• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

himajin14のブログ一覧

2018年10月07日 イイね!

マセラティ ギブリという車。イタリア車というもの

このところ、考えることがあり息抜きのために神戸へドライブにいっていきました。まずはIKEA神戸でちょっと買い物。

何してる、ではカイエンと書いてしまいましたが、こちらはマカンでした。それもマカンターボ!ただならぬ迫力です。

そして、地元民ならご存じ、IKEAのすぐそばにあるあのディーラーにいってきました^○^

マセラティ神戸!

車好きにとっては高級車として名高いマセラティですが、興味の無い人にとっては知られていないメーカーです。ギブリが発売されたとはいえ、価格は1000万円~からスタートという高級車です。
※ちなみに、先日の台風で被災したあの六甲アイランドのフェラーリディーラー。その仮店舗として、こちらのマセラティ神戸で営業をしているようです。


さかのぼること何年前(6年前くらい?)か忘れてしまいましたが、こちらのディーラーがまだ2号線沿いのマンションの一階にあったころに、前車B5A4で訪れたことがあり、そこでエレガントすぎるクアトロポルテに出会ったことがあります。
当時、接客して頂いた店長が新しい店舗でもいらっしゃったのですが「古き良きマセラティ」であると説明してもらったクアトロポルテは、ボルドー外装+ベージュ木目の組み合わせだったはずです。


その時から、マセラティはエレガント路線の頂点付近に居る車と認識していました。ですが、その後のマセラティはグランツーリズモやギブリ、レバンテとスポーツ志向+SUVブームに乗っかり、私のイメージとは少しずれていきます。販売台数もぐっと増えたことから、間違いない選択だったといえるでしょう。ただ、知る人ぞ知る、フェラーリとは違うエレガントなイタリア車、という立ち位置が変わったことに対する一抹の寂しさを感じています。

さて、勝手にセンチメンタルな印象を抱いている、乗ったこともないマセラティ。久しぶりにディーラーに寄ってじっくり見せて頂きました!まず、最初にあったギブリ。

マセラティのラインナップは
・ギブリ
・グランツーリズモ
・クアトロポルテ
・レバンテ

です。ギブリは、クアトロポルテの縮小版で、エントリーモデルだと思って見ているとびっくり。

1200万円オーバー!いやまぁ確かに考えるとそうなんですがクラクラきます(笑)


これぞ現代のマセラティ!赤黒カーボンの組み合わせの定番ですが、醸し出す雰囲気がエロティックです。ペダルにマセラティのアイコンである三叉のもり、トライデントがあります。

エアコンがドアパネルからも出ることは高級セダンではよくあるのですが、窓枠部分だけでなくドアパネルにもあったことに驚き。

そして、窓はA7と同様の二重ガラスでした。リアは一枚ガラスですが、その厚みも普通よりもかなり分厚くなっています。

これはグランツーリズモの窓ですが、二重窓もしくは分厚い1枚ガラスにしてあります。

ギブリに着座させて頂きましたが、写真が近すぎてよくわからないですね・・・(苦笑)まず、感じたことはシートが柔らかいこと!これは良いシートです!レザーのにおいと柔らかさ、上質さがびんびんに伝わってきます。
ドイツ車のシートとは違うレザーで、柔らかいものをつかっているとはよく聞きますが、座って納得。かなり違いますね。
ただ、このペダルレイアウトは残念。

完全に左足が内側に向きます。アウディも右ハンドル車の場合、左足のセッティングに困りますが、ギブリも同様でした。シートの出来が良いので相殺可能かもしれませんが、右ハンドル化の弊害ですね。

こちらはグランツーリズモ

・・・さすが。やばい雰囲気です(笑)

エレガンス路線から赤黒スポーツ路線ばかりになっているのは悲しいことですが、クオリティに圧倒されます。オプションで好きに組み合わせることは可能ですが。

細かい部分ですが、こちらはドアをあける際の緩衝材、密閉用のゴムですが、どの車もこすれる部分が白くすすけていました。全く気にならないお国柄なんでしょうが、日本車だと5年以上の中古車でないと見かけないですね。

そんなこんなで、色々見ていると営業から試乗のお誘いが!喜んでお受け致します!

試乗車はギブリS!スペックを確認すると


アイドリングでも野太い音が響きます。荷物をぶつけないよう、慎重に乗り込みます。

①ディーラー~発進まで
まず、乗り込んだ瞬間に感じるシートの包まれ感。レカロのような硬さも感じず、ソファのように沈み込んで体を包んでくれる感覚です。ペダルレイアウトには気を遣いますが、ポジションは楽にとることができます。
そして、運転中も常に感じることになるステアリング。

写真がわるく、まったく分からないと思いますが、ステアリング径が非常に大きい!アウディA4のレザーパッケージよりも大きいと思います。そしてパドルシフトがステアリング固定タイプではなく、左右固定タイプ。常にパドルが固定されているのでアップダウンに迷いません。タッチパネルも採用してあり、イタリア車も電子化が進んでいます。

センタコンソールは従来通り、ボタン類がセッティングしてあります。グロスカーボンが綺麗♪と、ここで気づきます。意外に室内が静かです。遮音性が抜群で、外で聞こえていた野太い音や振動が届きません。かなりの音がしているはずなのに・・・。

