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ルリおのブログ一覧

2021年11月28日 イイね!

銀河鉄道999やっぱりTV版も考察(後編)

銀河鉄道999やっぱりTV版も考察(後編)後編です。
前回は形式の特定をしましたが、今回は編成を組んでいきます。

劇場版と違い、号車番号等は一切振られていないので、とにかく難儀します。
様々な作画から、なるべく矛盾の少ないように組んでいきたいと思います。

まず、鉄郎たちの乗車車両を特定しましょう。


第1話では3両目に乗車しています。
ですが、話が進むにつれ編成の中ほどに、乗車車両の前後が7両ほどで描かれていることが多くなります。

わかりやすいのがコレ。

第19話「ざんげの国」で、鉄郎が清潔管理局の局長に絡まれてるシーン。
パノラマ加工した画ですが、8両目にいることが確認できます。

ちなみに、2等車は最低でも連続して2両以上連結(3両連続とも取れる場面もある)されています。

この「鉄郎の乗車位置」が、他の車両を特定するうえで非常に重要になってきます。
もちろん、第1話の時点を採用してもいいのですが、そうなると他の車両と編成を組むにあたり、無理が生じてしまいます。

それと、進行方向も重要。
窓の外の景色がどちらに流れているかにより、それを特定できますので、そこからも車両の前後を読み取ることができます。
また、ほとんどの場合、メーテルが進行方向に背を向けて座っているようです。

他の車両に目を向けてみましょう。
わかりやすいのは1等車。

前回記事にもあるように、フィメール登場の回では特ロが登場します。
この特ロの位置が・・・

鉄郎の乗車車両の前方隣なんです。
車内でのやり取りを見ても、隣の車両である可能性が高いです。

特ロも編成長的に2両ほどは連結し、さらに1等車同士で連結するなら、4話で登場の並ロも・・・となると、鉄郎の乗車車両から前3両が1等車という事になります。


車掌さんのいる位置が鉄郎乗車車両なので、そこから前方は見にくいですが7両つながっているように見えます。

つまり、前3両を1等車とすると、5~7号車が1等、8号車が2等という事になります。

特ロ関連でもう一つ。

どうやら1等車には食事の配膳サービスがあるようで、車掌さんが食事を運んでいます。
この画から読み取れるのは、食堂車の位置。
先述の通り、メーテルのいるほうが進行方向なので、車掌さんは後方から食事を運んできていることになります。

つまり、食堂車は鉄郎の乗車車両を含めた2等車よりも後方にあるという事。

そしてその食堂車。

静止画なのでわからないですが・・・食堂車では鉄郎の座っているほうが進行方向になっています(第3話)


ウェイトレスのクレアはメーテルの側から歩いてくる、つまり厨房は進行方向後方。そして、食堂車に入るときは、進行方向前方から入っているため、食堂車は2等車よりも後ろという事が確実になります。

続いて、図書館車。


図書館車は本棚側が進行方向。
そして鉄郎は本棚側から入室しているので、図書館車の位置は鉄郎の乗車車両よりも後方。

ただし、図書館車の前後の車両は明確ではないため、鉄郎の乗車している2等車の後方という事しかわかりません。

ここまでを整理すると、8号車が鉄郎乗車車両とすると、5~7号車1等、8~10号車2等(3両の場合)、11or12号車食堂車or図書館車といったところでしょうか。
食堂車の前後を2等で挟むというのも微妙な気がするので、食堂車の隣は図書館車としました。
また、1号車と15号車はそれぞれ車掌室の付いた緩急車となるので、必然的に2等車になります。

ここからは完全に憶測です。

寝台車と医務室車の位置はホントにわかりません・・・劇場版で保健車と寝台車が隣り合わせだったように編成させることを前提にすると・・・

A:13・14号車に設定すると15号車が2等緩急。1~4号車が2等。
B:3・4号車に設定すると1・2号車が2等、13~15号車が2等。
C:2・3号車に設定すると、1号車が2等緩急、4号車が2等、13~15号車が2等。

この中で最も自然なのは、Bですかね。
Aでも悪くはないですが、寝台車の位置が微妙(一応1等寝台なので)
Cだと寝台と1等の間に2等が入るのがコレまた微妙。
寝台車と1等車が隣り合わせのほうが自然ですし、前回記事で書いた通り「最大15両」なので、減車したときにも編成のバランスがとりやすいと思います。

