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2020年05月03日 イイね!

硬化型ガラスコート剤「AQUADROP GLASS COAT PREMIUM」の施工方法

硬化型ガラスコート剤「AQUADROP GLASS COAT PREMIUM」の施工方法
【1】「AQUADROP GLASS COAT PREMIUM」の施工方法
友人知人から「いつもクルマがキレイだ」「何をしているの?」「どうやったら、こんなに艶が出るの?」などと良く言われます。
ガラスコーティングの事は教えるのですが、「なんというコーティング剤?どこで売ってるの?」「どうやって塗ればいいの?難しいの?」と質問されます。
言葉では説明しきれないので、質問してくる友人知人の方々への説明用として、ここのブログに記載しようと思いました。
(普段、みんカラは自分自身の記録用としか使っていませんが、今回特別に読んで頂くための内容となります)
AQUADROP GLASS COAT PREMIUMは価格は安価ですが、高額な同類製品と遜色ない十分な仕上がりになり、当方のお気に入りの反応硬化型コーティング剤です。Net通販で入手し、いつでも作業できるようストックを持つようにしています。

【2】「前処理(下地処理)」
いきなりガラスコーティング剤を塗り始めようとする人がいますが駄目です。塗装面がキレイでない状態のままガラスコートしてもキレイな状態に仕上がりません。
コーティング後に汚れや傷を取り除こうと思っても、強固なガラスコート膜の下に封じ込められてしまいますので修正は困難です。
「水アカ汚れ」「ウォータースポット」や「タールなどの付着物」「スクラッチ傷」「劣化したワックス残りなどの油脂」を除去する事から始めます。
自分の車のボディ状態に応じて使用する物は異なりますが、写真のような商品を使います。すべてを使用するわけではありません。状態に応じてです。状態によっては#1500~#4000程度の耐水ペーパーや粘土クリーナーを使う場合もあります。
電動ポリッシャーは無くても手磨きでOKですが、使用すると労力と時間の大幅節約になります。
特別な事はしていません。一般的にNet上に公開されているようなやり方を行っています


【3】「準備する物」
前処理が完了したらコーティング作業が開始できます。画像は硬化型ガラスコート剤(AQUADROP GLASS COAT PREMIUM)のコーティング作業で使用する物。以下に順に紹介していきます。
尚、露天で作業する場合には、降雨はご法度ですので、天気予報を注視して作業する日を選びます。


【4】「硬化型ガラスコート剤」
AQUADROP GLASS COAT PREMIUMと塗り込み用スポンジ
いずれも、AQUADROP COATING FACTORYより販売されている物。
最近、ガラス容器が変更されて使いやすくなっているようですが、
以前買ってあった未使用のAQUADROP PREMIUMがありますので、先入れ先出しで古い容器の方から使用していきます。スポンジはセット売りだった物です。


【5】「小分け容器」と「スポイト」
塗り込み作業の際に使う容器と、小分け容器に移すためのスポイト。いずれも100円ショップの商品です。使えそうな容器を探して買い求めれば良いです。
尚、硬化型ガラスコート剤は樹脂製小分け容器での保管は不可と言われていますので、作業する分量だけ小分け容器に移します。数回使用すると硬化した結晶カスがひどくなるので交換します。使い捨てと考えます。


【6】「拭き取り用クロス」
こちらも100円ショップで入手可能なもので十分です。
拭き取りが十分に出来ないと仕上がりに影響しますので、サイズは大きめの物、枚数は余分に用意しておきます。着古したTシャツやトレーナーの布地でも使えますが、縫い目やプリント部分など固い所はカットしてから使用するようにします。


【7】「マスキング用テープ」と「燃料用アルコール」
ウィンドウガラスなどガラスコート剤が付着しては困る箇所に貼ってカバーするためのマスキングテープ、養生テープ。そしてドラッグストアなどで入手可能な燃料用アルコール。
燃料用アルコールは、イソプロピルアルコール(IPA)で、AQUADROP PREMIUMの液剤成分のひとつ。
万一、ウィンドウガラスなどに付着してしまった場合に拭き取り用として(硬化前に)使用します。裏ワザとして、AQUADROP PREMIUMの粘度があがって塗りにくくなった時や、量が足りなくなりそうになった時の希釈としても使えます(ただし、コート剤の性能劣化も考えられますので薄めすぎはいけません)


