思いついたようにみんカラに登録してみたわけですが、
あまり勝手がわからないので、とりあえず
練習がてら記事を書いてみたいと思います。
エボ9が納車されたのは昨年2014年の夏のことでした。
現在20代中盤なのですが、ランエボを知ったのは
1990年代後半でした。
当時私は小学校の高学年でした。
そのころ友達とはまっていた遊びがラジコンでした。
タミヤから発売されていた1/10RCツーリングカー、
その中でも様々なシャーシ、ボディが販売されていて、
小学生当時多くの友達が持っていたのはTL-01というシャーシ。
これに好きなクルマのボディを買ってつけて、好きな色に塗装して
遊んでいたのでした。TL-01は構造が簡単で、しかも安価でした。
しかし私が持っていたのは、TL-01ではなく同じタミヤから発売されていた
完成モデルのプジョー206(クイックドライブ)。
なんか友達のより遅いし、何より改造ができませんでした。
私はTL-01より上位のベルトドライブを採用したTA-03Rの購入を決めました。
お年玉をためて買いました。TA-03R ボディはNSX。
父親に手伝ってもらいながら組み立て、友達とのレースに投入しましたが
思ったより速くはなかった… しかしモーターを換えたりギア比を換えるなどして
それなりのマシンになってきました。そんなとき、友達の1人がマシンを変えたと
言ってきました。そうして見せてもらったクルマが他でもない、
三菱ランサーエボリューションⅥWRC(TB-01シャーシ)だったのです。
ボンネットにTOMMIと書かれた真っ赤なそのクルマに衝撃を受けました。
しかもなぜか速かった(すでに改造していたのだろうか?)
TB-01はシャーシにカバーができる構造だったので、雨の中でも走らせる
ことができました。彼以外は雨が降ると走らせることができませんでしたが、
彼のクルマだけは水しぶきをあげながら颯爽と走っていました。
それがまたカッコよかったのです。
それからしばらくして、私も彼と同じTB-01 ランエボⅥを買いました。
しかし、彼のものと同じトミマキネンのWRCカラーにしてしまうと、
識別できなくなるため、当時好きだった映画TAXI2に登場した
ランエボⅥを再現して、真っ黒のランエボにしました。

↑探したら、家の物置に眠っていました エボ6
中学生になると、電動のRCを卒業し、エンジンカーへ移行しました。
それでも、黒のエボ6のボディをつけて走っていました。
当時は「将来 ランエボに乗れたらいいな」などとこれまたエボ好きの友達と
話していたものです。中学も学年が上がっていくにつれ、勉強や部活などが
忙しくなり、友達とラジコンをする機会も少なくなっていきました。
そのころランエボは2代目から3代目のCT9Aへと進化をとげていたのですが
このあたりから、WRCでの三菱の活躍にも陰りが見え始め、やがてWRCから
撤退するのでした。それと同じように私のランエボへの関心も薄れはじめていきました。
そうして月日は流れ、大学生になって受験勉強などから開放され、心に余裕ができたとき、4代目のCZ4A エボリューションⅩ発売のニュースが飛び込んできたのです。久しぶりに目にしたその新しいランエボは私が知っているそれまでのランエボとはまったく違う印象を受けました。エンジンも4G63から4B11へと変更されていました。それでもそのニュースは私を「エボ好き」へ戻すには十分な材料でした。
このころ免許も取得し、クルマがさらに身近になっていました。
そんなある日私は自分の運転で弟と買い物に行きました。駐車場に車をとめると、1台のクルマが目に入ってきました。WRCで見るような白い5本スポークの白のランエボでした。しばらく関心が薄れていたため、それが3代目のランエボであることは分かったのですが、7~9のどれであるか断定できませんでした。
弟も私の影響でクルマが好きだったので、しげしげと見つめていましたが、
やはりわからない様でした。失礼ながら携帯で勝手に写真を撮り、家に帰ってからその写真を見ながら、弟と一緒にネットで調べました。するとそのランエボは
ヘッドライトやグリルの形状からエボリューション9だとわかりました。
「将来 エボ9買うわ!」と宣言した私に、弟は「でもこれ、中古でも300万超えてるよ」と告げたのでした。
そのできごとから7年がたった2014年。私はすでに就職し、弟も誰の影響を受けたのか自動車整備士の資格を取り、整備士として働いていました。
弟は昔から好きだった日産のクルマを中古で購入し、サーキットへ行くなどして
楽しんでいました。私もエボ9を探し続けていましたが、なかなか良い条件のものが無く、時が流れていきました。ネックになっていたのは値段でした。
エボ9は発売から約10年も経つのにあまり価格が下がっていませんでした。
さらにエボ9ではなく、4G63最終モデルの9MRを検討していたため、さらに
高価だったのです。そんな折、会社の上司とクルマの話になり、クルマ選びで
悩んでいることを相談すると、「そんなこと考えてたら、いつまでたっても買えんぞ。本当にほしいのなら、思い切って買ってしまえ」と言われたので、思い切ることにしました。ちょうどそのころネットで調べたとき、条件がいいけど、高くて買えないなとあきらめていた9MRがありました。しかも関西圏。現車確認に行くには遠すぎましたが、すぐにその販売店へ電話し、見に行くことを伝え、大学生の頃から乗っているフィットで父親(運転交代要員)と一緒にそこへ向かいました。
現車確認を済ませ、島根に帰ってから、すぐにローンの段取りをして、
購入の意志を販売店へ伝えました。
こうして子供の頃、ラジコンで遊んでいたときから起算して約15年経った2014年の夏、三菱ランサーエボリューションⅨMRが納車される日がやってきました。
ちなみに某アニメでは「納車の前日は興奮して眠れなかった」と言ってる人がいましたが、私の場合は納車の前の日はぐっすり眠れてしまいました。
エボ9MRは関西からカーキャリアで陸送してもらうことになっていました。私が住んでいるのは島根のど田舎で大型車が進入できなかったので近くの公園で納車ということになり、待ち合わせの時間にまたしても父親と一緒にフィットでそこへ向かいました。公園に到着するとすでに陸送業者の方がピカピカのエボリューションとともに待っておられました。速攻でフィットを降り、書類にサインをして受け取りました。
ニヤニヤがとまりませんでした。カーキャリアを送り出した私はすぐさまランエボに乗り込み、ドキドキしながらクラッチペダルを踏み込み、イグニッションキーを回しました。すると何ともいえないカッコいいセルモーター音とともにブオォーンとエンジンがかかりました。これが4G63の音かなどと興奮しつつ、ギアをローに入れ、軽くアクセルペダルをあおりながら、ゆっくりとクラッチペダルをはなし発進しようとしましたがエンストしてしまいました… これまで乗ってきた車とは比べ物にならないほどのトルク・馬力 乗りこなすのには時間がかかりそうだ と思いながらも、何はともあれ、このランエボが私の愛車になったのです。

↑すぐに地元出雲大社で車の安全祈願をしてもらいました。
長い文章になってしまいましたが、この記事を読んでいただける方はいるのでしょうか??