以上の条件で組成していくと・・・

最大15両で減車しやすく、ということで増号車を設定。
減車は増号車を優先的に抜いていきます。
また、最後尾になりうるオハフ33、スハフ42を両方編成に組込み、どちらにも対応できるようにしています。

編成順序考察はコレが限界です・・・なので、コレで組んでいきます。

2等車はスハフ42×2、スハ43×3、オハ47、オハ35、オハフ33を使用。
増号車にはやや乗り心地の劣るオハ47とオハ35を設定しました。

1等車は特ロがスロ60×2。
並ロはオロ40ですが、完成品では存在せず・・・なので、またもやコンバージョンキットの世話になることに。



内装はいったんフラット化したのち、ボックス席を窓割に合わせて配置。
床下はKATOのため、もちろん室内灯が付きます。


左:図書館車 右:医務室車
図書館車はオハ47を改造した設定で、800番台+電暖2000番台で2801を付番。
内装の1/3は超適当な本棚。座席は1ボックスおきに座席を撤去→テーブル設置で再現。

医務室車はスハ43改造のスヤ42。実車のスヤ42が4番まで存在するため、5番に設定しました。
窓をつぶしている部分がレントゲン室、中央の白い窓は、鉄郎の治療をした部屋で、カーテンを閉めているつもり・・・
内装は見えないので壁だけ設置しています。

寝台車はマロネ41を使用。
食堂車はスシ48とマシ35を両方用意し、物語の初期と中盤以降両方再現ができるようにしています。
スシ48は「みちのく」のバラシ、マシ35は大昔の単品を使用。


編成全体ではこんな感じ。
左下のピンバッチ部分の車両が、鉄郎の乗車車両です。

そうそう、忘れてはいけない機関車さんを。


当初はKATOのC62を加工しようと思っていたのですが、思いがけずマイクロエースの50号機がバラで手に入ってしまいました。
当然、印刷がきれいなのでコチラを採用。ヘッドマークもバッチリついています。
ナンバーは作画に則り、黄色地に黒文字に加工しています。


切り継ぎ画像ですが、配管はマイクロので正しいみたいです。
これにはちょっと驚きました。
C62の配管の取り回しって結構種類があるんですよネ。

手に入ったのは初回の車体色が黒っぽいやつです。改良品ではかなりグレーになっています。
今回、客車はぶどう色のままなので、アニメの印象とはやや異なりますが、黒に近いほうがバランスがいいです。


そしてケースも仕上げて、完成!
交換用食堂車も含め16両なので2ケースになりました。


15両室内灯入りフル編成で走らせてみましたが、難なく単機で牽引できました。

おっと、もう一つ忘れてはいけないモノを・・・


コレですよ、戦闘車。エメラルダスの出てくる22話で登場。
かなり強力な「ブラックホール砲」なるものが装備されてますが、作中では1度も当たらないばかりか、最終的に破壊されるという始末・・・


2両目と3両目に挟む形で連結されています。


バラで手に入ってしまいました。


コレも初回品のバラシで、本来作画にはない青いラインが入っています。
まぁこのへんはいいでしょう。

ちなみにですが・・・

役に立てなかった戦闘車は砂漠にポイされます。

というわけで、かなりな憶測と拡大解釈ですが、TV版の編成が完成しました。

今回使用した車両

C62-50(マイクロエース初回品のバラシ)
オハフ33
オハ35×2(うち1両はオロ40の種車として)
スハフ42×2
スハ43×4(うち1両はスヤ42化)
オハ47×2(うち1両は図書館車化)
スロ60×2(つばめのバラシ)
スシ48(みちのくのバラシ)
マシ35(差し換え用)
マロネ41(音戸のバラシ)
戦闘車(マイクロエース初回品のバラシ)

実際走らせると、展望車がないのでやっぱり地味なんですよネ・・・

~おまけ~

先日、メーテルの前史「メーテルレジェンド」と「宇宙交響詩メーテル」を見終わりました。
その作品でも999が登場するのですが・・・


11両編成でした。客車の外観は44系。展望車連結。
作画の乱れも少なく、せいぜい窓が1段か2段か程度の差でした。

今までさんざん書いてきた通り、44系と窓の横棧は無いことにしてるので、劇場版編成に1両増結すれば再現できそうです。


この頃のメーテルは赤い服を着ています。
車掌さんは当時から同じみたいですネ。


メーテルの服の変遷。
Posted at 2021/11/28 20:44:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年11月23日 イイね!

