215/50R17専用の簡易型タイヤリフターを製作してみた。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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215/50R17専用の簡易型タイヤリフターを製作してみました。
タイヤ交換時に楽ができないかと思い、YouTubeを見ていると、タイヤリフターを自作している方がいたので、参考に製作させていただきました。
市販のタイヤリフターほど大げさなものは必要なく、年に2回使用するものなので、これで必要十分です。
2
やっさんNさんのチャンネルを参考に製作させていただきました。ありがとうございます。
ホームセンターで材料を買い揃えることができそうなことと手持ちの工具で製作できそうと考え、チャレンジしてみました。
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構想図と組み合わせについて、考えました。工夫点は、二つあります。
①持ち運びしやすくするために取っ手式にしました。
②取っ手部分を蝶ネジの取り外し式にして、収納時に場所を取らないようにしました。
黒字が最初に考えた寸法、赤字が製作中に現物合わせで変更した寸法になります。
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材料費は2500円ほどで、大きめのホームセンターなら買いそろえることができます。
・耐衝撃塩ビ管 直径15㎜×910㎜ 298円
・中空鉄パイプ 直径31.8㎜×600㎜431円
・アンカーボルト 1/2W×300 4本872円
・蝶ナットユニクロ1/2W 2個 300円
・ばね座金ユニクロ1/2W 8個 200円
・ワッシャユニクロ1/2W 4枚 100円
・ナット ユニクロ1/2W 10個 120円
・エポキシ接着剤 1個 100円
計税込みで2550円程度になりました。
エマーソン(Emerson) タイヤリフター クルピタ丸の半額程度です。
5
夏タイヤもスタッドレスタイヤも同じサイズなので、実際に購入した塩ビパイプをタイヤに当てがい、幅を決定します。
幅は、300㎜に決定しました。よって鉄パイプに開ける穴の幅を295㎜としました。
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タイヤサイズが215/50R17であるのはわかっていますが、確認のため測定します。
アンカーボルトが300㎜(ネジ部を含む)なので、余裕があります。
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600㎜の中空鉄パイプをグラインダーで350㎜に切断します。
バリ予防と正確に切断するために、マスキングしました。
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切断後に、両端から30㎜の場所に穴をあけます。
ポンチングする場所を決めたら、髪を巻き付け鉛筆で印をつけます。
巻き付けた紙を取り外し、つけた印をもとに半分に折り、巻き付けなおして反対側にポンチングする場所を確認します。
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ポンチで穴あけの場所が決定したら、穴をあけます。
最初に6㎜のドリルでガイド穴をあけました。
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次に12㎜のドリルを使って正式な穴をあけていきます。
ここで、アンカーボルトが貫通するか確認をしたところ、通りません。
手持ちのドリル刃が12㎜までしかありません。
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ステッピングドリルを利用して、穴を14㎜まで広げました。
同じことを4か所繰り返します。
取っ手になるアンカーボルトを通す中央の穴2か所は、パイプの長さの中央に印をつけ、穴の間隔が100㎜になるようにしました。
そして、てこの原理でタイヤが持ち上がるように水平位置から上向きに30度ほど角度をつけて穴をあけました。
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アンカーボルトのネジ部にナットを固定します。
予め、200㎜の長さに切断した塩ビパイプ、傷割れ防止のためのワッシャーを通しておきました。
塩ビパイプがあることで、リフトしたときにタイヤが回転するようになります。
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中空鉄パイプにアンカーボルトをばね座金を挟んで固定します。
塩ビパイプ、ワッシャー、ナット、ばね座金、中空鉄パイプ、ばね座金、ナットの順になります。
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アンカーボルトを完全に固定するときに塩ビパイプが水平になるように角度を調整後、モンキーレンチを使って、本締めします。
1/2Wサイズのナットは、幅が21㎜でした。手持ちに21㎜のソケットがなかったので、モンキーレンチを使用しました。
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反対側も、水平になっていることを確認し本締めを行います。
21㎜幅ですと、締め付ける力で鉄パイプが歪んでしまうので、きつく締めすぎないようにしました。
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取っ手部分の加工です。
アンカーボルトのL字部分を向かい合わせにし、80㎜幅に切断した塩ビパイプに通しました。
エポキシ樹脂で固定してしまおうかとも思いましたが、取っ手部分も回転したほうが持ちやすいと考え、挟み込むだけにしました。
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取っ手部分になります。
ナット、ばね座金、中空鉄パイプ、ワッシャー、蝶ナットの順に留めてあります。
蝶ナットにしたのは、収納時に取っ手の取り付け向きを逆にすることで、場所を取らないようにするためです。
使用時の強度は、蝶ナットでも十分です。
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組み合わせ完了です。
エマーソン(Emerson) タイヤリフター クルピタ丸だと、キャスターがついているのでタイヤの移動が楽にできるのが羨ましいです。
しかし、タイヤは転がして移動させればよいし、製作上75㎜ほどリフトできるので、差し支えはないと考えます。
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取り外してある夏タイヤで試してみました。
てこの力を利用して、少ない力と時間ででタイヤを持ち上げることができました。
75㎜ほど持ち上げられるようにしましたが、使用するには100㎜以上あってもよかったかな?と思います。
そして、塩ビパイプが回転するために、ハブボルトと穴の位置調整ができるのは便利だと思います。
今回は、215/50R17専用ですが、タイヤ幅の穴の位置を追加すれば、ほかのサイズのタイヤにも対応できると思います。
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