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2019年05月04日

戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 前編

戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 前編 『戦いの場から公道に舞い降りたモンスターマシン 22選 前編』

編集部より
かつてはホモロゲーション取得のためと称して、サーキットのモンスターマシンをベースにした驚愕の公道モデルが数多く登場していましたが、いまでは懐かしい思い出です。そんな過去を振り返りつつ、英国版AUTOCARお気に入りのモンスターマシン22台を登場年代順にご紹介します。

懐かしい過去


レース参戦に向けたホモロゲーション取得を目的に、サーキット専用のモンスターマシンをベースに、写真のシエラ・コスワースのようなまったく公道用とは思えない狂気のモデルが登場した時代は、遠い昔になってしまったようだ。

懐かしい過去を振り返りつつ、われわれお気に入りの公道におり立った狂気のモデル、22台をご紹介しよう。

22:フェラーリ250 GTO(1962年)


グループ3のグランドツーリングカーレースへの参戦を目的としたフェラーリだが、3.0ℓV12ティーポエンジンを積むこのクルマが参戦を果たすには、100台のロードゴーイングバージョンを作り出す必要があった。

実際の生産台数は39台に過ぎなかったが、バラバラなシャシー番号を用いることで、フェラーリではホモロゲーションを取得しており、250 GTOの存在は、フェラーリに1962年から64年まで、3年連続でのGTクラスのマニュファクチャラーズタイトルをもたらしている。

21:フォードGT40(1964年)


GT40は、フォードによるフェラーリの買収話が土壇場で決裂したことに腹を立てたヘンリ・フォード二世が、エンツォ・フェラーリを見返すべく、ル・マンでの勝利を目指して創り出されたマシンだ。

イギリスのローラ・カーズとのパートナーシップのもと開発されたこのクルマは、改良を重ねながら1966年から69年にかけて、ル・マン4連覇を果たしている。

公道仕様のMk1 GT40では、パワーは340ps/6250rpm程度に引き下げられていたものの、レーシングモデルと同じ4.2ℓV8エンジンとグラスファイバー製ボディカウルを与えられ、その最高速は264km/hに達していた。

20:ダッジ・チャージャー・デイトナ(1969年)


1969年当時、NASCARに参戦するストックカーは依然として「ストック」モデルだとされていたが、デイトナに代表される高速バンク付きサーキットの登場は、エアロダイナミクスの重要性を引き上げることとなった。

こうした高速サーキットにおけるダッジ・チャージャー500の戦闘力不足を受け、ダッジはスラントしたフロントノーズと、リアに巨大なウイングを持つチャージャー・デイトナを創り出している。

生産台数503台のほとんどが7.2ℓV8エンジンを積むが、70台だけ7.0ℓヘミV8を搭載したモデルが存在している。

19:プリムス・ロードランナー・スーパーバード(1970年)


ロードランナー・スーパーバードは、姉妹ブランドであるダッジのチャージャー・デイトナのプリムス版であり、ほとんど同じようなフロントノーズとリアウイングが与えられていた。

1970年のシーズンに向け、NASCARが公道仕様の最低生産台数を引き上げたために、プリムスでは1920台のロードゴーイングモデルを作り出しているが、その販売には非常に苦労することとなった。

431psを発揮する7.0ℓV8を頂点に、エンジンは3種類から選択可能だった。

18:ランチア・ストラトスHF(1974年)


極端に短いシャシーのミッドにエンジンを載せ、軽量ボディシェルにウェッジシェイプを組み合わせたランチア・ストラトスは、1970年代中盤、最強のラリーカーだった。

強さの秘密は、もちろんその設計にあり、ラリーへの参戦を最優先して開発されたストラトスHF(High Fidelity:ハイファイ)は、1974年から77年にかけて3年連続でWRCのタイトルを獲得するとともに、ロードゴーイングモデルであるストラダーレも登場している。

ラリーカーのホモロゲーション取得用として生産されたストラダーレには、193psを発揮するフェラーリ・ディーノの2.4ℓエンジンが搭載されていた。

ホモロゲーション取得には500台が必要だったが、実際の生産台数は492台だとされている。

17:ルノー R5ターボ(1980年)


ラリー界を席巻していたランチアに対するルノーからの回答は、ルノー5アルピーヌだったが、こちらは単なる5ではない。

ベルトーネが新たにデザインしたボディの下には、1.4ℓターボエンジンが積まれ、駆動輪はリアへと変更されていた。

当初生産された400台によって、WRCのホモロゲーションを取得すると、1981年から86年までに4勝をあげているが、クワトロ四輪駆動システムによって、アウディがラリー界に革命を起こすのがもっと後であれば、このクルマの勝利数はさらに増えていただろう。