銀河鉄道999やっぱりTV版も考察(前編)

銀河鉄道999やっぱりTV版も考察(前編)前回より、やっぱりTV版も作りたくなってしまいました。

というのも、当初は劇場版にちょっと手を加えれば出来ると簡単に考えていたのですが、それがそうもいかないようで・・・
TV版では編成長が非常に長い上に、劇場版以上に作画の差が大きく、車種編成特定には困難を極めます。

今回に関しては、かなりの拡大解釈や憶測を含みますので、あしからず。
999には正解がありません、それぞれ思い思いの999を走らせればいいのです・・・

ということで、始めていきましょう。
まずは編成長から。

劇場版では10両前後が相場でしたが、TV版では最短で8両程度。
最長になると16両ほどが確認できています。


↑13両 ↓15両

登場頻度でいうと、セルの使いまわしもありますが、15両が最も多く感じます。
他に、13両は確実な描写が確認できました。

最長編成で再現してもいいのですが、実際に走行させるとなると、機関車+客車16両ではいささか長すぎるので、最長15両とし、走行条件によって減車ということで編成を組んでいきます。

次に形式の考察ですが、初期の作画では客用窓に横棧が入っています。
いわゆる旧型客車で横棧が入るのは、戦災復旧車の一部と食堂車の厨房部分くらい。

いくら横棧があるからとはいえ、さすがに12系は使えませんので、横棧は無いものとして考えます。
もっとも、途中から作画も修正されており、ちゃんと一段窓に改められています。

さらにもう一点、TV版では展望車は存在しません。
これは結構勘違いされてる方も多いと思いますが、マイクロエースのせいです、ハイ。
いくら戦闘車が入っているとはいえ、最後尾に華がないですからネ、商品化するうえの見栄えで、あえて入れたのだと思います。
初回品と改良品で2度生産されていますが、両方とも展望車が含まれています。
初回品では客車が5両と非常に短く、改良品では増結セットも設定され長くなったものの、食堂車と展望車以外はすべて普通車というのも、腑に落ちません。

そんな事から、マイクロのセットは信用できないのです・・・

それと、展望車が含まれていないという事から、それに相当する1等車が存在しないことになります。
そして作中のメーテルの弁や描写から、2等車に相当する車両が1等車となっているため、TV版では2等級制、つまり鉄郎とメーテルの乗車車両は2等車になります。

長くなりましたが、まずは2等車から。


スハフ42?


オハフ33?


劇場版と同じく、35系、43系、44系風の描写があります。
車内を見ると、やはり電灯は一列配置なので、35系が一番近いでしょう。
ですが、TV版ではあえて"作画が安定しない"という事を利用し、劇場版とちょっと差をつけるため、43系を主体に組むことにしました。
ただ、最後尾の車両は、結構な頻度でオハフ33風の作画なので、多少35系も編成に加えます。

次に1等車。


この内装は最初に登場した1等車。アンタレスの回です。
メーテルの弁により、この車両が1等なのは確実で、ボックスシートの1等なんてあるのか?と思いましたが、いわゆるコレが「並ロ」と呼ばれる車両なんですね。
座席はボックスですが、ヘッドレストとアームレストにカバーが付くのと、シートピッチがやたら広いそうです。
並ロが旧態化してくると、ほぼそのままの設備で格下げ使用されたり、荷物車に改造されたりしました。
形式としては、オロ36ないしオロ40でしょう。
両形式は窓寸法のわずかな違いなので、どちらでもいいと思います。

で、他にも1等車があります。
フィメール(車掌さんの元恋人が変装して登場)の回。


座席はかなりアレンジされてますが、コレは間違いなく特ロでしょう。
電灯が一列配置なので、形式はスロ60がいいかと。


貫通扉部分に1等車の表記があるので、確実に1等車扱いです。

ここで気になるのが、1つの列車内に特ロと並ロが両方連結したことがあるのか。調べてみたところ、あるんですね。
並ロは自由席、特ロは指定席とされていたそうです。

続いて食堂車。


食堂車の作画は、初期では座席位置に窓があり、テーブルの中央の位置に柱があります。
テーブル中央に柱があるのは、3軸台車の比較的古い車両で、スシ48あたりが該当(似た形態の食堂車が他にも多数ありますが)します。


