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2024年02月21日 イイね!

ミラー型ドラレコの考察

ミラー型ドラレコの考察「ミラー型ドラレコ」について私なりの考察を書きたいと思う。
整備手帳などに多く書いてきた事のマトメ。
何故かあまり取り上げられない「事実」を書いておきたい。
私は現在、WOLFBOX G900 という機種を使ってる。
そのパーツレビューはこちらに、取り付けはこちらに上げてる。
ここではG900の特徴や良いところ、悪いところを解説して、他のミラー型ドラレコとの違いや、他機種の評価もしたいと思う。

私は以下の動画を見て、その美しい録画映像に魅せられた。

↑PCでは右下の□で全画面表示にして、さらに歯車マークで「画質」を1440P以上にして見て欲しい。

なお、この動画の中で指摘されてる「リアカメラの録画映像が鏡像」というのは、手元の製品ではそのような事がなく、
G900のリアカメラの録画映像は正像である。
録画映像が鏡像というのは、私はとても許容出来ないから。

この動画のHOUSE WITH GARAGE さんは高画質な映像で、多くのドラレコをレビューされてる。
ミラー型ドラレコの中では唯一このG900を、GoProの5.3Kの映像と比較してるのだ。

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↑↓画像をクリックして、拡大表示させて欲しい。

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G900のフロントカメラ映像は4Kの3840×2160ピクセルで、
その画質はGoProに勝るとも劣らないと言えるだろう。私自身はGoProなんて持ってはいないけど。
私のG900が撮影したフロントカメラ映像は以下。
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4Kの高画質が可能なのはカメラ一体型のミラー型ドラレコだけなのだ。
その理由は後述するけど。
今はamazonなんかで、そんなフロント4Kの安い製品が多く出てるけど、
このG900の映像は特に美しいと言えるだろう。
多くのドラレコをレビューしてるHOUSE WITH GARAGEさんも、先の動画の中で
「ミラー型ドラレコでNo.1」と言ってる。

最近はVANTRUEや70maiの4Kドラレコ(ミラー型で無い)の動画がよくアップされてるが、どちらも4Kの映像が、妙にひっかかりがあるようなカク付いた映像だ。
WOLFBOX G900の4K映像はそんなカク付きは無いので、ドラレコとしてもより優れてると言える。

もちろん、ミラー型ドラレコはその画質だけで選べるものではない。
ディスプレイの明るさ、美しさも求められる。
このG900のディスプレイは動画でも言われてるように、明るいほうだ。
ただ、いわゆる「爆光」ほどでは無い。コントラストがはっきりしてて、晴天の日はとても綺麗に見える。
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↑カメラケーブルをテストしてる時で、配線がごちゃ付いてる。

G900は純正ルームミラーにゴムバンドで固定するタイプだ。
一番簡単に装着出来るけど、純正ミラーとそっくり取り替えるタイプのほうが見た目がスッキリしていいという人もいるだろう。
特に本体の上部に多くの配線が刺さるのが目障りだと言う人も多いと思う。
そうした他の機種についても、私なりの評価を書きたいと思う。

先の動画でもわかるが、
G900の夜間の表示はとても綺麗だ。
昼間、明るいディスプレイは夜間に眩しいというか、明る過ぎたり、リアカメラの夜間映像を無理に明るくして、やたらノイズが目立ったり、全体に白っぽく映ったりする機種もあるが、G900はそんな事は無く、とても自然だ。

ミラー型ドラレコはリアカメラの夜間の「防眩性」も重要だ。
夜間の後続車のヘッドライトの眩しさを抑える映像処理。
一般的に暗視性能と防眩性は相反する傾向がある。暗いところでも映し出せるカメラは、ヘッドライト等の明るい光源が広がってしまうのだ。
G900の防眩性は先の動画でも、また以下のテスト画像でもトップクラスのものだ。
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↑右下のX3GR以外は全て、WOLFBOX G900に接続したそれぞれのカメラの映像(配線加工も必要)

光を電気信号に変えるセンサーがSONY製だからという宣伝文句がよく出てくるが、動画のHOUSE WITH GARAGEさんも言ってるど、特に何も表記されてないセンサーでも綺麗に映し出してるカメラもある。
要はHDRとかWDRとか言われる映像の処理によって変わって来る。トンネルの出口での白飛びが起きず、逆に明るい所からトンネルに入っても真っ暗にならずに感度を上げる制御だ。

HDRやWDRの映像処理はカメラ単体で行ってるようだ。
カメラを入れ替えると、その特徴がそのまま反映されるから。
だから、本体のファームウェアの更新でカメラの映りが変わるものでは無いのだ。
本体側で行ってるのは、せいぜいディスプレイの明るさを変える程度。

これまで、G900のいいところばかり書いてきたが、不満な事が無いわけは無い。
G900の画質はフロントの4Kとリアの2.5Kで大きく異なる。
録画映像をPCの大きな画面で見る時は勿論の事、ミラー型のディスプレイに映し出す映像でも前後でハッキリとした差がある。
G900の前はAKEEYOのX2GRを使っていたが、前後共にフルHDの時は特に画質に不満は無かった。こんなもんだと思っていた。

でも一度、G900のフロントカメラの4K映像を体験すると、実質フルHD画質のリアカメラ映像に我慢が出来なくなってしまうのだ。
G900のリアカメラは2.5Kの2560×1440ピクセルで録画されるが、それが実質フルHDの1920×1080と同じとはどういう事かというと、現在の
全てのリアカメラはAHD2.0という規格でデジアナ変換されてるのだ。
つまり、カメラが撮影したデジタル信号をアナログ信号に変換してるのだ。
それは細い線1本で遠くまで送れるからで、500mまでも中継や増幅無しに送れるらしい。

車内でフロントウィンドウからリアウィンドウや車外まで6m前後の配線が必要になる。
1本のケーブルの中に、映像信号、カメラ駆動用の5V、バックランプなどに接続してバックを検知する12V、GND(マイナス)の4本が入ってる、いわゆる4ピンケーブルが一般的。
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↑細いオスコネクタの穴のある側から見ると、左右が反転する。

数年前のAKEEYOのX2GRなどでは、カメラ側(左側)で映像と12Vが入れ替わってるので映らず、映像信号をバック信号と誤認識してガイドラインが表示されたりする。そんな時はすぐにカメラを取り外さないと、バックランプにつないだ12Vが映像出力端子に流れ込むと、カメラが壊れる可能性もある。

4本の芯線はそれぞれ0.2sqほども無い。ウェザーストリップの隙間や蛇腹チューブを通すカメラケーブルは極力細いほうがいい。それで、リアカメラまでの配線には、外径が3.5mmほどの4ピンケーブルが多く使われてる。
その中の1本の極細い芯線でAHDの映像信号を送ってる。

なお、4ピンのうちバック検出の12Vはカメラ側には行ってない。
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↑AKEEYOのX2GRのリアカメラのケーブルを切断して、テスト用にキボシを付けてる。
カメラへは映像、5V、GNDの3芯だけが行ってる。

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↑3Dアラウンドビューカメラの配線をハンダで付け直した時のもの。

AHDは韓国のチップメーカーNextchip社が開発し、ライセンスフリーなので中国のメーカーがよく採用してる。
現在のミラー型ドラレコのリアカメラはみなAHD2.0なので、その規格上
リアカメラの解像度は全て1920×1080のフルHDなのだ。
つまり、
4ピンケーブルでつながるリアカメラも、分離型のフロントカメラもこのAHD2.0なので、フルHDの画質になる。
2.5Kのカメラというのは、アナログ信号をデジタルに戻す時に、画像を大きくしてSDカードに記録してるだけで、画質はフルHDなのだ。つまり、無駄に容量を食ってるだけ。
フルHDの1920×1080で録画されていたAKEEYOのX2GRのリアカメラを、
WOLFBOX G900に接続すると2.5Kの2560×1440で録画されるのだから。

そして、カメラのデジタル信号をアナログに変えて、本体側でまたデジタルに戻す。
このデジアナ変換過程でどうしても画質は劣化する。特に気になるのが「色のにじみ」 ものの輪郭がぼやけてしまう。

前後共にフルHDのミラー型ドラレコでも、以前からあるカメラ一体型のフロントカメラとリアカメラの映像を比べれば、フロントカメラのほうがクッキリとした映像である事はわかるはず。
一体型ならばカメラの映像はデジタルのまま内部配線してるのだから。

それが最近のフロントカメラが分離したものは、リアカメラと同じ画質になってるという事。
フロントカメラが分離してるほうが、ミラー(ディスプレイ)の向きを変えても視野が変わらなくていいという利点の一方で、確実に画質は劣化してるのだ。
それでも前後共にフルHDの時は、あまり差が感じられないけど、
フロントが4Kになると、もうデジアナ変換されたリアカメラ映像は見るに耐え難い。
それほどの差がある。だから同様に、
フロントが一体型カメラの4K映像と、フロントが分離型カメラでデジアナ変換されたフルHD映像を比べれば、凄い画質差があるという事だ。
ミラー型では無い普通のドラレコは、フロントカメラが分離型なんて無いわけで、「ミラー型だけの特殊事情」なのだ。

と、ここまで書くと、そんなケーブルの先のリアカメラ映像はどれほど酷いのかと思われるかもしれないが、
あくまでフロントの4K映像と比べたらという話し。
繰り返すが、その4K映像はカメラ一体型だけのもの。
参考までに、G900のリアカメラ映像は以下。
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私がWOLFBOX G900で撮影した前後カメラの映像を以下で見比べて欲しい。PCの大きな画面で、
右下の□で全画面表示にして、さらに歯車マークで「画質」を1440P以上にして見て欲しい。2160Pは視聴環境によってはカクつく。
4Kフロントカメラ映像


