
しばらく整備ネタがないものでして・・・とりあえずにぎやかし程度に。
というわけで、東京の廃線めぐりをしてきました。
その昔、都内は都電をはじめ埠頭には貨物線と、数多くの鉄道がひかれていました。
現在ではほぼすべて廃線となっており、一部レール輸送用に貨物線が残るのみ。
亀戸駅を通る方ならご存知かと思いますが、総武線からわかれて続く一本の線路。
その線路は、現在でもレール輸送の定期列車(貨物)が走る「越中島貨物線」
越中島貨物線の終点は、越中島貨物駅という駅ですが、かつてその先に「東京都港湾局専用線」という線路が伸びており、そこから各埠頭や工場へと線路が伸びていました。
そんなわけで、今回の旅の始まりは亀戸。
全区間徒歩なので、イイ車がいたら盗撮でも・・・
亀戸駅付近でGC120ラルゴを発見。
さすがに動きそうにないですネ。
かつて越中島貨物線と並行するように、都電が走っていました。
現在は廃線跡を利用した公園になっています。
かつて29系統(葛西橋~須田町)と38系統(錦糸堀車庫前~日本橋)が走っていた場所だそうです。
一部レールも残っていたり。
かつては川もあったらしいですが、すっかり埋め立てられています。
この後、ちょっと廃線跡から外れ、貨車の廃車体があるとの事で、ちょっと寄り道。
その途中でクルー。
で、その廃車体がコチラ。
足場屋さん?の倉庫として使用されているようです。
形式は「ワラ1」、かつて国鉄時代大量に存在した有蓋貨車。
住宅街なので、あまり長居はせず、貨物線方面へと戻ります。
なんかウチの地元より都内のほうがよっぽどイイ車残ってます。
当時ナンバークラウン祭り。
お!われらがY31ですが・・・廃車か・・・?
ちなみに、さっきのクルーも、おそらくココ(タクシー会社)の持ち物。
フェンス越しですが・・・実は線路の真横なんです。
ちょうど一日一往復の定期貨物の時間にあたりました。
この付近、かつて「小名木川駅」という貨物駅がありました。
現在は駅は廃止され、跡地は「アリオ北砂」になっています。
さて、先に進みましょう。
越中島貨物駅。ここまでが現役の線路。
ここからはいよいよ貨物線の廃線めぐりです。
越中島貨物駅で線路は分断されていますが、早速その先の痕跡を発見。
この土地はまだ都の持ち物らしいです。
その反対側より。
左右の高くなっている場所は、留置線跡と思われます。
首都高を挟み、汐浜サンハイツの横。
線路こそ撤去されているものの、明らかに線路があったような地形。
その逆側。
都道319号線を挟み、アパートへ向けてほんの少し、線路が残っています。
この先、鉄橋がありました。
建物を挟み、廃線跡は駐車場になっています。
そして、駐車場を抜けると・・・
橋脚が残っているんです。
この近辺はすっかり開発されているのに、なぜか橋脚だけが残る・・・不思議な光景。
シティタワーズ豊洲の通路。
ここも廃線跡。
所々にレールも残っています。
そして、この廃線跡最大の遺構がコレ。
晴海橋梁。
1989年の廃止後、解体されずに現存。
この先の線路はというと、再開発によりほぼ跡形もなくなっています。
一応、今回の目的は達成したので、あとはダラダラとお散歩。
意外と似合ってる?
勝鬨橋もいい味出してます。
そういえば築地も廃線跡だっけ・・・ということで、築地市場へ。
やっぱり市場はこうでなくっちゃ。
ちなみに、築地市場は汐留駅(現在は廃止、初代新橋駅)から分岐した貨物線がありました。
築地市場の特徴的なカーブした建屋の一番外側が荷扱いのホームだったそうです。
そして、何の変哲もない裏道・・・コレが実は廃線跡。
築地市場へ線路が伸びていた跡です。
汐留方面。
さらにその先には・・・
踏切が残されていました。
ここを鮮魚を満載した貨物列車が通っていたなんて・・・すごいですネ。
もうひとつ「昭和」を・・・
踏切のすぐ近く、中銀カプセルタワービル。
何度も解体の話が出ては消え・・・現在も何とか残っています。
とはいっても、2020年はもうすぐそこ、いつまで残ることやら。
というわけで、長々と失礼しました。
そろそろ車なんかいじりたいです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2017/02/14 00:34:35