16:フォードRS200(1984年)


1970年代から1980年代初頭まで、フォードはエスコートによってラリー界を席巻しており、1980年には、新たなグループB規定に対応すべく、リア駆動のエスコート1700Tの開発を開始していた。

だが、アウディが四輪駆動のアイデアをラリーフィールドに持ち込んだことで、フォードはイチから設計をやり直す必要に迫られたのだ。

その結果がRS200であり、このクルマはF1デザイナーの力も借りて開発され、プラスチックファイバーグラス製ボディには、ミッドマウントされた1.8ℓターボエンジンが搭載されていたが、1986年を最後にグループBのラリーカーが禁止されたことで、RS200は熟成不足のまま、わずか1シーズンで姿を消すこととなった。

ホモロゲーション規定を満たすため、200台のロードゴーイングモデルが作り出されている。

15:プジョー205ターボ16(1985年)


プジョー205 T16は、一見スタンダードな205とあまり変わらないように見えるが、同じなのはその見た目だけだ。

ほとんどの205がフロントエンジン・フロント駆動だが、205 T16はミッドにエンジンを積んで四輪を駆動するモンスターマシンだった。

ラリーモデルの205 T16は、WRCでアウディ・クワトロに対抗すべく、予算無制限で開発され、205に似せただけのボディシェルをまとった、完全専用設計の4WDラリーマシンだった。

200台のロードゴーイングモデルが作り出され(生産を容易にするため、ボディカラーは1色だった)、ラリーカーと同じミッドマウントのエンジンを採用していたが、メンテナンスを行うには、リアボディカウルを持ち上げる必要があった。

おそらくは正しい判断だが、ロードバージョンのパワーは200psに引き下げられていた。

14:フォード・シエラRSコスワース(1986年)


シエラRSコスワースは、フォードがツーリングカーレースの最前線に復帰するためだけに考え出されたモデルだ。

コスワースが開発した、ターボ付き16バルブツインカムは、レース仕様で304ps、公道仕様では207psを発揮し、このエンジンは、理想的なリア駆動のレイアウトと空力ボディを持つことから選ばれた、シエラのボディに搭載されることとなった。

ホモロゲーション取得に必要な公道仕様5000台の販売を危惧したフォードは、ボディカラーとオプション装備を限定することにより、その販売価格を引き下げている。

後に登場したRS500は各国のツーリングカーレースを席捲しており、英国、オーストラリア、ドイツ、日本といったさまざまな国で勝利を上げるとともに、チャンピオンの座を獲得している。

RS500はWRCでも活躍し、1988シーズンのツール・ド・コルスを制している。

13:シトロエンBX 4TC(1986年)


すべてのホモロゲーションモデルがレースと公道の双方で成功を収めた訳ではない。グループBラリーを戦うべく生み出されたシトロエンBX 4TCだったが、残念ながらいずれの舞台でも輝きを放つことはできなかった。

ラリーモデルとしては異例とも言える、4気筒ターボエンジン(シムカ・タイプ80から借用したものだ)をフロントアクスル上に配置し、ハイドロニューマティックサスペンションを組み合わせていた。

グループBの終焉に伴い、このクルマのレースキャリアも終わりを迎えているが、3戦のみ出場したラリーのベストリザルトは6位というものだった。

スタンダードなBXよりも短縮されたホイールベースと4WDシステム、さらには203psのパワーが特徴の、100台に満たないロードバージョンがラリープロジェクト終了までに販売されたが、のちにシトロエンではこれらの車両を買い戻してスクラップにしている。

現存する車両はわずかであり、皮肉なことに、いまではコレクターズアイテムとなっている。
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Posted at 2019/05/04 18:32:40

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この記事へのコメント

2019/05/04 21:44:45
はじめまして(?)
ストリートリーガルレーサーは本当に憧れですね!
昨年どうにもこうにも我慢出来なくなり、遂に買ってしまいました。
公道再デビューを目指して奮闘中で、ワクワクの毎日を過ごしています。
コメントへの返答
2019/05/05 20:39:45
フォードGT40とは、凄いですねぇ( ̄0 ̄;)
2019/05/04 21:56:18
シトロエンBXは市販車をベースに馬鹿正直にレギュレーションに合わせて製作されたので競技車両としては大失敗した良い例。ライバルは市販車の姿をした別物なのに市販車同様フロントエンジンに5ドア、しかも冷却系はリアトランクスペースに配置してマシンバランスなんて全く考えて無いレイアウト。
だが、そんなポンコツなトコが大好き💕
コメントへの返答
2019/05/05 20:40:34
清音@重桜 提督って、ドMやったっけ?(笑)
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