【8】「スポンジをカット」
販売元の作業説明では、商品のまま使っていますが、サイズ大のままだとスポンジ部分に染み込むガラスコート剤が多くなり、無駄が多くなります。(場合によっては、コート剤が足らなくなる)そこで、塗り込み用スポンジをカッターまたははさみでカットします。幅は1cm程度が良いです。
あまりに細くしてしまうと、塗り込みの最中に、スポンジと台座とが分離してしまいやすいです。ただし、細かい所に塗り込む場合は5~6mm程度の幅にカットした物を別に用意しておくと良いです。(エンブレムの隙間やパネル合わせ目などに塗るには綿棒も使えます)


【9】「小分け容器に使用量を分ける」
小分けすることで、手で持ちやすく塗り込みの作業性が良くなり、また揮発量も抑えられるのでガラスコート剤の節約にもなると考えます。
小面積を塗る場合、スポイトから1~2滴を直接塗り込み用スポンジに垂らして使うこともあります。


【10】「塗り込み」
50cm四方程度の範囲ごとに塗り込みしていきます。(指先に付着し固まってゆきますので、ビニール手袋などを付けたほうが良い)
最初はスポンジに3~4滴ほどコート剤を染み込ませますが、あとは1滴づつ使います。良く伸びるので1滴で50cm四方以上の面積は塗り込めます。(気温により差があります)
スポンジは縦、縦、縦→横、横、横、というように塗り残し部分が無いように動かします。
作業中に塗った部分に不用意に触れないようにするため、最初はルーフから(手前からでなく手を伸ばして届く中央部分から)塗り始めます。
50センチ四方程度を塗ったら、すぐにクロスで拭き上げ作業を行います。
ウィンドウのマスキングは適時行っておくか、ウィンドウ付近の塗り込み・拭き取りをする時に付着しないよう細心の注意を払うか、です。
ルーフ→リア→ボンネット→前後フェンダー→ドア→前後バンパー→サイドシル・サイドスポイラーというように作業し忘れの無いよう、また重複して作業することの無いよう順々に塗り込み→拭き上げの作業を繰り返していきます。
作業後に、車内に乗り込まないといけない場合は、運転席ドア(ドアノブ付近)の塗り込み作業を車内へ乗り込む必要がなくなってから最後に行います。塗った後にドアなどに触れることは仕上がりに影響します。
作業場所は、直射日光、風雨、砂ぼこりを避けられる屋根下が最適です。
直斜日光を避けるのは、塗り込んだコート剤が拭き上げ作業完了までに乾燥するのを防止するのと、塗り込んだコート剤の跡(塗り込み済の場所)や拭き上げ時の拭き残しがないかを目視し易くするためでもあります。

ボディ塗装面のほか、黒い樹脂製パーツ、サイドバイザー、ポリカーボネイト製ヘッドライトカバー、プラスチック製リアランプ、クロームめっき部分などにも塗ります。ゴム製部品には不可です。
ヘッドライトカバーが黄ばむほど表面劣化が進んでいる場合は黄ばんだまま封じ込められてしまいますので、除去しておいてから塗布します。黄ばむ前に早めに塗布して劣化予防を図るのが良いです。DIY店やカー用品店で売っているヘッドライトコート剤は2~3ケ月ほどしかもちませんが、AQUADROP PREMIUMは1年ほどは大丈夫でした。(限界試験をしたわけではないので、どこまでOKかは不明)ホイールにも有効ですが、ボディと同じように事前のクリーニングは必須ですし、硬化するまで走行(ブレーキ使用)しないほうが良いです。