②発進~空港前ストレート~ディーラー
発進すると、野太いマフラー音が粒のそろった音になり、まったく気にならなくなります。アイドリングで残っていた音が、走り出すと綺麗に消えていきます。後で他の方の試乗で聞きましたが、相当うるさいはずなんですが、良い感じに遮音していますね。

そして、大径ステアリングを持ち流していると、これはスポーツカーではないと感じます。完全に快適性重視の大型セダンの雰囲気です。そして、ギブリはエントリーモデルだから小さいだろうと考えていましたが、実際の所ほぼ5mのセダン。長いホイールベースからくる安定感はA4より(当然ですが比較対象が少ないので・・・)完全に上です。電子制御式サスペンション、スカイフックの恩恵もあるのでしょう。リアの安定感も抜群で、21インチですが不快に感じることは一度もありませんでした。

大径ステアリング+ロングホイールベース+柔らかいレザーシート=快適セダン
V6ターボエンジン+野太い排気音+カーボン内装=スポーツカー


という図式に戸惑いつつ、神戸空港前まで走らせます。橋の入り口や空港前ストレート(仮)でレッドゾーンまで踏み込んでみます。6000~7000回転まで踏んでみましたが、ふけ上がりはA4やS4のターボエンジンと変わらず、5.2LのR8のような刺激も感じません。なるほど、この辺りになってようやくマセラティというものが見えてきました。

帰り道では、マニュアルモードを試します。何度かパドルをいじってみたのですが、Mモード以外では1秒後に反応するがごとくでして、Mモードにするときっちり反応してくれました。5000回転程度でシフトアップするとマフラーからボフッ!音が聞けて良い感じ^○^
DCTの変速に慣れているとクラシックに感じましたが、重厚感もあります。

帰り道で話してまとまってきたのですが、ギブリというものは
・日常使いに不満が出ない。セダンとして普通に使える(音には注意)
・外で感じるより、車内は静かで快適(ポルシェのようなメカニカルなスポーツ感はない)
・スポーツカーではなく、セダンを高性能化していった先でこうなっただけ


というものでした。たとえるならE63AMG、S6,M5といったものに近いと思われます。営業もいっていましたが、「RS5などと比べると切れ味は劣る」だろうとのこと。確かに、それはそうだと思います。
マセラティはスポーティを演出していますが、その実は快適セダン、エレガントが主で、スポーティは従であると考えます。当たり前のことですが、フェラーリのイメージに引っぱられていて、マセラティもそうなんだと私は勘違いしていたようです。

営業によると、乗り換えてくるオーナー層は
・レクサスにのっていて初の輸入車を買いたい
・ドイツ御三家
・ポルシェからはパナメーラ、カイエンからしか来ない
なるほど。そんな気がしたギブリ試乗でした。

③ディーラー到着~退店
さて、店舗に戻り談笑していると、アストンマーチンのお客様がいらっしゃいます。マセラティというのは、アストンマーチンやベントレーに近い世界観の車なんですね。
ベントレーもスポーツを標榜していますが、やはりなんといっても素晴らしいのはその快適性、世界観のような気がしているので、ごりごりのスポーツはフェラーリやマクラーレンの仕事。技術一辺倒の堅苦しい車はドイツ車の仕事。マセラティ、アストンマーチン、ベントレーは独自の世界観を構築している別次元の車だと整理しました。

この辺りの車は殆ど乗ったことがないため、印象、偏見で作り上げた意見ばかりになってしまいました。この感覚が間違っていないか確認できる日がくるよう頑張って働きたいと思います^○^

ご挨拶し、左折して帰ります。道の都合上、左折後にUターンをして帰ることになるのですが

お見送りの例を営業がしてくれて心地よく帰路についてUターンをしますと、反対車線を走ってくる私に向かって4人ほどが再度最敬礼で見送ってくれました。私は全く気づかずに、同乗者が気づいたので見たのですが、おそらく店長、営業2人、受付嬢の4人だったかと思います。

日本人は「お迎え上手の送り下手」といいますが、マセラティ神戸。店長の普段の努力に敬服します。素晴らしい時間をありがとうございました!
Posted at 2018/10/07 23:21:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | マセラティ | 日記

プロフィール

「@Whiteline さん。
そちらの雹がこちらにもきました…。夜なので触ってみただけですが、whitelineさんのようにはなっていなさそうでしたが、お写真を見ると不安になります。明日確認しなければ!」
何シテル?   04/16 21:58
himajin14です。 みんから自体は数年前からずっと見てました~。積極的にブログアップするほうでも、社交性があるわけでもないので自車の情報収集と好きな...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/10 >>

 1234 56
78910 1112 13
141516 171819 20
21222324 252627
2829 3031   

リンク・クリップ

陸運局へGO!(所有権解除の手続) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/11/05 21:43:52
北海道旅行 その3 洞爺湖へ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/10/06 08:40:25
北海道旅行その4 稚内から美瑛へ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/10/06 08:35:58

愛車一覧

アウディ A4 (セダン) アウディ A4 (セダン)
7月31日納車が終了しました。 グレイシアホワイト+マトリックスLEDヘッドライトパッ ...
スズキ SX4 スズキ SX4
SX4です。展示車でセール中だったので購入したものです。家族で移動するのに便利です。特に ...
アウディ A4 アバント (ワゴン) アウディ A4 アバント (ワゴン)
家族が購入。
アウディ A4 アバント (ワゴン) アウディ A4 アバント (ワゴン)
アウディ A4(B5) &スズキSX4に乗っています。両車とも家族兼用で気分で使いわけて ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation