
前回の続き、長くなるので分割させて頂いた。
僅かばかりの休憩を「いとだ」でした後に田川を走り抜け、行橋へと向かう
ここから県道58号線へと移るのだがこの頃には晴れ間を見え始め、非常に暖かかった。
ごく普通の田舎道で、霊園が思い他多く独特の雰囲気があったと思える。
大仏殿などがそこかしろにあるのでそういう風土があるのかもしれない。
こちらはまだ積雪があり、道路から外れた場所には2cmから3cm程積もっていた。
幸いにも今のところ道中で道路には積雪を見かけていないし、圧雪路も無い。
寒い事を除けば非常に順調だ。

写真は道の駅しんよしとみ付近で撮影した物で、この手の高さが低いトンネルを見ると潜らずにはいられなくなる。
高さは180センチ以下だろうか?
また道の駅しんよしとみだが、今のところ個人的な道の駅ランキングでは残念ながらワースト1だ
物販コーナーではスーパーと然程変わらない品揃え、フードコートやトイレは屋外と…
休憩スペースとしてはいいが、他の観光地化された道の駅に比べるとイマイチ弱い、だがスタッフは皆良い人だった。
さてここからは大分県別府まで写真が無い、といのもここ上毛町を超えた先にある宇佐市から別府まで伸びる10号線は標高150mの道程が20キロほど続くのだが、ここがともかく寒いので、写真を取る事など忘れともかく早く走り抜けたい一心だった。
今まで走ってきた道程で最も寒い道で、左右は山に囲まれ冷気に包まれている。
行きは空から覗く太陽のおかげでまだマシだったが、日が暮れる帰りはまさに地獄だった
この道に入った途端、寒さで震えていた指は完全に感覚を失い、寒さによる痛みすら感じなくなった。
ここに来て冬でのバイクツーリングの恐ろしさを味わったと言える。
行きは晴天にも関わらず気温1°、帰りに至っては-2°を叩き出した、時速60kmならまだ走れるが、とてもじゃないが70kmも出せない、速度を上げる事を躊躇わせる程の苦痛だ!
だが道中の二つの峠を越えればそこは別府市だ。
ハーモニーランドのある赤松峠を超えるとそこには陽に照らされた雄大な景色が迎えてくれた。
この時は寒さなど忘れて夢中で写真を撮っていた。
随分遠くまで走ったと思う、無事別府までたどり着けた事が嬉しかったし、時折覗く太陽の日差しが心地よかった。
のんびり観光…と行きたい所だが予約していた昼食の時間が迫っていたので、急いでホテル「晴海せいかい」へと向かった。ここ潮騒の宿にある温泉に入るには昼食を取らなければならないのだ。
最低でも1600円から、と少し値が張ると思ったが料理が出てきてそんな思いはすぐに吹き飛んだ。
俺が頼んだのは2100円の海鮮釜飯と刺身の盛り合わせで、これが運ばれて来た時には別府まで来た甲斐があったと実感したものだ。
自分も料理が好きでよく家で腕を奮っているが、ここの料理はそのどれもが上品な味付けで一口食べる度に舌をうならせてくる。
特に茶碗蒸しには驚かせて貰った、俺は不意にもあまりの美味しさに言葉を失ってしまった。
また景観も良いのでオススメだ、冬の寒さを確かに感じられる1枚だと思う。
さて昼食を終えるとお待ちかねの温泉だ!
ここ「せいかい」では昼食後温泉に入る事ができる。料理の値段に入浴料が含まれてると思えば安いものだ。勿論タオルから何まで備品は備え付けで、更には一階のバーでコーヒーが飲み放題なのだ。
ラッキーだったのは平日の昼間だったお陰か、他に客が居なかった事だ。
中の写真も撮れたし、ね。孤独な一人旅を誤魔化してくれる旅の相棒凛子にも写ってもらった。

脱衣所にはこんな張り紙が・・・・
ツイッターの知り合いがローチ(海外のゴキブリ)なんかの珍しい虫を飼っている写真をUPしたりするのでフナムシくらいでは驚きもしない。
というかこの張り紙を書いた方は女性だろうか?可愛らしく書けてる。
やけに広い温泉だなぁ・・・、じゃなくてこれは目の前が海なのだ。
先ほどのフナムシ注意の張り紙も納得して頂けたと思う、冬の海から流れ込む寒い潮風を受けながらの温泉はまさに格別だった、思わず長風呂になってしまった。
1時間半ほど湯船に浸かった後、名残惜しくせいかいを後にした。
で次に来たのが「竹瓦温泉」だ
外観から既にかなりの年季を思わせる。
更に中に入ればどこか懐かしい香りを視覚的に感じさせくれるのだ。

生憎温泉は写真に収める事ができなかったが、中の作りも昔ながらだ。
暖簾をくぐると左手に脱衣所があり目の前の階段を下りるとそのまま湯船がある。
1階から2階の脱衣所までは吹き抜けになっており遮るものは何もない。
またシャワーなんかも無い、昔ながらの温泉だ。
湯は熱く皮膚がピリピリとするがそれがまた心地よい。
高い天井を眺めては少し上で着替えている人を観察したりしながら物思いにふけっていた。
風呂上がりに何とはなしに座敷に座り、メロンソーダを飲みながら濡れた髪を乾かしていた。
入浴料は100円と安く、またこっちに来るときは寄りたいと思う。
さてバイクの元へと戻りこの旅も残すは帰路のみだ。
またあの寒い道を3時間半・・・と思うと憂鬱になるが、進まなければ家にはたどり着けないので、足早に走っていく。今回は帰る時まで結局太陽に恵まれた。
帰路の途中の出来事だが・・・あまりの寒さと疲労で途中強烈な眠気が襲った事がある。
やはり行程に無理があっただろうか?早く帰り暖を取りたかったので110キロ走るまで一切休憩を取らなかったのも大きいかもしれない。
また今回のツーリング、やはり記憶に焼き付いてるのは寒さだ
楽な道程では決して無かった、山をいくつも超え更には寒さに凍えたが、その先にあった湯の暖かさは決して他では味わえないものだっただろうし、忘れる事もないだろう。