2.5Kリアカメラ映像


見てのとおり、前後でカメラの画質には「雲泥の差」がある。
これは、最近YouTubeでよく取り上げられる4Kドラレコの70mai A810の前後カメラの映像の違いと同じなので、見比べて欲しい。
そして、この「前後カメラの画質差」は、フロントカメラの「一体型と分離型の映像の違い」と同じである事も知って欲しい。ケーブルの先のカメラが後か前かの違いでしかないのだから。

後述のごく一部の機種を除いて、現在のケーブルの先のカメラは全てデジアナ変換されたAHD2.0のフルHDの映像になる。
劣化したアナログ映像をケーブルで送ってるので、そこが「ボトルネック」になってしまい、
フロントもリアも分離型のカメラを使う限り「ドングリの背比べ」的な画質の違いでしかなくなる。
だから、そこに何のセンサーを使ってるかなんて、こだわってもあまり意味が無いと私は思う。

ただ、前後共にカメラ分離型のミラー型ドラレコを使ってると、前後での画質差も少ないので「こんなものか」と不満が出ないのがラッキーだと言える。

AHD3.0が4K対応なので、いずれは出てくるのではないかと思うけど、アナログ信号は外部からのノイズの影響を受けやすく、高画質になるほどシビアになるので、車内での実用化は難しいかもしれない。
たとえAHD3.0になっても、デジアナ変換しない一体型のカメラのほうが画質はいいに決まってる。

ついでに書くと、オーディオでもケーブルによって音が変わるというように、アナログ映像もケーブルによって変わってるくるみたい。
他の配線と平行すると、ノイズが乗りやすい。
ウィンドウ周りは、地デジのアンテナへの影響を避けるため、全てのケーブルに銅箔テープを貼りまくっていた。
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↑以前使っていたAKEEYOのX2GRを取り付ける時に撮影したもの。

リアカメラケーブルにアルミ箔を巻くことで、ノイズ対策になったと、
後述するMAXWIN MDR-A002の解説でも書かれてる。その記事はこちら

WOLFBOX G900に付属するリアカメラケーブルは、中にアルミ箔が巻かれていた。
4ピンケーブルでシールドされてるのは珍しい。
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↑こういうシールド付きのケーブルを使えば、ノイズの影響は受けにくくなる。監視カメラの場合は同軸ケーブルが当たり前なのだから。

ただ、一々カメラケーブルを切断して調べるわけにもいかない。
私はAKEEYOのX2GRで使っていた車内に設置済みのカメラケーブルをそのまま使おうとして、G900のリアカメラ映像に乗るノイズに悩まされる事になった。
その記事はこちらこちら

他にも、amazonで売られてる安価な4ピンのカメラケーブルを使うと、電柱などの縦線に影が出来る。かつてのアナログ放送のゴーストのように。
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↑これは多分、インピーダンスの不整合というやつだろう。映像信号が反射してこうなるのか。

他にもG900の不満はある。
録画ファイルは.MP4なのだが、その動画圧縮コーデックをH.265とH.264が選択出来るのに、ファイルの容量が変わらない。
H.265は約半分になるはずなのに、いずれにしてもフロントカメラの1分ファイルが160MB位なのだ。

しかも、専用ビュアーであるWolfBox Playerで前後カメラ映像を同時再生した時、
1分ファイルでリア映像が20秒ほど早く終わってしまう。
つまり、前後カメラの映像が同期してない。
これはH.264で録画する事で正常に再生出来るが、設定変更しない限り、H.265での録画がデフォルトなのだ。そんな事、他のユーザーは知ってるのだろうか?
また前後カメラの同時再生をすると映像が少しカクつく。
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↑Googleマップの3Dと同時表示。GPSが驚くほど正確。駐車場でUターンした経路がピッタリ。
GPSアンテナはAKEEYOのX2GRのものをそのままG900で使っていて、ダッシュボード上にある大きめのもので、アンテナ内部の底にアースプレートが敷かれているので、受信感度も安定してる。

前後カメラ映像の同時再生+googleマップ表示が出来るのビュアーは少ない。
WolfBox Playerは一時停止後に、◀◀や▶▶で前後のコマ送りも出来るし、そのスクリーンショットも保存出来る。
.MP4以外に.ts .mov .aviの再生が可能だが、他機種で録画したものは地図が表示されなかったり、前後カメラ同時再生が出来なかったり、ひどくカク付く。

その他の不満は、
リアカメラにはモザイク状のノイズが乗る。
これはWOLFBOX G900に付属のカメラケーブルで接続しても変わらないので、カメラ側に問題がある。
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↑空の電線の間にモザイク状の帯が。こういう無地の背景だとわかる。

他にも空に黒い雲があると、その色がパッパッと目まぐるしく変化する。


こうした問題に対して、日本に販売拠点が無いWOLFBOXの場合は、アフターケアが難しくなる。
私は日本のグリーンファンディングで販売されたのを買ったので、日本のスタッフとやりとりして、結局、
別のカメラが送られて来て交換した。
外観も映りも少し異なる別のカメラ。
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↑左が旧リアカメラ、右が新リアカメラ。
新リアカメラのほうが広角になり、すぐ近くの焦点はちょっとボケ気味。でもこれで
モザイクノイズや、空の雲などの不自然な変化は解消された。

けど、コーデックや専用ビュアーの件は変わらず。
「映像ファイルをメールで送って欲しい」と言われたけど、そんな大きなファイルは添付出来ない。googleドライブに共有ファイルとして、そのリンクを送ったけど、中国からはアクセス出来ないらしいし、そのままとなってしまった。
向こうも過去の終了したプロジェクトにいつまでもかかわってられないのかも。

こうした時に、後述のMAXWINやNEO TOKYOのように日本に販売拠点がある製品のほうがいいかもしれない。
が、それらとて、所詮は中国で作ってるものだから、どこまで対応してくれるのかは不明だ。

なお、私は前述のグリーンファンディングで、G900を駐車録画電源付きで、35,380円で購入してる。
amazonでは一時5万円台で売られていたが、ボッタクリだ。しかも左ハンドル用で左側カメラ。
中国最大の通販会社アリババの海外向けサイトである、
AliExpress内のWOLFBOX Official Storeでは現在27,429円で送料無料で売られてる。
日本語の商品ページはこちらだけど、
必ず少し下の概要欄の「注: 右ハンドル車が必要な場合はこのリンク」から日本、イギリス、オーストラリア向けの英文ページで注文すること。駐車監視電源と一緒の場合は+2千円ほどになる。

G900のようなカメラ一体型のほうが画質的には絶対有利である事を述べてきたが、
それでもフロントカメラが分離型のほうがいいと考える人も多いようだ。
確かに、ミラー型ドラレコ本体にカメラが付いてると、
最近の車のフロントウィンドウにある衝突安全装置が映り込むなどのデメリットがある。
しかし、そういうものがあるからこそ、フロントウィンドウの中心にカメラを取り付ける事が出来ない場合がある。
フロントウィンドウもリアウィンドウも湾曲している。
ちょうどセンターにカメラを取り付けられないと、外向きになったり、斜めになったりしてしまう。
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↑右側のミラー型ドラレコ用の車内リアカメラのレンズがウィンドウの中心から少しズレてる。左にもリア用の360度カメラがあるから。

リアカメラの水平が少し傾いてるので、それを修正しようとして悪戦苦闘した。少しでも貼り付いてしまうと、剥がすと両面テープにはシワが寄り、外から見てみっともないから作り直す。その繰り返し。
どうしても斜めに映るからと、カメラを傾けると、レンズが外向きになって視野が左右いずれかに寄ってしまうのだ。
結局、カメラの筒状の部分と、取り付けステーの間にクッションテープを挟んで対処した。それ以外に方法は無かった。

フロントカメラが分離型でも同様の事が起きるはず。まぁ、少しくらい斜めでも気にしないならいいけど。カメラも上下だけでは無く、左右にも調整出来ればいいんだけど。
結局、ミラー型ドラレコ本体にカメラが付いてる方が、角度調整はしやすい。
ただ、もっと大きく動いてくれたらとは思う。G900のフロントカメラは少しだけ回転し、水平角度も修正出来る。

■リアカメラは車内か車外かという選択問題
車外カメラの有利な点は絶対的に高画質。
フロントカメラも車外に付けたいと思うほど。間に窓ガラス1枚を挟むと、どれだけ映りが悪くなるか。車内が反射して映り込むし、ウィンドウの外の汚れや小雨時の水滴に、後続車のヘッドライトや、自車のハイマウントストップランプの光が当たって、外が見えなくなる事がある。
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↑ストップランプが付くと、ウィンドウの外の汚れに反射して、全体が赤くなってしまう。
対策はリアウィンドウを常に綺麗にすること。せめてカメラの周囲だけでも。
またリアがプライバシーガラスだったりすると、リアカメラ映像が暗くなる問題もある。フィルムを貼ってる場合は、レンズの周囲だけ切り取るほうがいいかも。

車外カメラの不利な点
どうしてもナンバープレートの上など、取り付け位置が低くなり、
夜間の後続車のヘッドライトの直撃を受けやすい。
ただ、リアカメラの防眩性さえよければ、G900のレビュー動画でも、眩しくは無い。

またナンバープレートの真上にカメラを取り付けると、
少しでもカメラがナンバーにかかると、車検に通らない場合がある。
これは検査官によって異なるので困る。ナンバーを避けて、左右に寄った取り付けが無難。その場合は、カメラを少し内向きに取り付けると、違和感が無くなる。
前に上げた、車外リアカメラの新旧比較画像のように。

駐車監視録画の時、不審者が近寄っても、位置が低いと顔が写りにくい。
雨が降って、外のカメラのレンズに水滴が付くと、まともに映らなくなる。
これはレンズに親水コーティングをするなどで対策も可能。

