
さて、またまた大変ご無沙汰でございます。
題名の通り全く車ネタではございませんのであしからず。
そもそも私にとっては大変珍しい?アニメのネタ。
実は最近、ひょんなことから人生で初めて松本零士作品に触れる機会がありまして、すっかりその世界観と壮大なスケールのとりこになってしまいました。
数か月前にとある動画サイトのおすすめに突如「銀河鉄道999」が出現。
長く鉄道ファンでありながら、鉄道の名が付くこの作品を見たことがなかったので、ちょろっと見てみたところ、これが大当たり。
5話あたりで完全にハマりました。
ところが、動画サイトの最大の欠点として、著作権の絡みで全話が見れることが少なく、見れても他国語の字幕が入っていたりと、なかなか見づらいものがあります。
999に関しても例にもれずで、いてもたってもいられなくなり、一念発起でDVD BOXを購入してしまいました。
ちなみに、現在YouTubeの東映公式アカウントにて、毎週月曜日に1話ずつ公開されています。
ただ、期間限定公開となっているので、第1話を除き、視聴できる期間が短いです。気になる方は是非。
TV放送版では全113話のほか、特番3本と総集編が制作されており、放送期間も3年半に渡る長編。
地球からアンドロメダまでの長い旅ですが、見る側としても長い旅なのです。
さて、あまりネタバレさせてもしょうがないので、物語については詳しく書きませんが、昔のアニメならでは?の個人的に面白いところを。
現在のソレと違い、手作業のセル画なので、絵に温かみがあるのは当然として、特に放送期間が長い作品だと、作画の違いが出てくることがあります。
鉄郎と車掌さんは比較的安定していますが、われらがメーテルさんは作品初期と後期、さらに一話の中でもかなり印象が異なったりしています。
少しピックアップしてみました。
まずは第1話、初めて鉄郎がメーテルと出会ったころ。

原作に近い顔をしており、輪郭が丸いです。

個人的にはこの横顔がベストショット。
コレも第1話。

コレは4話?あたりだったと思います。
少し目の形が変わってきました。

コレも初期のほうですが、ここまで笑っているメーテルは非常に珍しいです。

メーテルが死にかける17話。
まだ丸っこいですが、目元のせいか、少し印象が違います。

ここらへんで安定しなくなります。
20話前後だったと思います。細い・・・

中期~後期ごろで比較的安定している作画。

作画は上と似てますが、物語も後半になり、メーテルがだんだん笑わなくなってくる頃。

80話。普段はあまり表情を変えず淡々と戦いますが、この時ばかりはかなり怒っています。
いわゆるニセハーロックとの闘い。

109話。
初期と比べるとかなり違いますよね。

そして最終話。
メーテルさんはあの華奢な体の割に運動能力は高く、様々な武器の扱いにも長けていますが、意外な特技が・・・

実はギターが弾けるんです。
すっかりメーテルさんの話になってしまいましたが、もう少しお付き合いを。
やはり昔のアニメにありがちなのが、ちょっとした作画エラー。
TV版のスリーナイン号はC62-50牽引ですが・・・

C62-60だったり・・・

C52-50!まさかの輸入3シリンダ機!
そして、私ならでは?のちょっと気になった点を・・・

第58話「足音村の足音」で亡くなった漫画家の原稿が発掘されるのですが、その名前が「新島弥生」
どこかで聞いたことがあると思ったら・・・

やっぱり。
実在します、新島弥生。1988年デビューのアイドル。
もっとも、彼女は1975年生まれで、999放送時はまだ4歳。当然何の関係もありません。
コレも全くの偶然ですが、58話は幽霊のお話。そして新島弥生はどうやら霊感があるとか・・・
最初のほうにも書きましたが、松本零士作品はとにかくスケールが大きいです。
もはや全作品がつながっているのかと思うくらい、他の作品のキャラクターと接点があり、ストーリーも繋がっています。
999でいうと女海賊エメラルダスは結構深い関わりがあり、後の設定でメーテルと双子の姉妹という事になってます。
さらに、999の後に放送された「千年女王」はメーテルの母の話。
そんな具合なので・・・

千年女王のTV版と劇場版、メーテルレジェンド(メーテルの若い頃の話)、宇宙交響詩メーテル(レジェンドの数年後の話)、クイーンエメラルダス、銀河鉄道物語(忘れられた時の惑星→999を救援する話)のDVDも買ってしまいました・・・
映像系ももちろんですが、私は鉄道模型もかじっておりますので、999号を再現したくなるわけで・・・
次回は999をNゲージで再現すべく、編成の考察をしたいと思います。
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Posted at
2021/11/08 23:20:03