上述の通り初期の作画には横棧が入ってしまいますが、レアケースで横棧なしでテーブル中央に柱のある描写もあります。
これだとスシ48と完全に一致。


中盤頃から、劇場版と同じくテーブルと窓の位置が一致しているため、マシ35あたりでもいいでしょう。

ここからが少々難儀します。寝台車。

TV版でも寝台車の連結があるようですが、ハッキリそれとわかる描写は無いです。
ですが、寝台車なのでは?というのがあるので、そこを拾ってみると・・・


鉄郎が焼き殺されそうになる27話。
鉄郎救出後にいるこの車両が寝台車と思われます。

ここから読み取れるのは、窓がベッドの横にあることから、寝台が線路方向にある解放式寝台ということ。


別角度から。個室っぽいドアが描かれてしまっていますが、都合が悪いので無視します。
ドアがないとして、線路方向に寝台があり、なおかつ広窓の外観というと、マロネ41が一番近い感じがします。

続いて、医務室。







レントゲン室のほか、簡単な治療ができるような部屋もあります。
レントゲン室で結構スペースを取りそうなので、やはり1両医務室車として仕立てたほうがよさそうです。

ちなみに、実在する車両で保健車というのがありますが、コレは移動診療所のような役割を担っていたようです。
今回の999とはやや目的が違いますが、設備は同じようなイメージなので、実在するスヤ42とします。

最後に図書館車。





実は何度か登場した図書館車。
食堂車のような座席、テーブルが備えられ、車両の1/3ほどが本棚になっています。

コレは当然実在車両はありませんので、適当に割り当てますが、図書館車はいわゆるフリースペースのような扱いなので、車両記号は普通車で問題ないかと。
オハ47ベースで内装を改造したという設定にします。

すっかり長くなってしまいましたので、今回はここまで。
次回は編成順序と車両製作をします。
Posted at 2021/11/25 23:35:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年11月21日 イイね!

銀河鉄道999編成考察

銀河鉄道999編成考察前回より999の話題。
予告通り、今回はスリーナイン号の編成を鉄道模型で再現すべく、編成を考察していきたいと思います。

アニメにはありがちですが、作画・シーンによって編成内容や車種が異なり、特に車種の割り出しは困難を極める場合が多いのですが、劇場版に関しては、幸い同じことを考えてる諸先輩方がある程度答えを出してくれていますので、それを参考にして組んでいきたいと思います。

さて、メーテルの正体と同じくらい謎なスリーナイン号の編成。
ちなみにメーテルは人間です。機械化人ではありません。
メーテルは非常に長い寿命を持つラーメタル星の出身。
母であるプロメシューム(機械帝国の女王)から永遠の命と、宇宙で一番美しい体とされている鉄郎の母の若い頃の体の授けられ、メーテルの運命、すなわち永遠に旅をするため、その体が老いれば、若い体に移し替えているようです。
メーテルの元の体は冥王星に眠っていますが、若い体のままなので、早いうちから体を移し替えていたものと思われます。
もっとも、長寿なラーメタル人なので、体の老化の進み具合も普通の人間よりもかなり遅いとは思いますが。
TV版では未来のメーテルと遭遇する話がありますが、一緒に旅をしている少年は西暦6万年(!)台生まれ。それでもメーテルの容姿は同じなので、別人の若い体に移し替えているのではなく、鉄郎の母の体を繰り返し使用している(クローン?)と思われます。



話をスリーナイン号に戻しましょう。まずは何両編成なのか。

劇場版1作目では、確実に確認できたのは14両、12両、10両。
2作目では9両の描写が最も多く、8両の描写もあり。
物語終盤の2両爆破後は7両になっています。
3作目では11両編成が確認できています。

多数派をとるのであれば9両編成ですが、いささか短すぎる気がするのと、1作目にも対応できるように10両に設定します。
模型的観点から、収納の関係でもそのくらいの両数のほうが都合がいいのです。

次に形式。まずは3等車から。
コレも作画に振り回されます。パターンとしては・・・


35系(オハフ33)


43系(スハフ42)