リアカメラが車外か車内かは、いずれも一長一短あり、天候や時間帯によって変わってくるのだ。
この対策として、私はAKEEYOのX2GRの頃から、つまり4年ほど前から、
リアカメラは車外用と車内用の2つを取り付けて、リレーとリモコンで切り替えて使ってる。
エーモンのリレー3234の台紙の説明図をアレンジして解説すると、
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↑このリレーを映像用と5V用の2つ使う。

切り替えた瞬間に画像が乱れるが、もう、このリアカメラ切り替え無しでは使えない。そんな機種を出して欲しい。
このリアカメラ切り替えの詳しい説明はこちらから。

■安い4Kのミラー型ドラレコとの比較
私はWOFBOX G900のすぐ後、
EUKIのM12という製品を購入してみた。
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このEUKI M12については、整備手帳のこちらを参照して欲しいのだが、
購入価格は13,999円だったが、1週間後にはタイムセールで10,199円になってた。
つまり、WOLFBOX G900の1/3ほどの値段。

それでも、4Kのフロントカメラの録画映像は綺麗だ。
ただ、やはりG900のほうが明らかに上等。
リアカメラの映像はフルHDだが、自然で好印象だった。
でも、ディスプレイの表示がG900のような鮮明感が無くて、コントラストが低い。そして映り込みがひどい。
それはG900のような暗めの鏡では無くて、普通の鏡なのが原因。それで反射防止フィルムが付いてる。が、それを貼ると余計に表示の鮮明感が失われる。
専用ビュアーは前後カメラ同時表示出来ない。
最大の難点はリアカメラの防眩性が悪過ぎる。
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↑これではまるで花火。レビュー動画と違う感じ。

どんなミラー型ドラレコでも欠点はあるが、
安い機種はマイナスポイントが多くて、どうしても許せない欠点が出てくるように感じる。
レビュー動画では「案件」とか言って、金をもらって作ってるから、そんな欠点は出さないのだろう。

■人気のミラー型ドラレコの評価
以下の機種はみな、私が購入したわけでは無くて、動画などで見た印象に過ぎないのだが。

MAXWIN MDR-A002
いわゆる「爆光」として、ディスプレイの表示が明るい高評価の機種で、1200cd(カンデラ)の液晶らしい。
そして、リアカメラが60fps。つまり、1秒間に60コマで、今どきのテレビと同じらしい。
値段も高くて7万円台。純正ルームミラーと置き換えるタイプで、車種別のブラケットが多く発売されてる。
メーカーの商品ページはこちら

しかし、リアカメラのコマ数が多くなって、なだらかになっても、リア映像を見て運転するわけでは無い。チラッとしか見ないはず。

そして、録画映像が鏡像。
私はこれは許容出来ない。編集で反転させても、速度などの数字も反転してしまうし。

しかも、夜間映像がなんか白っぽい。
4年ほど前だったか、AKEEYOが60fpsのミラー型ドラレコを出したけど、暗視性能は悪いと、メーカー自らことわっていた。実際、真っ暗だった。
60fpsはシャッター速度が速くなる関係で、どうしても光の取り込みが不利になる。
MAXWINのはそれを無理やり本体側で輝度を上げてるのではないか。

それと、動画などで確認はしてないというか、指摘は無いのだが、西日本の電源周波数の60Hzと同期して、
信号が消えることは無いのだろうか?
フロントカメラの録画映像も綺麗では無い。これは前述のとおり、カメラ別体なので、リアカメラと同じAHD2.0のデジアナ変換で、フルHDの画質なのだから。
これは1万円台の4Kのミラー型ドラレコのフロント映像のほうがずっと綺麗だ。

結局、MAXWIN A002の私の評価はディスプレイの明るさだけ。
確かにミラー型ドラレコの表示は絶対的な明るさが求められる。特に日中は。
それでも、A002は結構な「映り込み」があるようだ。
それは液晶をOFFにすると、普通の鏡だから。G900のような、暗めの鏡ならまだよかったのに。

そして、「映り込み」の原因である「鏡」を本当にもういい加減、止めて欲しい。
OFFにしたらPC画面のような艶消しの黒でいいじゃないか。その代わり、スマホのインカメラのような小さなレンズで車内を映し、鏡の代わりにして、切り替え可能にすればいいのに。
万一故障したら、後ろが見えなくなるという保険の為に、非常事態用に鏡になる事が必要なのだろうか。
ルームミラーは車検の検査対象では無いらしいし。

ミラー型ドラレコはその「映り込み」を避けるため、特に明るいリアウィンドウが映るので、
少し下または上向きにする。
この状態だと、本体の下側にあるスイッチで、液晶表示をOFFにしても、鏡として使用するには、向きを変えなければならないのだ。
私はAKEEYOのX2GRの時から、小さな鏡を併用していた。画像はG900の現在だけど。
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↑配線を隠せるような、横に細長いミラーがあればいいんだけど。
このミラーはカーメイトの製品。パーツレビューのこちらから。

MAXWIN MDR-PRO1
こちらはさらなる「爆光」の1800cd(カンデラ)の液晶画面らしい。
しかも、輝度の自動調整がある。なぜかこの輝度の自動調整のついたミラー型ドラレコは少ない。ほとんど見かけない。
ディスプレイの表示の美しさではNo.1ではないか。暗いところでも明るすぎる事はないみたい。
そして、リアカメラが60fps。やはり鏡像録画。
メーカーの商品ページはこちら

この製品は中国で販売する車に純正採用されてるらしい。そのせいか、ともかく消費電力を抑えて、安定性が第一になってる感じ。
純正ルームミラーと置き換えるタイプだけど、配線隠しなどがあって、A002もそうだけど、後付感が無いように作られてる。
ただ、カメラの取付け角度調節は、3種類のブラケットから選ぶ方法で、車種によっては合わない事もあり得る。

しかも、GPSが無い、タッチパネルで無い、タイムラプス録画が出来ない。
さらにリアの録画映像が横に細長い。
1920×384で、上下が切られて無いのだ。これも消費電力を抑えるためなのか。
つまり、一般向きでは無いように思える。玄人好みというか。

タイムラプス録画は、駐車監視録画の時に必要なものだ。これが無いと、衝撃を感知してからの録画になるので、肝心の瞬間が映って無い可能性もある。
タイムラプスは1秒間のコマ数を少なくして録画する。消費電力もファイルの容量も節約した録画方式。再生する時は早送りのような映像になる。
最近のドラレコはたいてい、このタイムラプス録画機能があるのだけど、
AKEEYOのX2GRは1秒間に1コマ、2コマ、5コマと細かくする選択出来た。
WOLFBOXのG900は1秒に1コマ、2秒に1コマ、3秒に1コマと荒くする事しか出来ない。

このPRO1の最大の特徴は、LVDS(低電圧差動信号)というデジタル伝送で、
デジアナ変換するAHDのカメラでは無いのだ。
前後共にフルHDの映像だけど、色の滲みが無いクッキリとした印象。
特に夜間映像が白っぽいA002と比べても、このPRO1の映像は綺麗に思える。
ただ、カメラケーブルは同軸ケーブルであり、当然、バック連動なんて無い。
ケーブルもその接続コネクタも太くなるので、この方式が増えるとは思えない。

結局、PRO1の評価ポイントは、画面の明るさ、見やすさと、デジタル伝送による綺麗な映像。
と言っても、その画質は、従来のカメラ一体型のフルHDミラー型ドラレコのフロント映像と同等というレベル。

ユーザー目線でのA002とPRO1の比較動画は以下を参考に。


NEO TOKYO ミラーカム3 MRC-2024

これは同じく「爆光」として、最近出たばかりのミラー型ドラレコ。
MAXWINのA002と同じ1200cd(カンデラ)の明るい液晶画面を採用してる。
ゴムバンドで純正ルームミラーに被せるタイプ。
フロントもリアもカメラは別体。
そして本体上部の配線を隠すパネルがせり上がってる。
メーカーの商品ページはこちらから。
Q&Aまで詳しく書かれてる。

ミラーカム2も人気があった機種らしいが、その弱点とも言える画面の明るさを改善した新機種。
ただ、現状ではGPSが無いらしくて、駐車監視用の電源も無い。
GPSは後かららしいが、駐車監視電源は出ないかもしれないとメーカーサイトにも書かれてる。
ともかく、画面を明るくした事で、消費電力3.5Aと大きくなり、他のミラーカムのは使えないらしい。
そして、リアカメラケーブルも他のミラーカムのでは映らないと書かれてる。

本体だけを付け替えるなら、よりよいものに買い替えたいという衝動にかられるだろうが、配線を全てやり直さなければならないとなると、買う気が失せるというもの。

このミラーカム3の画面は確かに明るいが、
MAXWINのA002ほど鮮やかでは無い感じ。
これは値段が半分以下なので、仕方ない。
明るさの自動調節機能が付いてるらしいけど、
夜間はやけに明かる過ぎる感がある。


NEO TOKYOという名なので、日本製かと思う人もいるだろうけど、れっきした中国製。
メーカーサイトにも正直に書かれてる。
上部の配線を隠すトップウォールは特許取得済みらしいけど、おかげでSDカードの出し入れがやりにくい。
一から設計してれば、SDカードは側面にするハズだけど、その辺がいかにもパネルのデザインだけを発案して、作らせた感がある。
「SDカードの出し入れも側面にして欲しい」「いや、そんな事をしたら基盤ごと設計し直す必要があり、コストがかかる」と言った、中国側とのやり取りが想像される。

リアカメラも25fpsで、中国製で一般的なPAL方式のカメラだろう。
おかげて、東日本の電源周波数の50Hzと同期して、レビューでも信号が2秒間くらい消えてしまうのだ。
NEO TOKYOと言う名なら、東京の信号を考慮して、フロントカメラと同じ27.5fpsにすればいいのに。