【11】「拭き上げ」
クロス1枚で作業しようとする人がいますが、最低でも2枚は必要です。
当方は3段階(3枚)で拭き上げしています。
1枚目は、拭き取りというより拭き伸ばし用です。塗った直後に使いますので、徐々にコート剤が染み入り、拭き伸ばしに向いた状態になっていきます。
反面、1枚だけでは完璧な拭き取りは無理になっていきます。
2枚目は、拭き取り用です。1枚目で拭き伸ばした時の、コート剤のスジや溜まり残りを拭き取ります。繊維足の長いマイクロファイバータオルが良いです。
3枚目は、仕上げ用です。均一なガラスコート膜を形成するため、柔らかく毛足の短い素材の物が良いです。2枚目で拭き残したコーティング剤を確実に拭き取るために3枚目での拭き上げを行います。
拭き上げに使うクロスの順番を判別しやすいように、3色のクロスを準備しています。
うまく拭き取れなくなってきたら、クロスの違う面を使うか、別のクロスに交換します。

1パネル分の作業が終ったら、次のパネルに移る前に抜き残しがないかを再度確認し、あれば拭き上げます。後になってからでは、硬化が始まったところはうまく拭き取れず、また硬化中に拭く事で荒れた表面状態に仕上がってしまいます。
下の画像のように、暗い側に立ってクルマのごく近く視点を近づけて、明るい側に透かすように見ると、拭き残しが良く分かります。


【12】「硬化」
製品説明書では、施工後2時間は水濡れは厳禁と記載されていたと記憶しています。2時間というのは、たぶん表面硬化だけの必要時間です。放置はもっと長く行う必要があります。当方は最低でも24時間はガレージ内で放置して、触れないようにしています。もちろん走行などしません。(長い時は1週間放置し続けることもあり)
洗車も完全硬化するまでは(1週間ほど)しないほうが無難です。

【13】「オーバーコート」(その後のメンテナンス)
硬化型のガラスコーティングをしたからと言って、あとは水洗い洗車だけしていれば良いわけではありません。製品の説明書きでは1回の施工で3年もつような記載もありますが、クルマの使用状況・保管状況によって事情は変わってきますので、真に受けてその期間なにもせずに放置してはいけません。
硬化型ガラスコーティング膜が劣化してしまい、せっかく前処理してキレイになった塗装面が露出してしまう事のないようコーティング膜を維持し続けないといけません。
塗装面を保護するためのAQUADROP PREMIUMのコーティング膜ですが、AQUADROP PREMIUMを保護するために、取り扱い施工が簡単な簡易系ガラスコーティング剤を定期的に使用します。
普段は、水洗い洗車だけで良いのですが、1~2ケ月に1回の頻度で簡易系ガラスコーティング剤を使って洗車します。
当方のおすすめは、フロントガラスにも使え、詰め替えパックも販売されていて割安感のある「CCI スマートミスト」。艶、持ち、作業性、使用箇所、価格などトータルバランスの良い万人向け商品だと思います。
または、より艶の良さを求めるなら「スパシャン」です。(初期投資額は高いですけれど、使い方によっては低コストです。当方は廉価版のISM Ice Shockです)

少しの汚れなら濡れたウェスで拭き上げ(ちょっとひどい時にはスポンジで水洗い)だけの短時間作業で綺麗になりますから、出掛ける前にちょっと拭いておけば、出先で誰かと出会った時もいつも綺麗なクルマでいる訳です


Posted at 2020/05/03 23:26:47 | コメント(0) | 車関係 | クルマ
2019年09月21日 イイね!

みんカラ:週末モニターキャンペーン【秋の洗車モニター企画】

Q1. プロスタッフ製品を使用したことがありますか?(あれば商品名も)
回答:あり(シャインポリッシュ、キイロビン、Mr.ブラックほか)

Q2. モニター商品(CCウォーターゴールド/ムササビクロス)をご記入ください
回答:ムササビクロス

この記事は みんカラ:週末モニターキャンペーン【秋の洗車モニター企画】 について書いています。

※質問を編集、削除しないでください。
Posted at 2019/09/21 18:05:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車関係 | タイアップ企画用

プロフィール

「硬化型ガラスコート剤「AQUADROP GLASS COAT PREMIUM」の施工方法 http://cvw.jp/b/2552554/43964057/
何シテル?   05/03 23:26
山国の田舎でカーライフを楽しんでいます (車に関する記録としているため、フォロー承認などしていません) (メッセージ、コメントも基本的に受付していません)
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