復活した直列６気筒

先日メルセデスコネクションのHPを見ていたら、
約20年ぶりに復活させた直列６気筒エンジンを
搭載したＳクラスが早速、試乗車に入っていました。

あまりに早いラインナップ入りに驚きながらも、
すぐ予約を入れました♪


見た目は先日フェイスリフトしたＳクラスと何ら変わりません。当然ですね(^_^;)
まず、エンジンフードを開けてご本尊を見せていただきました。
エアコンやウォーターポンプが電動化されたことで前部のベルト駆動部が不要となり、
コンパクト化の要因の一つだそうです。
ただ、このM256エンジンはただ昔の直６を復活させたというわけではなく、電化を
前提とした新型パワーユニット。ISGというマイルドハイブリッドシステム、電動スーパー
チャージャー、ツインスクロールターボ、そしてモーターを中心としたISGや電動SCを
効率良く稼働させる48V電気システムまで導入した”全部載せ”。
さて、その効果は…

エンジンをかけると、微かにちょっと高めの音が聞こえますが、全くと言ってよいほど
振動がありません。さすが回転バランスに優れた直６です♪アイドリングストップからの
復帰時も全く振動がなく、この手の機構で初めて常用してもいいかなと思いました（笑）

肝心の走りは…アクセルに対しての応答が非常に早く、ラグなしでどこからでも気持ち良く
加速し、振動なしで滑らかに吹け上がる、大排気量NAのような印象です。
このシステムは発進時はISGがエンジンをアシスト、続いて電動SCが低負荷域をサポート、
そして高負荷域をターボがブーストするという”３段ターボ”。
ここまでするか(^_^;)という気もしますが、それらの存在は黒子に徹していて、
力感に溢れた古典的な大排気量の自然吸気エンジンのよう。
一方で、きちんと制音しつつも回せば綺麗な直6サウンドを響かせるのもお見事。
ここまで仕上げられてしまえば…脱帽するしかありません。

さすがにＳクラスでは全く手が出ませんし(^_^;)、個人的な好みからも外れますが、
このシステムが他のモデルにも載ってきたら…今後が楽しみです♪