でも、このミラーカム3はコスト面もよく考えていて、3万を切るみたい。
一部は先行販売されたらしいけど、現在は予約割引きでの販売中で、発送は5月頃。
海外生産、国際輸送、税関審査等で正確な入荷日は予測出来ないとも書かれてる。後は、
対応する駐車監視電源を作ってくれるかどうか、中国頼みというところか。
販売予定価格が9,800円ってえらい高い。特注になるからか。
もし、ミラーカム3は駐車監視録画が出来ないとなれば致命的だ。
ミラーカム Pro2のように、低電圧保護を本体側でして、その電圧設定も画面で出来るのなら、自作出来そうだけど、NEO TOKYOに質問すると、ミラーカム2用の駐車監視ケーブルと同じで、外部ユニットで電圧設定や遮断を行い、GPSも合流するので、自作や応用はハードルが高い。

最近は日本ブランドの製品が増えてるけど、みんなOEM。そもそも日本ではタッチパネル液晶もCPUも制御ソフトも作れない。それほどレベル差はあると思う。
なのに今だに「日本製だから安心」だとか「中華製品は」という声を聞くけど、愛車に多くの機器を取り付けてる私からすれば、中国製のレベルの高さはよく実感してる。
日本はもうデジタル後進国なのだ。

中国では共通パーツを多くしてコストを下げてる。それらのパーツの組み合わせで、いろんな製品が出来るのだろう。それを販売店が独自のブランドを付けて売ってるようだ。
日本ブランドも同じで、アルパインやケンウッドのは二世代前の製品ではないかと思われるのに、ブランドだけで高価に売ってのが許せない。
Posted at 2024/02/22 19:38:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2022年05月06日 イイね!

カロッツェリア ND-HUD2A のコンバイナー交換と分解

カロッツェリア ND-HUD2A のコンバイナー交換と分解カロッツェリアのサイバーナビ用のHUD(ヘッドアップディスプレィ)ND-HUD2Aの映像を映し出すハーフミラーである
コンバイナーの交換作業と、
ついでに本体の分解をしてみた。

まず、このND-HUDについて、ご存知の方も多いと思うけど、
最後のバージョンが2014年に製造されたもので、対応するサイバーナビも、私が「オンダッシュ化の改造」をして使ってる、
AVIC-VH0999などの2015年モデルが最終であり、
過去の製品なので、改めて、その素晴らしい内容を紹介しておきたい。

これはフロントガラス手前に設置した透明スクリーン上に画像や文字を投影する事で、
視線移動が少なく、ルート案内などを表示する装置である。
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メーカーの宣伝文句は
RGBレーザー光源を用いて映像を映し出すことで、3m前方に約37インチ相当の高輝度・高コントラスト・高精細なフルカラー表示を実現。ルートや交差点名称などの誘導情報、クルーズスカウターユニットで検知した情報を目の前に浮かべ、車外の風景と情報が一体化する「クラウドARナビ」を可能にします。
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周囲の明るさに応じて、輝度は自動調整されるが、縮尺の変更などは、以下のステアリングリモコンで行う。
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メーカーサイトはこちらであるが、そこの動画は削除されてるので、以下のYoutubeから。


さらに、以下は2012年モデルのサイバーナビAVIC-VH99HUD/ZH99HUDのコマーシャル動画だけど、HUDは同じものなので。


これが発表された時は、ついに液晶画面は不要になるのかと思った。
愛車はオンダッシュナビしか設置出来ず、これなら使えると興奮した。

ところが、あくまで補助的なもので、液晶画面は必要だった。
それでも、ずっと憧れの装置であった。

実際には、上の動画のようなCGでは無く、
表示はもっと荒く感じられて、文字などはちょっと見にくい。

でも、走行中は風景に重ねて表示されるので、あまり気にならず、
ルート案内はとても快適で、液晶画面は見なくても済むくらい。

なぜ、これを廃止してしまったのか。より高精細なものを開発中とか聞くけど、はたして、カーナビ自体が売れない時代なので、どうなるのか。
会社としてのパイオニアの経営状態や開発能力が心配になってくる。

現在、HUDで商品検索すると、いろいろと出てくるが、
この装置ほど多彩に的確にルート案内出来るHUDは他に無い。
10年も前の製品なのに、現在でも圧倒的に最強のHUDではないだうか。

ただ、ルート案内時以外は、あまりに無表情なのが惜しいくらい。
だから、出先から戻る時に、自宅までのルート案内を表示させたり、マップモードにしてる。

このND-HUDは1~3まであり、さらに後ろにAとか付くのもある。
しかし、メーカーのカスタマーサポートに聞いても、修理の技術者に聞いても、
ハード的には同じもので、内蔵する地図データにより型番が異なると言う。
つまり、地図データの更新を行えば、全て同じモノになる。
ちなみに、ナビ本体の地図バージョンとHUDの地図バージョンが一致しないと動作しない。
また、ナビ本体とはBluetoothで接続される。つまり、ナビ本体とHUDは無線でつながってるのだ。

ただ、初期のND-HUD1のコンバイナーのコーティングに問題があり、
早く劣化して、それについては無償?交換で対応していたとか。

いずれにしても、このコンバイナーは紫外線などで劣化するので、2年が耐用年数とかで、
部品センターから税抜き12000円で購入出来る。

なお、ND-HUD10は全く別物で、楽ナビ用に作られた安価バージョンのHUDなのだ。
ND-HUD10
コンバイナー寸法:205mm(W)× 52.5mm(H)×5mm(D)
64,800画素 (水平540×垂直120)

ND-HUD1~3
コンバイナー寸法:260 mm(W)×75 mm(H)×5 mm(D)
202,800画素(水平780×垂直260)

さて、私が現在、使ってるのも中古で購入したが、メーカーに点検整備に出して、
コンバイナー、投影レンズ、外装カバー、冷却ファンなどを新品に交換してる。
さらに、部品センターから遮光板、取付け金具の化粧カバー、各種ネジ類、リモコンなどを新品で購入してる。
その時に、取り外して、不要になったパーツは以下のとおり。
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そして、愛車には2020年に取り付けて使っているのだが、
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これとは別に、コンバイナーの交換作業の訓練?用と、本体の興味本位での分解用に、
新たにヤフオクで本体のみのジャンク品を1700円で購入した。
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本体のみで、電源部もケーブルも無いので、車載品のケーブルに接続してみると、
ちゃんと動作する事も確認しておいた。
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↑愛車に取り付けてるHUDと表示が同じなのか、自分のが変に劣ってる事はないのか(当初予想よりも表示が荒く感じたので)、それを確かめたかったのが一番の入手動機でもある。

コンバイナーの交換作業
まずはこの丸いシールを剥がす必要がある。1mm程の厚みのある半透明ゴム板だ。
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左右逆になるが、このゴムシールを剥がすと、両面テープらしきものが残ってしまうので、めくるしかない。
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あとは、2.5mmの六角レンチで外す。
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こうして、コンバイナーは簡単に外れるが、左右でちょっと違う。
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↑左はピンが2つで、右は固定用のゴムを挟んでネジ留めする。
おそらく、左右ともガッチリ留めてると、コンバイナーに頭などをぶつけたりした時に、コンバイナーの固定穴周囲にヒビが入ったりするのを緩衝する為のものでは。

後は、コンバイナーを交換するだけ。
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↑例によって、寝たきりで介護してる母の部屋で、室内に干してる洗濯物が写ってる!
上側がヤフオクジャンク品のコンバイナーで、下側がメーカーに出して交換して取り外した方のコンバイナー。下の方がまだ綺麗だ。

最初に外した目隠し用の半透明の丸いゴムシールが、コンバイナーの交換部品に付属してるのかどうか。もし無ければ、薄い両面テープを円に切って貼らなければならない。
あるいは、接着剤でもいいか。あるいは、この丸いゴムシールは無くてもいいか。

あと、実際の作業では、既に車に取付けてるHUDを外す必要があるので、
その場合は、固定金具のカバーを外す必要があり、それは下のような爪で4箇所留まってる。
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↑外すプラ製のカバーはこの下側(裏側)になる。

私が最初に中古品を買った時も、この爪が折れてしまっていた。
この爪を折らないようにカバーを外さなければならない。
こうして、練習用のパーツがあれば、外す時に再確認が出来る。

後は、興味本位の分解作業。
素人作業なので、真似しないで欲しい。
ジャンク品なので、壊れてもいいという前提なのだから。

まず本体の外から見て、唯一のネジは裏側のコレだけ。とりあえず外す。
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最初、これだけ外して、どうやって分解するのだと、あちこち賢明にコジッてしまった。

コンバイナーのメガネのツルの付け根。ここがカバーになってる。
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↑右のほうの隙間から何かを突っ込んで、引き剥がす。
私はプラ製の小さなヘラを使ったが、マイナスドライバーなんかだと、傷付かないように養生しておく必要がありそう。

カバーを外すと、爪で留まってるだけ。
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↑取り付ける時は、左端のほうを先に突っ込んでおいて、後は上から押し込むだけで簡単にパチンと留まる。

カバーをはずと、ネジが2本。これを外すと、コンバイナーのツルが外れる。
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ツルを外すと、新たなネジが現れる。これを外すと、
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やっと裏蓋が外れる。但し、レンズのある側(画像で右側の側面)も爪であちこち留まってる。
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以下の赤丸のネジ2本を外して、遮光板を取り外す。
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↑黄色丸が一番最初に外したネジの跡。