44系

外装では以上3種類が確認できますが、内装と照らし合わせてみると・・・


作中ではこの通り、3等車はボックスシートで描かれています。

つまり、この時点で44系はアウト。
44系は一方向の固定クロスシートなので、向かい合わせで座れません。

次に43系。
こちらは原作では特に43系風に描かれていることが多く、資料によっては43系で断定されているものもある?ような感じなので、正解に近いと思います。
ただ、コレも内装に目を向けてみると・・・


電灯に注目します。真ん中一列の配置。
43系では小型の電灯が2列に配置されているんです。

そうなると、内外装の作画の条件で一致するのが、35系という事になります。

劇場版3作目に限って言えば、60系です。


これはハッキリ車番が書かれていますが、特急に鋼体化改造のシートピッチが狭い60系をあてがうなんて・・・と思いますが。

続いて2等車。


いわゆる「特ロ」と呼ばれるリクライニングシートを備えた特別2等車。
座席配置はオロ35やスロ50系列、スロ60系列が該当しますが、天井を見るとオロ35はナシでしょう。
画は冷房化後のスロ54あたりが最も近そうですが、さすがに低屋根化+冷房が載ってるというのは、外観から判断するにちょっと厳しいものがあるので、冷房化前のスロ54が適任かと思われます。
ちなみにスロ60の場合、電灯は一列配置みたいです。

次に1等車。


シングルルーフの描写がほとんどなので、マイテ39は除外でいいかと(ただしダブルルーフっぽい作画も存在)
マイテ49と58は正直ほとんど差がないというか、正確に窓割が描かれることもないので、模型的に都合のいいマイテ58にします。

続いて食堂車。

外観が展望車以外すべて同じに描かれているため、パッと見た感じで広窓で3等車と外観の近い食堂車から選択。


窓割がヒント。テーブルの位置に窓が1枚。
コレに該当するオーソドックスな外観の食堂車はマシ35あたりでしょう。

ココからは結構厳しい・・・医務室・浴室・ランドリー車(便宜上保健車という事で)

ハイ、もうこれは実在形式がありません。
まだ上記のうちどれか一つであれば、3等車あたりの端っこにつけてもいいのですが、さすがに3室も必要となると、1両丸ごとの調達になりそうです。

これはもう諦めて架空形式を設定しますが、特殊車両ということから、食堂車と同じく出入口は設置されてなくてもいい・・・という事で食堂車をチョイス。


また、ご覧の通り車内は片側通路のため、食堂車の厨房部分を延長改造したという事でいいでしょう。
種車は悪評高いマシ35のオール電化版マシ36を改造し、特殊車両という事から車両記号は「ヤ」を設定。スヤ36形としました。

そして最大の難関、寝台車。

寝台車も存在はしているらしいのですが、はっきりソレと分かる描写はありません。
ただ、コレが寝台車だとしたら・・・


片側通路の個室。コレが寝台車だとすると、さらにオーソドックスな外観で判断するに、スロネ30。

なんとか使用車種が出揃いました。
次に編成順序。


まず、鉄郎とメーテルの乗車車両は3等車。
ハッキリ2号車の札がささってます。


画像がダブりますが、2等車。コチラは5号車。
編成長的にも、2両くらい連結されているのが妥当でしょうか。


保健車は後ろから3両目。すなわち10両編成ならば8号車。

当然展望車は最後尾10号車で、寝台車は9号車あたりに入るのが妥当?
食堂車は基本的に1等や2等の近くに連結されていることが多いので、両方から近い7号車あたりでしょうか。

そして残りを3等車とすると、以下の編成が出来上がります。



ようやく車種編成が決まったところで、模型化していきます。

まず、今回模型化するにあたり、大前提として全車室内灯を装備すること。
それに伴い、極力同一メーカーの完成品を使用する、という事にします。

マイクロエースは却下、TOMIXは旧型客車系はほぼ3等車と荷物車のみのラインナップ。
そうなってくると、やはりKATOに軍配が上がります。

嬉しいことに上記のほとんどの形式が完成品で製品化されているので、バラ売りや中古を駆使して調達。
保健車も、結局はマシ35を使用するので、問題ナシ。

だた、スロネ30だけはどうにもなりません。
いっその事近い車両でごまかそうとも思いましたが、広窓片デッキなんぞ、そもそも近い車両がないので、やはり手を動かさなければなりません。

偶然にも、窓幅がマシ35と同じように見えたので、GMのキットを駆使し、切り継ぎで作成。


マシ35を2つと、スハ44のデッキと窓の一部を使用。
床下はKATOのスハ44のツメを削ったりして、GMのボディに無接着で嵌まるようにしました。
室内も簡単に再現。


