね、運だけは持ってるの。良い生徒、良い先輩、後輩に物凄い恵まれてきたの」
と笑っていた。

教師が子供の人生に責任を持つことは出来ない。
先生自身も生徒の行く末を心配しても仕方ないことだとわかっていた。

でも。。。私はその「運」ってやつが気になった。

昔のＴＶドラマ、田原俊彦主演、「教師びんびん物語」での徳川龍之介のセリフで
「君達は（人は）この世に生まれてきた。いったい何のために生まれてきたのか？」
「それはみんなが、幸せになるだめだ」
「決して不幸になるために、この世に生まれてきたんじゃない！」
そんな言葉を思い出した。

人は誰でも幸せになりたいと願っている。運にもいろいろあって、福運と悪運がある。
ならば福運を持つには、どうしたらよいのか？
先人、占い師、哲学者、宗教者達の多くは、福運とは何か、どうしたら得られるかを必死で考えてきたのだ。

私には確固たる哲学と人生の師や、父の生き方通じて、人としてどう幸せになれるのか。
どう困難に立ち向かうのかを学んできた。

福運って奴は、本当に信じられるものがあれば案外と簡単に手に入れられると思っている。
バカを言うな言われるかもしれない。それは時に間がかかることもある。その確信と信頼と願いを怠ることなく、自分が柔軟に変わることさえできれば、それは必ずやって来ると思っている。

このブログは愛する友人や弟、司令官も読んでいる。
私の言っている事、何か気づくことがあるはずだ。

さぁ、明日からまた仕事が始まる。

みんな、しまって行こうぜ！