韻を踏む(いんをふむ)とは？　サザンの魅力

女♪
よんで♪
もんで♪
抱いて♪
いいきも～ちぃ～♪

語尾の音をそろえたり、似たフレーズを繰りかえすことを、「韻を踏む」といいますね。
洋楽の歌詞では昔から当たり前に使われていますが、サザンは洋楽っぽい日本の音楽をつくるにあたって、この行為を徹底しています。

しかし、この「女呼んでブギ」で、アマチュアバンドコンテストに出場したのですから、人を食っているというか、とんがっていましたね！


ユーミンの魅力について書いたら、サザンの魅力についても書かなくてはいけませんね。

曲作りは、ほとんどが曲先（作曲された曲に詞を当てはめる）らしい。

桑田さんが、ギターを弾いてメチャクチャな歌を歌う横で、原坊が楽譜にしていくと、ザ・ベストテンで紹介されていました。

そうそう、一般人が、サザンを最初に見たのは、このザ・ベストテンのスポットライトコーナーだったはず。


新宿ロフトから生中継。みんな「とんでもないグループが現れた！」と度肝を抜かれたのでした。
それは1978年の話です。

しかし、「いとしのエリー」がヒットするまでは、コミックバンド？と思われていた一面もあります。

まだ、多くのミュージシャンがテレビ出演を嫌っていた時代に、テレビを積極的に活用した時代の寵児でした。


サザンが初めてミリオンセラーを達成したのは、1992年の「涙のキッス」ですから、長い間無冠の帝王だったのですね。

39年で、アルバムは15枚しか出していません。
ユーミンが44年で38枚もアルバムを出しているのとは対照的に少ないですね。

また、ユーミンが完成された美しさを表現している一方、サザンはいい加減なユルさを演出している点も相対的だと思います。

例：I AM A PANTY（Yes，I am）って曲、ふざけすぎ(笑)

ユーミンもサザンも、スマホに全アルバム入っています。

珍しく、ニューゴルフのCMもしていましたね。