TRDドアスタビライザーをDIY装着しました。
ドアストライカー部分(ドア側とボディ側)を密着させてドアにボディ剛性の役割を担わせる(とメーカーが主張している)パーツです。
理にかなっているようにも見えますし、オカルトアイテムにも見えますが、気になってしまったアイテムはいつか装着する。そういう未来だと決まっているのでやるならさっさとやれ、悩む時間が無駄だ、というわけで購入したのでした。
TRDはトヨタの関連会社なので完全オカルトではないとは信じたいところです。
しかし「〇〇はまともな会社だからオカルトアイテムなんて出すはずがない」という思考でどれだけのお金を溶かしてきたのでしょうか?また同じ過ちを繰り返すのでしょうか…?
装着作業は難しくありません。ネジのねじねじ部分をパーツで痛めてしまいそうな工程で手が3本欲しい場面もありますが、よく構造を観察して注意して進めれば問題なかったです。
工具はT30、T40のトルクスビットとトルクレンチが必要です。23NMと5NMなのでトルクレンチが1本で済めばいいですが、トルクレンチの守備範囲としては離れているので2本必要かもしれません。
私は23NMのトルクレンチを新調し、5NMは手持ちのトルクレンチで…と思っていましたがT30トルクスビットと5NM対応のレンチが規格違いで使えませんでした。
仕方がないので5NMは勘による手締めです。トーシロがいじくる場合、たいていの場合「緩むのが怖いからきつめに締めておこう」スピリットでゆるみよりも締めすぎによる破壊に終わるのでほどほどに。
さて、装着して山、街、高速と一通り走行しましたが、結果としては「体感上の違いは一切ない」です。あるいは「トーシロはそんな差異を感じとるセンサーを持っていない、サーキットで感覚磨いてからその口を開きたまえ」です。
オープンカーなのでドアでボディ構造を作れれば剛性が…と妄想しましたが、トーシロでもわかるくらい剛性が変わるなら純正オプション採用されてますよね、ということでしょうか。
また、仮に剛性が上がったとしても「剛性が上がれば良いクルマになるとは言えない」という自動車工学のイロハもあります。走行性能には固いほうがいいかもしれませんが、人間にとってはやわらかければ快適です。ダイハツの血のにじむ試行錯誤でたどり着いたベストバランス点が「ノーマル状態」なのでしょう。
ドアを閉じる音は若干変わった気がしました。ドア音はたくさんの種類の音が複合して我々の認識する「ドアを閉める音」になります。そのたくさんある音の種類が減ったように感じます。本当に余計な振動が減ったのかもしれませんし、やはりプラシーボ効果なのかもしれません。
では、今の記憶を持ったまま、ドアスタビライザーを買うかどうかの時点に戻れるとしたら、微妙ですね。買うかもしれませんし、やめるかもしれません。
トーシロは違いを感じ取るセンサーも持っておらず、または、センサーが生まれつき鋭敏で違いが分かったとしても
良い剛性上昇なのか悪い剛性上昇なのかを判断する基準を持っていません。
せいぜい「なんかしらんけど、ごちゃごちゃっといじくったらDIY装着できたわ。剛性あがるらしいで!がはは!(剛性の意味は分かっていない)」という満足料ですね😃
Posted at 2021/10/05 11:35:23 |
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