赤丸のネジ4本を外すと、カバーから本体が外れる。
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こうして、本体を取り出す。次に赤丸のネジ5つを外す。
但し、下側の中央のネジは、下側側面にある銀色のカバーを先に外さないといけない。
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ここまで来るのに、赤丸のFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)を外さなければならないのだが、そのロックを解除する爪を押し下げて外れるのだが、
今度、固定出来なくなった。爪を起こしても、ロックされないのだ。すぐにFFCが抜けてしまう。
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さらに基盤を外すと、
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レーザーはこのような向きに照射される。
右の斜めの部分がミラーになってるのだ。
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レーザーの出口のレンズはこんなに。
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↑表面のコーティングが剥がれて来てるのだ。

レンズを外すと、その中は右側がミラーで、そこに写ってるのが赤丸のレーザー照射口。
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問題はこのレンズだ。
表が凸レンズ風になってて(上側)、裏側はまた別の平面レンズ。2枚が合わさってるみたい。
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↑手に持ってるのは、メーカーに出して、交換して外したレンズ。
表面をアルコールで拭いたら、余計にひどくなった。つまり、コーティングが剥がれて来たのだろう。

これがメーカーに出して、新品に交換してもらって、外したほうのレンズ。
上の画像のようにアルコールで拭く前。
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↑このシミが気になって、交換してもらったのだが、交換した新品のレンズも、本体を取り付ける前に、同じようになってしまった。数日で何も触れて無いのに。

ND-HUD1のコンバイナーはコーティングに問題があったと先に書いたが、
このレンズのコーティングも問題がある。
メーカーで交換してもらったのものも同じようになるのだから。

プラ製のレンズにコーティングするのが難しいのか?
アルコールで拭くと、ひどいまだらになるから、この部分は触らないほうがいいかも。

そのうち、プラを研磨するコンパウンドで綺麗にして、ガラスコーティングでも試してみようかと思ってる。

HUDの電源部の中身は以下のとおり
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Posted at 2022/05/06 16:02:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2022年04月24日 イイね!

BeatJam 5 for carrozzeria のサービス終了

BeatJam 5 for carrozzeria のサービス終了私の1DIN+1DIN形式の最後のサイバーナビAVIC-VH0999への
「BeatJam 5 for carrozzeria」のサービスが4月30日で終了する。


要するに、パソコン上の楽曲データをサイバーナビのMSV(ミュージック・サーバー)へSDカードを介して転送する為のソフト「BeatJam 5 for carrozzeria」のサービスを終了すると言うのだ。
それも、2022年4月15日に告知して、4月30日に終了という。
この告知ページはこちら
その内容は以下。

2011年~2015年発売のサイバーナビご愛用のお客様へ
「BeatJam 5 for carrozzeria」サービス提供終了のお知らせ


2022年4月30日に終了するサービスの概要
BeatJam 5 for carrozzeriaのセットアッププログラムのダウンロードサービス
BeatJam 5 for carrozzeriaのサポートサービス
※BeatJam 5 for carrozzeriaにて行っていた以下の機能を含む、BeatJam 5 for carrozzeria全体のサポートが終了します。
 ・SDカードを利用したパソコンの楽曲データのサイバーナビへの転送
 ・ミュージックサーバー楽曲タイトルの取得と編集
 ・製品付属のインストール用CD-ROMを破損、紛失された等の場合に、有償で再提供するサービス

該当機種
2011年発売モデル:AVIC-VH09CS/ZH09CS/VH09/ZH09/ZH07/ZH09-MEV
2012年発売モデル:AVIC-VH99HUD/ZH99HUD/VH99CS/ZH99CS/VH99/ZH99/ZH77
2013年発売モデル:AVIC-VH0009HUD/VH0009CS/VH0009/ZH0009HUD/ZH0009CS/ZH0009/ZH0007
2014年発売モデル:AVIC-VH0099H/VH0099S/VH0099/ZH0099WH/ZH0099H/ZH0099WS/ZH0099W/ZH0099S/
ZH0099/ZH0077W/ZH0077
2015年発売モデル:AVIC-VH0999S/VH0999/ZH0999LS/ZH0999WS/ZH0999L/ZH0999W/ZH0999S/ZH0999/
ZH0777W/ZH0777

お問い合わせ
本件につきましてご不明な点などございましたら、下記までお問い合わせいただけるようお願い申し上げます。
ジャストシステム「BeatJam 5」サポートページ
(サポートセンターへのお問い合わせ受付は、2022年4月30日に終了予定です。)

これについて、カロッツェリアのカスタマーサポートに問い合わせると、以下の返答があった。
BeatJam 5 for carrozzeriaのサポートサービスの提供終了となりますので、
転送などの機能自体がご利用できなくなる訳ではございませんが、
5月1日以降にBeatJamが正常に動作しなくなった場合は、ご相談いただける窓口(対応方法などご案内可能な窓口)がない状況となります。
何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

と、まぁ、PCにインストール済みのBeatJam5を使って、
SDカード経由でサイバーナビのMSVに楽曲転送する事は今後も出来る
みたいなので、一安心した。

ただ、「BeatJam5 for carrozzeria」を新たにダウンロードする事は出来ないので、今のうちにインストールファイルを入手しておく必要があるし、
それを大事にしておかないと、PCを買い替えた時などに、新たにインストールし直す必要がある。
BeatJam5のダウンロードはこちらから。
↑もうサービスは終了してるので、下記からダウンロード。

しかし、このBeatJam5は「シリアルナンバー」がないと、インストールは出来ない。
そのナンバーはサイバーナビに付属してると言うのだが、中古で購入した場合は、まず無いだろう。
そのナンバーの入手方法等については、私の過去のブログのこちらから。
これも、4月30日までに対処しなければならないと思う。

私も「紛失した」とジャトスシステムに申し出て、
住所、氏名、電話番号等を登録して、ユーザーIDを取得し、所有者として「シリアルナンバー」を入手した。
よって、「シリアルナンバー」には、私のID、住所、氏名等が紐づけされてるので、
私の「シリアルナンバー」を他人と共有する事は出来ない。

この10桁-8桁のシリアルナンバーはもちろん、デタラメな数字でいいはずが無く、チェックサム的な仕掛けがあるに違いない。
でも捜せば、ヤオフクやメルカリにBeatJam 2008等のCD出品で、SOLDのものでも、
その商品画像にシリアルナンバーが写ってるのがある!

試してみると、そのシリアルナンバーを使って、BeatJam5もインストール出来た。

ただ、このまま起動しようとすると、テストした手持ちの別の古いPCでは、
「Adobe Flash Playerが古いかインストールされてない」と、起動時にメッセージが出て、動作しない。
次にアップデイト・プラグラムを実行すると、その古いPCでも正常にBeatJam5が起動した。
最初の起動画面から、右側の「Digital Audioへ転送」をクリックすると、転送モード「catozzeriaモード」で曲の転送画面になる。

他人のシリアルナンバーを使う事には、後ろめたさがあるが、既にサポートが終了したソフトで、そのシリアルナンバーで新たにユーザー登録も出来ず、不正使用にもならないのでは。
そもそも、このシリアルナンバーはカーナビに付属してるもので、そのナビを使ってるものには、あるハズのものなのだ。他での利用価値も無いし。

私が過去に、ネット上で拾ってきたシリアルナンバー
は以下のものがあるので、試して欲しい。利用はあくまで、自己責任で。
6010743601-11462614
6010743601-10982851

現在、私が所有してるBeatJam5のダウンロードは以下
bj5setup.exe
そのアップデイト・プログラムは
bj5up06.exe
いずれも、「Dropbox に保存して後で見る」とかログインメッセージが出れば、
それは✕で消すか「スキップ」して、
「ダウンロード」で保存出来る。

アップデイト情報はジャスト・システムのこちらから。
上記のbj5up06.exeはそこからダウンロードしたもの。
インストーラーのbj5setup.exeは前記のカロッツェリアのサイトからダウンロードしたもの。(現在はダウンロードは出来ない)
いずれも、私が年間1万円以上支払ってるノートン360でウィルス・スキャン済み。

bj5setup.exe をダブルクリックして実行すると、まずシリアルナンバーを聞いてくる。
インストールが終了したら、すぐ、
bj5up06.exe をダブルクリックして、アップデイトを実行する。
以上でBeatJam5が使えるようになるはずだ。

また、ナビスタジオ Ver.5(NAVI*STUDIO 5)
は今でもカロッツェリアのサイトからダウンロード出来る。
それはこちらから。

他には、
データ通信専用通信モジュール ND-DC2 / ND-DC1を使った
データ通信サービスが2025年3月31日で終了するらしい。
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ドコモの3G回線が2026年3月末で終了するので、それより1年前にサービスも終了というのだ。

AVIC-VH0999などでは、スマホのBluetoothのPANプロファイルでのデータ通信が使えるのだが、スマートループアイなどはデータ通信モジュールを使わなければならない。

ND-DC3が使えればいいのだが、カスタマーサポートは「使えない」と言う。
車内でWi-Fiが使えるルーターのDCT-WR100DやドライブレコーダーNP1の無線LANを有線LANに変換する装置や、USBで受ける装置が市販されていて、なんとか使えないものかと思うのだが、サポートに聞いても「使えない」と言う。

そんな旧製品でも利用出来るアダプタ的なものを出してくれれば、NP1等も売れると思うのだけど。

さらに、もっと懸念されるのが、
地図更新の終了時期だ。
これまで、製品の発売から10年で地図更新が終了してる。
AVIC-VH0999は2015年製だから、2025年までか。
と考えると、そうでは無い可能性がある。

このシリーズは
0999(2015年)、0099(2014年)、0009(2013年)なのだが、
1つ前のシリーズの
99(2012年)、09(2011年)の機種では、既に2021年版で地図更新は終了と案内されてるのだ。

つまり、我がVH0999も、このシリーズ初代の0009(2013年)の10年後である、
来年の2023年版で地図更新が終了になる可能性が高い。
地図更新の終了は、まさにカーナビの死刑宣告に等しい。

カスタマーサポートにも最後の1DIN+1DINは中古市場でも人気がある機種なのでと、
地図更新の延長をお願いしておいた。

ただ、やはり「需要予測など総合的な判断」をしてるらしく、どの程度、更新地図が売れるかにかかってくる。
そんな中、メルカリなどで最新地図データ入りのSSDが売られていて、それを買ってると、その分、更新地図が売れず、更新サービスが終了してしまうという悪循環になりそう。

私はHUD用の更新地図も必要なので、「カロッツェリア地図割プラス」で購入してるが、
その年会費も4月1日より、3960円(税込)→5500円(税込)に値上がりしてる。

カーナビ市場そのものが、スマホの地図アプリなどに押されて、縮小してるらしい。
つまり、カーナビが売れない時代なのだ。
HUDもより高画質なものを開発中と、ずいぶん前に聞いたが、もう出てこないのではないか。
高価なカーナビは一部のマニアが買っても、多くは売れず、開発しても採算が取れないから。

カロッツェリアへの問い合わせはこちらから。


Posted at 2022/04/25 03:00:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2022年03月10日 イイね!