遠目に見るとそれっぽく仕上がっているように見えますが・・・切り継ぎ跡とかが気に食わず、結局作り直すことに。


まさかの真鍮キットですよ。
ハードル高そうですが、案外サクッと組めました。
組み立てよりも、塗装に気を使いますネ。


完成。
コンバージョンキットで、KATOの床下がそのまま使えるので、室内灯ももちろんつきます。


セットはこんな具合に。
1両別枠になってるのは、3作目の鉄郎乗車車両、オハ61-819。

続いて機関車。

機関車は原作及び劇場版ではC62の48号機。
どうやら松本零士氏が実物の48号機のプレートを所有しているからだそうな。


模型はKATOのC62東海道型を使用。
ナンバーはタヴァサを使用、ヘッドマークは自作。

さらに、原作では予備機として49号機の存在が明らかになっています。
作品内では単純な連結ではなく、合体します・・・
模型ではさすがにそこまでする気になれないので、単純に49号機を制作。


こちらは実車に則り、常磐型を使用。


ケースも仕上がり、いよいよスリーナイン号が完成しました。







当初は軽い気持ちで作り始めましたが、なんだなんだで本気になってしまいました・・・かなりお金かかってます。

今回使用した車両

C62東海道型
C62常磐型
オハフ33
オハ35×3
スロ54×2(青大将のバラシ)
マシ35×2(つばめセットと旧製品の単品←スヤ36)
スハ44(スロネ30の種車として)
マイテ58(つばめセット)

いざ完成してみると、TV版の編成も作ってみたいなと・・・
Posted at 2021/11/21 00:16:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年11月08日 イイね!

松本零士の世界へ・・・

松本零士の世界へ・・・さて、またまた大変ご無沙汰でございます。
題名の通り全く車ネタではございませんのであしからず。
そもそも私にとっては大変珍しい?アニメのネタ。

実は最近、ひょんなことから人生で初めて松本零士作品に触れる機会がありまして、すっかりその世界観と壮大なスケールのとりこになってしまいました。

数か月前にとある動画サイトのおすすめに突如「銀河鉄道999」が出現。
長く鉄道ファンでありながら、鉄道の名が付くこの作品を見たことがなかったので、ちょろっと見てみたところ、これが大当たり。
5話あたりで完全にハマりました。

ところが、動画サイトの最大の欠点として、著作権の絡みで全話が見れることが少なく、見れても他国語の字幕が入っていたりと、なかなか見づらいものがあります。
999に関しても例にもれずで、いてもたってもいられなくなり、一念発起でDVD BOXを購入してしまいました。

ちなみに、現在YouTubeの東映公式アカウントにて、毎週月曜日に1話ずつ公開されています。
ただ、期間限定公開となっているので、第1話を除き、視聴できる期間が短いです。気になる方は是非。

TV放送版では全113話のほか、特番3本と総集編が制作されており、放送期間も3年半に渡る長編。
地球からアンドロメダまでの長い旅ですが、見る側としても長い旅なのです。

さて、あまりネタバレさせてもしょうがないので、物語については詳しく書きませんが、昔のアニメならでは?の個人的に面白いところを。

現在のソレと違い、手作業のセル画なので、絵に温かみがあるのは当然として、特に放送期間が長い作品だと、作画の違いが出てくることがあります。
鉄郎と車掌さんは比較的安定していますが、われらがメーテルさんは作品初期と後期、さらに一話の中でもかなり印象が異なったりしています。

