朝起きて、ぼーっとリビングのガラス越しに外を見ていたら、フッと昔の相棒の事が思い出されて来ました。
出会のきっかけは、唯々安い車を探してたおり、馴染みのモータースさんから、「安いの入ったよ!」と電話があり見に行くと、端っこの方にすまなそうにちっちゃくなってる相棒が居ました。
「何かパッとしないくるまだなぁ」と思いながら見て居ましたが、何となく愛嬌があり「おいらを連れて行っておくれよー」と言ってる様な気がして、気が付けばいつの間にかに相棒になってました。
それからは、只の足だと割り切って購入しましたが、徐々に愛着が増して来て、顔に化粧をしてみたり、新しい靴を履かしてみたり、車中泊と言う楽しみに気付かせてくれたりと、長年相棒として付き合ってくれました。
時が流れて行く中で、私が仕事中にリーチリフトに足をひかれて、突然の2ヶ月入院となり、その間免許を持って無い妻に2日に1回エンジンをかけてもらい、バッテリー上がりを防いでいました。
必死の思いで退院後のリハビリをこなし、やっと1ヶ月半を過ぎたあたりで主治医から、短い時間だったら運転をして良いとのお言葉を頂き、条件で有る公安委員会への相談(運転試験場へ出向き、適性検査を実施)の後晴れて相棒のもとへ。
ワクワクしながら、相棒に障がい者マークを前後に張り付け、久々のエンジンOn♪恐る恐るアクセルに足を乗せ、少しづつ力を入れて行くと「ん?」何か違和感が・・・。
久しぶりだからなぁと思いつつ、気をつけながら近くのだだっ広いめったに車の来ない駐車場に到着。
さてとっと、気合いを入れて足の加減を見ながら走り出すと、突然ガクン、ガクンとシフトアップしたりシフトダウンしたりと、相棒がご機嫌斜めな様子に。長い間動かして無かったからそのうち直るだろうと思っていましたが、全然改善されずに仕方なくモータースさんへ連絡をして、今度は相棒が入院してしまいました。
後日連絡が有り、「トルコンが逝かれちゃってますよー」との事!元気になって退院するには大金がかかると言われ、妻と考えに考えて相棒とのお別れを決断しました。
私からの無茶振りも、「だいじょうぶだー」と何時も受け入れてくれた相棒!今は、広い空のどこかから見ていてくれてるんでしょうね!
ふと思い出し書いてみました。
Posted at 2020/11/22 09:35:47 | |
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