AutoSee 3Dアラウンドビューの取り付け(1)

AutoSee 3Dアラウンドビューの取り付け(1)前後左右の4つのカメラの映像を合成し、車の真上から見た映像を作り出す装置は、今は珍しくは無くて、新車の多くに取り付けられてる(オプションか?)

しかし、これは真上からだけでは無く、
車の任意の角度から見た映像を作り出す。
それはあたかも車外から誰かが撮影したような映像である。



私の愛車には、これまで、
MiCarBaブランドの3Dアラウンドビューを取り付けていた。
その記事はこちらから。
今回は、それをAutoSeeの3Dアラウンドビューに入れ替える。

そもそも愛車のシビックのようなコンパクトカーに、このようなカメラが必要なのかと言われるかもしれないが、
私は27年目になる旧車に可能な限りの最新のアイテムを取り付けたいのだ。
それを楽しんでると言うか。

ただ、近年は乗って走ってるよりも、こうした装置を取り付けるのに四苦八苦してる時間のほうがはるかに長いように感じる。
「これさえ完了すれば、気持ちよく乗れるのに」という思いが強くて。

この3Dアラウンドビューシステムは
AVMS =Around View Monitoring System と呼ばれていて、これは取り付けるのも大変だが、それだけでは済まず、車の周囲に専用シートを広げて「キャリブレーション」を行わなければならない。
本当に面倒なんだけど、その結果がまた、
なかなか満足の行くものにならないのだ。

特に私の車の場合は、
フロントカメラの位置が30cmと低く、左右のカメラが傾いてる。
フロントバンパーが飛び出していて、グリル付近だとカメラの視界の半分近くがバンパーになって、直前の映像が得られないし、フロントカメラは車の中心にないと、合成される車の3D画像がズレてしまうのだ。

それで、「地上高40cm以上」という指定に対して、
ナンバープレートの下の30cmという大変低い位置にフロントカメラを付けざるを得ない。
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またドアミラーの底面に水平な部分が無く、傾斜面に取り付けたカメラの画像は傾いてしまう。
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これらの悪条件からか、合成された映像は、
正面画像がハケで履いたように流れて、停車しててもフワフワと揺れる。
これを何とか改善出来ないものかと、カメラの角度を上げ下げしてキャリブレーションを何度も繰り返したが、結果は変わらなかった。

それが別のAVMSでも同じなのか、改善されないのか、期待と不安が募る。

また、これまでのMiCarBaのカメラで不満なのは、両サイドを同時に映し出す機能が無い事だ。
商品の箱の側面にはそれらしき映像があるし、
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「Display Setting」の「L&R Display」でそれが可能になるのではと思われるのだが。
取説16ページのその説明でも、
Left and Right Display at the same time:
"Open": when double flash is on, display 2D + left and right at the same time
とあり、ダブルフラッシュって、ハザードを2回点灯ではないかと思うのだけど、機能しない。

現在、「海の向こうの先進国」では、このAVMSは大変多くの商品があり、
何を選んだらいいのか、まずそれで迷ってしまう。
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↑トラックやバス、キャンピングカーにはそれようの製品がある。
 ドアミラーから後ろが長い車は、そこにサイドカメラを取り付けると、後方が映らないから。

今のトレンドは、ロータリースイッチで表示モードを切り替える製品のようだ。
多くの表示モードがあって、それを選ぶのに、ボタンのスイッチだと何回も押したり、行き過ぎたりして操作性が悪いので、ダイヤルを回す事ですばやく目的の表示に切り替えられるし、周囲をグルリと回して映す時にも便利なのだ。
このロータリースイッチは無線で、どこにでも設置出来るが、私はこれまでもステアリングスイッチを使ってきた。

基本、バック時と、ウィンカーを出した時に自動でそれぞれ適切な表示に切り替わるのだが、ギアを変えずに、またウィンカーを出さずに、手元でそれらの画像に切り替えられるように、
ステアリングに丸いリモコンを取り付けていた。
それは、全く別の製品の4つのカメラ映像入力を選択する為の無線スイッチで、これを改造して、指定のカメラに駆動電流を出力するのを利用して、3Dカメラを切り替えていたのだ。
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私が今回、選んだのは、最初の画像のように、
そんなステアリングリモコンが付いてる3D AVMSなのだ。
ロータリースイッチをステアリングに取り付けられればいいんだが、摘み易くするために高さが結構あって、ステアリング操作に邪魔になるし、ちょっと触れただけでリングが回り、映像が切り替わってしまうと思われた。
また、最後まで迷っていたロータリースイッチ付きの製品が「売り切れ」になってしまった事もある。現在の半導体不足で新たに作れないのだ。

今回の製品も、迷ってた製品も「姉妹機種」のようで、メニュー構成が同じだ。
これを選んだもう一つの理由は「View Adjust」にある。
それぞれの表示パターンで、その表示角度や視点を調整出来るのだ。

私はこれまでのMiCarBaの製品で、「前から見た表示」のモードを使っていた。
サイバーナビがクルーズスカウターで、前方カメラの映像にAR(=Augmented Reality:拡張現実)でルートを表示したり、先行車との距離を表示したりと、常にその前方カメラを表示する状態にしてるので、
専用のモニターで3Dアラウンドビューを常時表示する場合、
そのほとんどが前方カメラの映像を表示する事になり、同じように前方表示するモニターが2台になってしまうのを嫌ったからだ。
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↑MiCarBaでナンバープレートネジ穴に取り付けるカメラに改造してた頃。
高さは確保されてたが、かなり下向き。前方路面を映していた。

つまり、前方を映す映像では無く、前から見た映像を表示させたい。

同様に、バック時には、他のマルチビューカメラがほぼ真上から見下ろし、スマートミラーのリアカメラ映像もあるので、
後方を映す映像では無く、後方から見た映像を表示させたい。

MiCarBaにはそんな表示モードがあったから使っていたが、
他にそんな表示モードのあるAVMSはなかなか見当たらないのだ。
私は勝手に、このAutoSeeの製品の「View Adjust」で、そんな表示に変えられるのではないかと期待した。

実際、この製品の紹介ページのフロント画像は、車の後方の上から前方を表示し、
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バック時の画像は、車の前方の上から後方を表示するようになっていた。
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つまり、私の希望はこの前後の入れ替えになる。

実際、購入して卓上で「View Adjust」を試すと、
「Direction Y」で視点を車の後ろから前に大きく移動出来て、
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「Angle Z」で見る向きを回転させて、180度反転する事が出来た。
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以下は後日撮影した「View Adjust」のデモ動画である。


ただ、理想は整備工場のピットにあるような、前方上部にある鏡なんだけど、
「鏡像」にする事は出来ない。
だから、前方からの映像は左右が違っていて、錯覚を覚える。
これはMiCarBaの製品でも同じだった。

AutoSeeの製品も、他の後方を表示するモードでは「鏡像」になってる。
私が使いたい「3DView2」という表示モードは「鏡像」で無いのだ。

なお、このAutoSeeの製品は32車種の3Dモデルが選べるし、色も変更出来る。
車内のシートやステアリングなども映り、リアルなものだ。
この製品の販売ページはこちらから。
私が思案してるうちに「売り切れ」になったロータリースイッチ付きの姉妹機種はこちらから。
私が現在、感心のある製品はこちらから。

いずれも本体の箱の重量があって、航空便としての送料がかかる。
その箱の中にはキャリブレーション・シートの代わりに使う目盛り付きのガムテープのようなのがはいっていて、それがけっこう重い。
しかし、実際には後述の専用のキャリブレーションクロスを使ったほうがよくて、それはまた別売で、それはカサがあるので、やはり送料が高くつく。

製品の中には車の周囲を取り囲むような巨大なキャリブレーションシートを使うものがあり、それは風の影響を受けやすい屋外での設置は困難なので、やめておいたほうがいいと思う。
この製品は四隅の1mの■を使うだけなので、自作も出来そうだが。

いずれにしても、中国からの発送なので、早くて2週間、だいたい1ヶ月近くかかる。
コロナのせいで、航空便が減ってるので、それも影響してるのか。
短気な私は、いつも発注したら翌日に届くamazonでほとんどの製品や食品を買うので、この到着までの日数は胃が痛くなるほどストレスを感じる。

数多い製品の中から自分の車の3Dモデルがあれば理想だが、なかなか無いので、
近い形の車が選べるよう、多くの車種モデルがあるほうがいい。
中には1車種のみで、注文時に6パターンほどから選ぶように英文で書かれてるところもあるが、尋ねてもまともな返答が無かったりする。

AutoSeeは商品ページがしっかりしてるし、質問にも真摯に返答してくれる。
私は質問やレビューは全て英文でして、英文で返ってくる。もちろん、私は英語が堪能なわけでは無い。
このAliExpress(中国の最大手通販会社アリババの海外向け通販サイト)では商品のレビューも日本語訳されるが、それは酷いもので、何を言ってるのかサッパリわからない。原文をGoogleで翻訳したほうがずっとマシだ。だから、日本語で尋ねても、変な訳で通じないのでは無いかと思えて。
またレビューは日本語では投稿出来ないみたい。

この製品は愛車のトラブルなどで、取り付け完了が3月になってしまい、レビュー投稿しようとしたら、「期限切れ」になってしまったようだ。購入からレビューを上げるまでに期限があるのだ。
ここで買った他の製品には、詳しいレビューを英文で上げてるのだが。

多くの製品の販売者の中には、まるで転売屋ではないかと思えるレベルのものもあり、そこに何を尋ねてもダメ。
まぁ、Amazon内のMiCarBaもそれに近い印象で、技術的な質問にはまるで対応出来なかった。

製品の紹介に終わってしまったが、この後、いつものように後方に順に表示されるよう、
これより過去の日付で、取り付けの続きを書いて行く。


Posted at 2022/03/19 21:31:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ
2022年03月09日 イイね!