少しピックアップしてみました。
まずは第1話、初めて鉄郎がメーテルと出会ったころ。


原作に近い顔をしており、輪郭が丸いです。


個人的にはこの横顔がベストショット。
コレも第1話。


コレは4話?あたりだったと思います。
少し目の形が変わってきました。


コレも初期のほうですが、ここまで笑っているメーテルは非常に珍しいです。


メーテルが死にかける17話。
まだ丸っこいですが、目元のせいか、少し印象が違います。


ここらへんで安定しなくなります。
20話前後だったと思います。細い・・・


中期~後期ごろで比較的安定している作画。


作画は上と似てますが、物語も後半になり、メーテルがだんだん笑わなくなってくる頃。


80話。普段はあまり表情を変えず淡々と戦いますが、この時ばかりはかなり怒っています。
いわゆるニセハーロックとの闘い。


109話。
初期と比べるとかなり違いますよね。


そして最終話。

メーテルさんはあの華奢な体の割に運動能力は高く、様々な武器の扱いにも長けていますが、意外な特技が・・・


実はギターが弾けるんです。

すっかりメーテルさんの話になってしまいましたが、もう少しお付き合いを。
やはり昔のアニメにありがちなのが、ちょっとした作画エラー。

TV版のスリーナイン号はC62-50牽引ですが・・・


C62-60だったり・・・


C52-50!まさかの輸入3シリンダ機!

そして、私ならでは?のちょっと気になった点を・・・


第58話「足音村の足音」で亡くなった漫画家の原稿が発掘されるのですが、その名前が「新島弥生」

どこかで聞いたことがあると思ったら・・・


やっぱり。
実在します、新島弥生。1988年デビューのアイドル。
もっとも、彼女は1975年生まれで、999放送時はまだ4歳。当然何の関係もありません。
コレも全くの偶然ですが、58話は幽霊のお話。そして新島弥生はどうやら霊感があるとか・・・

最初のほうにも書きましたが、松本零士作品はとにかくスケールが大きいです。
もはや全作品がつながっているのかと思うくらい、他の作品のキャラクターと接点があり、ストーリーも繋がっています。
999でいうと女海賊エメラルダスは結構深い関わりがあり、後の設定でメーテルと双子の姉妹という事になってます。
さらに、999の後に放送された「千年女王」はメーテルの母の話。
そんな具合なので・・・


千年女王のTV版と劇場版、メーテルレジェンド(メーテルの若い頃の話)、宇宙交響詩メーテル(レジェンドの数年後の話)、クイーンエメラルダス、銀河鉄道物語(忘れられた時の惑星→999を救援する話)のDVDも買ってしまいました・・・

映像系ももちろんですが、私は鉄道模型もかじっておりますので、999号を再現したくなるわけで・・・
次回は999をNゲージで再現すべく、編成の考察をしたいと思います。
Posted at 2021/11/08 23:20:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年08月10日 イイね!

キャラバンはじめての車検

キャラバンはじめての車検さて、またまた超ご無沙汰です。
題名の通り、キャラバンの初車検です。

キャラバン乗り出してからもう2年もたつんですネ。早いものです。

さて、ほぼノーマルで乗っているので、セドリックと違い車検に際して外したりってところは殆ど無いです。



強いて言うならココだけ。
普段ラッパマークのないホーンボタンが付いているので、車検仕様でナルディのバッタもんの赤を購入。

そして今回のお願い事項。



ついに純正アルミを入れる時が来ました。
ガリ傷はないですが、塗装がかなりくたびれているので、再塗装を依頼。

その他、細かい外装部品やセンサー類の交換を依頼。

というのも、今までスロットルボディ洗浄やらAACバルブ交換やらいろいろやってもらいましたが、アイドリング不調が完治せず、時たま機嫌が悪いと走行中にストールしたり、スロットルを開けると回転が下がる謎の現象も発生したり・・・
疑いのある部分で、手を入れてない部分といえばセンサー類なので、今回交換することにしました。

で、6月下旬に入庫し、約1か月半。



戻ってきました。



ホイールは再塗装。タイヤは元々ついていたやつを組み替えてもらいました。

次に。



ウインドウモールが浮いてきたり錆が出ていたりしたので、交換。



左右ドアハンドル。ヘタってボディに角が接触していたので交換。

続いてセンサー類。



水温センサーのほか、O2センサーとエアフロも交換。
O2センサーは純正が製廃のため、社外品を調達しました。

で、部品も組付け、退院かというときに、どうもエンジンの調子が悪かったそうで、再びバラシ作業・・・交換したセンサー類を1個ずつ確認したくれたそうで、水温センサーが不良品だったみたいです。
ただでさえ面倒なキャブオーバー車の整備を2度も・・・この場を借りて厚く御礼申し上げます。



そしていつも通り、放免祝いの1杯をご馳走。

車屋さんから自宅までちょっと遠回りして20kmほど走りましたが、すこぶる快調!
これでようやく長距離も安心していけるかと。

ちなみに今回のお会計は\290,000でした。
Posted at 2021/08/10 22:40:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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