さて、家族車とサヨナラした、思いがけない事情とは、あろうことか事故でした。警察の処理上は自損事故なのでしょうが、内容はもらい事故に近い状況でした。
事故は平日午後。家族が県内の通行量の多い某有名国道の走行車線を走行中、脇道から走行車両をよく見ないで飛び出してきた2台のクルマによって引き起こされました。2台の内の先に飛び出してきた1台はいきなり追い越し車線側に、2台目は走行車線側にそれぞれノロノロ運転で入り、完全に前方を塞がれ逃げ場がなくなったかたちです。焦った家族がフルブレーキングした途端、クルマはスピンし、中央分離帯に乗り上げたショックで横転。元に戻ったかたちで対向車線を塞いで止まりました。前方を塞いだ2台はノロノロ運転のまま行ってしまったそうです。
幸い本人は奇跡的に無傷で、対向車線にクルマが来ていなかった事が不幸中の幸いでした。もし大型車が来ていたらひとたまりもなかったでしょう。クルマは中央分離帯に乗り上げた時に両前輪をパンク。オイルパンを破損し勢いのついたまま回転運動に入り、助手席側のBピラーを中央分離帯に強打。ここを支点に回転し、運転席側のフェンダーから着地して止まりました。ボディシェルを破損してしまっており全損です。
敗因としては、安さ最優先で買ったクルマだったのでABSを装着していなかったのが大きかったかと思います。というか、ほんの10数年前のクルマでABS非装着車があるとは思っていなかったので、未チェックでした。自分用に買ったクルマは最初の初代レガシィはオプション扱いをわざわざ装着。ルーテシア以降は標準だったので、考えもしませんでした。
ともかく、家族があやうく死に損なったのは事実です。家族によると、自分の後にはクルマは来ていなかったそうで、おそらく最初に出てきたクルマは走行車線を走行中のクルマを、いきなり追い越し車線に入ることでやり過ごそうとしたのではないか、とのことでした。2台めは本当によく確認しないで、前の車が行ったから行けるのかと思った。というレベルで出てきたのではないかと思われます。1台やり過ごせば後ろが開いてるのに、わざわざブレーキを掛けさせるタイミング出てくる(困ったことに、これ、本当によくあります)のは高齢の方に多い気がします。高齢になると反応が遅れるのと、距離感を測るのが難しくなるそうです。また、悪い意味で図々しい(止まってくれるだろう。ブレーキ踏んでくれるだろう)運転がよく見受けられるのも特徴です。本当にかんべんしてほしいです。
事故の際は、家族が迷惑をかけてしまった対向車線を来たクルマの方が親切に気遣ってくれ、車両の移動からなにから手伝ってくれたそうです。本当にありがたいことです。
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2016/04/26 22:28:40