AutoSee 3Dアラウンドビューの取り付け(2)

AutoSee 3Dアラウンドビューの取り付け(2)これまで愛車に取り付けていたMiCarBaの3Dアラウンドビューシステムのホスト(本体)との比較である。
外観はMiCarBaのほうが高級感があるというか。

初めて、このAutoSeeの製品を取り付ける場合は、特に何も迷わずに設置や配線を考えるだろうけど、
MiCarBaの製品からの入れ替えをする場合は、
まずそれを完全に撤去するべきか思案する。


本体はこれまでどおり、助手席下に設置する。
そこのカーペットに直置きするので、放熱を考えて、いずれにもゴム足を取り付けてる。
そのゴム足の裏にマジックテープの硬い方を貼り付けて、それでカーペットにくっつける。
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microSDカードのスロットがあるのはMiCarBaのみ。
 AutoSeeは内部に16GBのメモリーがあり、それに録画するか、ケーブル先のUSBのスロットにUSBメモリーをセットして録画する。

MiCarBaは .mp4の動画ファイルで、AutoSeeは日別のフォルダ内に .tsの動画ファイルが作られる。
.tsファイルは最近のドラレコでよく採用されていて、録画途中で電源が断たれてもそのファイルが壊れず再生可能だとか。
いずれも4カメラが合成された1つの映像ファイルになってる(後にその静止画を貼ってる)
本体での再生時には、いずれかのカメラの画像を全画面にする事も出来る。

駐車録画の為の衝撃感知
MiCarBaは外部接続のセンサーが付属していて、そのボリュームで感度調整したが、
AutoSeeのは内部に衝撃センサーがあり、設定メニューから感度を調節する。
但し、いずれも衝撃を感知しても、起動時間がそこそこかかるので、その瞬間の映像録画は期待出来ない。
にもかかわらず、感度の設定次第では、エンジンOFF時に不必要に起動して録画するので要注意。

私は他に駐車録画させるドラレコがあるので、
MiCarBaでは衝撃センサーは接続しておらず、
AutoSeeもメニューからSystem Setting → Driving Records内のVib.Level を0に変更しないと、デフォルトのままだと駐車録画して、バッテリーを消耗する。

本体には32ピンのコネクタが刺さり、そこから出たケーブルにカメラやリモコン用の赤外線センサー、USBコネクタが付く。
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ちなみに、内部のパーツは以下のようになってる。
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↑白っぽい歯磨きのチューブの中身のようなのは、コンデンサの液漏れでは無くて、後から意図的に付けたものと思える。
中国の製品の基盤には他でも見たが、何の意味があるのか不明。

AutoSeeとMiCarBaで共通して使えるものはないか。
すると、意外に使えるのが多かった。
カメラは中国製品に共通の4ピンなので、まず配線はそのまま使える。
いずれの製品もカメラ側、中継ケーブル、ホスト側の3本に分かれていて、2箇所のコネクタで接続されてるが、中継ケーブルはそのまま問題無く使える。

カメラは? 駆動電圧が5Vの製品や3V台の製品があるので、確認が必要だろうけど、試しにAutoSeeのホストに、MiCarBaの取り付けなかった2Dの製品のカメラを接続すると、普通に映った。
その後、MiCarBaのこれまで使ってた3Dの製品の予備(同じのを2セット持ってる)のカメラを接続してみたが、問題なく映った。

メーカーに言わせると、当然、
「他社のカメラとは互換性が無い。最悪の場合、ショートや火災の危険もある」と言う。
実際、もし4ピンの配列が違ってれば、信号を受けるところへ5Vなりの電流を流せば、カメラは故障するだろう。
だから、試すならば、自己責任だ。

一応、確認は取れたので、
カメラは既に愛車に取り付けてるMiCarBaのをそのまま使う手もあったのだけど、
リアカメラとして使っていたMiCarBaのステー一体型フロント用のカメラは、
夜間の防眩性が大変悪かったのだ。
つまり、後続のヘッドライトが大きく広がり、線状の光りが長くなってしまう。
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↑カメラとしてはコンパクトで、ステーを切除してカメラだけにしたら、
ナンバープレートの真上に取り付けても車検に通ると思ったのだが。

後から買った2セット目のMiCarBaのフロントカメラはステーがネジ留め式になっていて、それだと防眩性も特に問題は無かった。

また、フロントカメラとして使ってたMiCarBaのリア用のカメラは、全く別の単独カメラのステーを流用して、角度調整を可能にしていた。
フロントカメラの位置が低いので、視野を調節する為に、その角度を調節する必要があったのだが、
その視野の中央付近に曇り(にじみ)が発生するようになってた。
レンズを拭いてもダメで、内部に曇りが発生したようだ。
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↑ナンバープレート裏のステーに取り付けてあり、外して横向きに置いてる。

以上の不具合から、フロントとリアのカメラは交換する。

ところが、AutoSeeのカメラとMiCarBaのカメラを比較すると、悩ましい事が。
AutoSeeの前後左右の4つのカメラには全て「SONY253」
MiCarBaの前後左右の4つのカメラには全て「天光」と表記されてる。
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暗視性能はMiCarBaの「天光」が優れてる!
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↑例によって、寝たきり状態で介護してる母親の部屋で、そのベッドが映ってる。

暗視性能と相反する関係の防眩性は、ほぼ同じ。
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↑着古したズボンでみっともないが。自分で検証用に撮影しただけなので。

本当にSONY 253のイメージセンサーなのか?
はたして、取り替える必要がある前後のカメラを、AutoSeeにしていいのか?
この疑問は、左右のカメラでさらに大きくなる。
AutoSeeのカメラは左右で暗視性能が異なるのだ!
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↑同じく介護してる母の部屋。そこはまさに昭和の部屋。
 紐スイッチ付き!の蛍光灯の天井照明に、右上の方にはブラウン管のテレビ!

AutoSeeの前後(見た目は同一)と右の3つのカメラの傾向は同じで、暗い所では緑っぽく映る。
左のカメラだけが暗い所でも綺麗に映る。
このテストではカメラも動かしてみたりした。MiCarBaの2Dタイプの安い製品のカメラだと、残像が強く残るのだが、今回のこれらのカメラにそのような事は無い。

防眩性となると、
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一番いいのは、緑っぽく映るAutoSeeの右と、同じ傾向のAutoSeeの他の前後のカメラ。

MiCarBaのリアカメラはフロントと形状が異なり、リアは光りの線が伸びる傾向にある。
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↑カメラがテカッてるが、全てのカメラのレンズと正面周囲に硬化型ガラスコーティングを拭き取り無しの厚塗りしてる。特にレンズへは目薬を滴下する要領で、1週間以上放置してる。飛び石等への防御を期待して。

一方、AutoSeeの左右のカメラはSONYのロゴも少し違う。
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これら、左右のカメラの違いについては、AutoSeeのほうにも問い合わせたが、
「初めて聞く話し」だと言う。問題があるとすれば、パーツの納入業者のほうかもしれない。

まぁ、普通の明るさの場面では、差はあまりない。
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↑むしろ、右側のMiCarBaのカメラに照明の映り込みが見られる。これは全体を動かしても変わらないから、光りの入射角の関係では無く、カメラの特性のように思える。

ここで使うカメラは、暗視性能や防眩性だけで無く、
4つのカメラの画像を合成する必要性から、レンズ特性とかも問題になって来るはず。
上の4つのカメラ画像は、それぞれのカメラの生の映像であるが、
AutoSeeとMiCarBaでは、明らかに画像の形状や大きさが異なる。
つまり、AutoSeeのほうが全体が丸く、小さくなって、視野も少し広いような。
これは、まさに360度カメラの生映像に似てるのだ。

しかも、キャリブレーション時のレンズ選択では「8255」が指定されてる。
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↑指定の8255以外に多く選択肢があるが、MiCarBaのレンズを使うと、どれにしたらいいのか。
球状の画像を一定の法則で平面に展開してるとすれば、指定のレンズ特性を外れるのはよくないはず。

カメラの取り付け前に、
どらちのカメラを採用するかで大いに悩んだ。
さらにそのカメラのステーを含めた取り付け方法にも課題があった。

まず、リアカメラは、
これまでは前述のとおり、MiCarBaの初期製品のステー一体型カメラを使っていた。そのステーを切り落とす事でコンパクトにし、ナンバープレートにかからないように取り付けていたのだ。
それは防眩性が大変悪いのでボツにする。

今回のカメラはAutoSeeのは前後が同じで、MiCarBaのフロント用も外観は同じで、
ステーがネジ留め式になってる。
このネジは締め付け直したりすると、簡単にステーを貫通してしまう。
つまり、取り付けた後から、抜け落ちる可能性もあるので、接着剤の併用が必要だと思う。

そうしておいて、ステーの横に出た部分を切り落とす。
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それでも、以前に使ってたリアカメラと比較すると、
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高さが出てきてしまう。つまり、ナンバープレートにかかりやすくなる。
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この解決策として、車側の
プラ製のガーニッシュをくり抜いて、内部の鉄板に直接取り付ける。
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↑元から丸く凹みのある部分で、底のプラスティックを切り抜いて、深くした。
超音波メスで切り、リューターで削って、ボディ同色のタッチペンで塗ってある。側面の色が変わってる分だけ深くなった。
中央の黒っぽい大きな穴は、昔々、ディーラーでリアカメラを取り付けてもらった時に、開けられた。今回は金属用の修復パテで埋めた。

この凹みに、先程ステーを加工したカメラをはめ込んだ。
強力な両面テープ「3Mの接合維新」を使ってる。(ずっと使って来たけど、もう無くなった?)
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↑左から来るケーブルは、左の方に取り付けたスマートミラーの車外カメラのもの。

正面から見ると、ナンバープレートへのかかりはこのくらい。
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↑これで何とか、車検に通るだろう。
10数年前には、もっと大きく下に出っ張ったカメラをディーラーで取り付けてもらっていたのだが、近年のオートバックスでの車検では「外せ」と言われた。

なお、このリアカメラは思案の末、AutoSeeのカメラを使った。

次に、フロントカメラは、
これまではMiCarBaのリア用のカメラをナンバープレート裏に貼り付けたステーに取り付けていた。
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黒いボルトを使ったために、サビが出てしまって。
取り外した状態で下から見て、左側がマルチビューカメラ(ナビのフロントカメラ)、
右側がMiCarBaの3D アラウンドビューカメラ。(のリア用をフロントに使ってた)

位置が低いので、角度を調整出来るようにしたいが、
以前とカメラ形状が違うので、同じステーは使えない。
カメラに付属のステーは角度の変更が出来ないので、何か使えるものはないかと、散々、捜したのだが、
なんとAutoSeeの製品の箱の中に、角度可変のステーが別に1個だけ袋に入っていた。
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この角度可変ステーはネジ山式なので、段階的に角度が変えられる。
側面のネジを締め付ければ、勝手に角度が変わる可能性が少ないので良い。
この角度可変ステーはMiCarBaのフロントカメラも取り付けられるのだが、

結局、フロントもAutoSeeのカメラを使う。
それはやはり、キャリブレーション時のレンズ選択との関連で、指定の純正品の方がいいと判断したから。

こうしてフロントカメラはAutoSeeのをナンバープレート裏に貼り付けたステーに取り付けた。
角度可変のステーとカメラはネジ留めだけで無く、接着剤も併用した。
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↑隣の席はカーナビに映すマルチビューカメラ用。

ナンバープレート側のステーとの接合にはステンレスの六角穴ボルトとナットにバネ座金も使った。
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このナンバープレートステーの加工品については、
過去のMiCarBaのカメラ取り付けの記事を参照して欲しい。それはこちらから。

次の課題は左右のカメラなんだが、
グロメットを含めた大きさがAutoSeeとMiCarBaで違うのだ。
AutoSeeのカメラのほうが、グロメットの取り付け面から先(奥)への出っ張りが大きい。
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ところが、ドアミラー内部はもうギリギリで、これ以上、中には入れられない。
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↑ドアミラー内へのカメラの取り付け作業は過去の記事のこちらから。

グロメットを入れ替えようにも、カメラ本体の直径はAutoSeeの方が小さい。
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↑本体のカサ部分はAutoSeeの方が大きい。


本体の直径はAutoSeeの方が約1mm細いので、グロメットを取り替えると抜けてしまう。
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ドアミラーに穴を開けて、取り付けを検証した時に用意した、
中古のドアミラーにAutoSeeのグロメットとカメラを取り付けてみると、
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↑奥まで入りきれないので、隙間が目立つ。
MiCarBaのグロメットがカサの部分を包み込むようになってたのに対して、
AutoSeeのグロメットはカサの底辺に接するだけなので、うまく入ったとしても、
同様の隙間が出来てくる可能性があるし、抜け易くなると思う。

ドアミラーのカメラは、ドアミラー内に次のケーブルへのコネクタが来るようになってるので、カメラが故障した時など、ドアミラー内だけで交換出来るようになってる。
だから、取り替える事は鏡さえ外せば可能なんだが、
サイズの違いや暗視性能などから、
左右のカメラはMiCarBaのをそのまま使う事にした。
これが後に、やはり問題になるのだが。

なお、初めてドアミラーにカメラを取り付ける時は、その左右のカメラの向きに注意。
AutoSeeの製品はメニューの最初の画面の「Quadripartiton」で4つのカメラの生画像が見れるので、キャリブレーションシートの四隅の■がよく見えるようなカメラの向きにしておく必要がある。
その「Quadripartiton」を終了させるのは、表示されてる「カギ矢印」ボタンでは無く、「OK」ボタンでしか戻れない。
ステアリングリモコンは効くが、この「OK」ボタンを押さないと、以降、長方形のリモコンは操作出来なくなる。多分、バグだ。

話しは戻って、左右のカメラの向き
特に見え難い後方の■がよく見えるような向きにしておく。
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↑前後がAutoSeeのカメラ、左右がMiCarBaのカメラだとこう映る。
 AutoSeeのカメラのほうが画像が小さく、丸くなってる。(視野は少し広い)

次は、ホスト側本体への32ピンのコネクタとそのケーブルなんだが、
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本体を助手席下に設置して、ケーブル類は見えないように通してるので、これをやり直すのは大変。
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↑ナビ本体からの大量の太いケーブル類と一緒に左側面の内張りの中に押し込んでるので、もう触りたくない。

ただ、カメラのコネクタなどは、すぐ近くに来てる。
後は電源の配線と、映像出力のケーブルを追加して、元のコネクタはそのまま放置する予定でいた。
しかし、なんとこの32ピンのハーネスも共通で利用出来るのだ。
赤外線リモコンの受光部へのケーブルや、
USBコネクタ(録画用)のケーブルなども、そのまま同じ32ピンコネクタで使える。
つまり、このコネクタを差し替えるだけで済む。

但し、カメラの配置、順番が異なる。
カメラはフロントが黒、リアが黄色、右が青、左が赤のコネクタで統一されてるが、
下の画像のように色違いで接続する必要がある。
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↑フロントカメラの黒はそのままで、その他のコネクタ(メスの太い方)には
黄色(太)←青色の右カメラ
青色(太)←赤色の左カメラ
赤色(太)←黄色のリアカメラ
に変更する必要がある。

また、当然、ウィンカーやバックランプからの配線も、32ピン側で接続してる場合は、
右ウィンカー → 黄色のコネクタ(太)からの配線に、
左ウィンカー → 青色のコネクタ(太)からの配線に、
バックランプ  → 赤色のコネクタ(太)からの配線に接続が必要となる。
これも、カメラ側でそれらの配線をしてる場合は、変更する必要は無い。
つまり、ドアミラーのウィンカー線に接続してる場合や、
リアカメラ側でバックランプに配線してる場合はそのままでいい。

あと、驚いたのは、
AutoSeeのステアリング・リモコンも、そのままMiCarBaでも使える。
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実際、AutoSeeの製品を取り付ける前から、このステアリング・リモコンをMiCarBaで使っていたのだ。
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このステアリング・リモコンが別売されてたならば、カメラ切り替えリモコンを改造して付けなくてもよかったのだ。
しかも、こちらのほうが電波がよく届くし、画像のように薄くなってる。
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↑左が前から使っていたカメラ切り替えリモコン。

ただ、MiCarBaのカメラでは、前後左右の切り替えのみ。
AutoSeeでは、それぞれのボタンの長押しで、別の表示に切り替えられる。

しかし、この無線のステアリング・リモコンは、
赤外線による長方形のリモコンと接続コネクタが一緒なのだ。
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正確には、その赤外線リモコンの受光部のコネクタが一緒。
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つまり、そのままでは、いずれか一方しか接続出来ない。

AutoSeeのカメラでも、ステアリング・リモコンで切り替えられる表示は、長押しを含めて8パターンのみ。
それ以外の表示は長方形の赤外線リモコンを使わなければならない。
また、メニューの表示や操作も赤外線リモコン。
だから、どちらも使う必要がある。

そこで、考え付いたのが、ヘッドホンなどの分岐ケーブル。
3.5mmのヘッドホン・スプリッターを使う。
これがあれば、無線のステアリングリモコンと赤外線の長方形のリモコンを
同時に接続して使えるのだ。
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↑この400円ほどのケーブルを同梱してくれてたらいいのに。

なお、この3Dカメラにも「ステアリング操作に対応した4輪の動的軌道ライン」の表示が可能で、車種別に6パターンがあるらしい。
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車の3Dモデルを選択した時点でパターンは決まり、無い車種もある。
ただ、OBDから配線をとり、付属の専用ハーネスで接続する。
実際の対応車種も限定されてるようだ。

私の愛車のEKシビックには、そもそもOBDは無いし、舵角センサーも無いので、
残念ながら「動的軌道ライン」は使えない。

以上で取り付けは完了した。
次は車の回りにシートを広げてのキャリブレーションだ。
それも、これより過去の日付で書くつもり。



Posted at 2022/03/20 20:30:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車 | クルマ

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