スカイダークロニクル Vol‐🍉

スイカの物語を覚えている者は幸せである。
心豊かであろうから。
私達はスイカだった頃の記憶を記されて、この地上に生まれてきたにも関わらず、思い出すことのできない性を持たされたから。
それ故に、スカイダーの語る次の物語を伝えよう。





人間とスイカが共存していた平和な世界。
かつてスカイダーは夏に現れ、子供達にスイカの美味しさを伝え、愛と勇気を与えていたヒーローだった。

しかし、その秩序が突然崩されたのである。

ある夏の砂浜で、それまで仲良くしていた大人達が急に目の色をスイカの様に赤くし、スカイダーをビニールシートの上に押さえこんだ。
そして、なんということか！
大人達は子供達に目隠しをし、バットを持たせ、グルグル回らせ、フラフラになって歩く子供達に、スカイダーを叩き割れと笑っている！！



これが人間の本性なのか？！

子供達はまだ力が弱く、バットがかすっただけで頭蓋骨を割られずにすんだが・・・


側頭部に重大な損傷を受けてしまった。

なんとか逃げ帰ったスカイダー。
スイカ蘇生装置の中で、キンキンに冷して傷の回復を待っていた。

そこへ現れたのが、
ドクターナンナール！
スカイダーが弱っていることを嗅ぎつけ、密かに近付いていたのだった！

ドクターナンナール。
失敗も何とかしてしまう、ポジティブマッドサイエンティスト！

昼間戦隊ニッキーンと敵対するドクターナンナールは、子供達と仲良くしているスカイダーを、未来の新たな脅威とみなし、スイカ蘇生装置の中にヒゲメガネ菌を投入したのだった。

それを知らずに感染したスイカとシンクロしてしまったスカイダー！
致命的なダメージを受け、ビジュアル的にも瀕死の状態に陥った。

スイカ割りを子供達にさせる卑劣な大人たち、毎晩頭蓋骨を叩き割られる夢にうなされ、精神的にもやられ、ヒゲメガネ病にも感染させられ、スイカで世界を平和にしようと考えていた彼を、人類への復讐に駆り立てるには、そこまで時間はかからなかった。



そんな時スカイダーにスイカの贈り物が届いた。



スイカ家族で仲良く食べるようにと、送られてきたスイカ。
しかし彼はそれを人類への復讐の道具に使ってしまった。

既に闘うことが出来なくなっているスカイダー、自分のクローンを作ろうとしたが、ヒゲメガネ菌がスカイダーの遺伝子まで変化させてしまっており、再生の希望は絶たれた。

しかし、諦めるワケにはいかない。

彼は家族に復讐を託してしまった。
スイカ割りを子供達にさせ笑っていたあの大人達のように。
スカイダーにはそれに気付く余裕などなかったのだ。

まずは家族にスイカを食べさせ、体中の体液を全てスイカの果汁に変換した。

体液とスイカの果汁を置換したのち、
またキンキンに冷して、まずは娘に被せたのであった。

さすが子供である。
初めは楽しくはしゃいでいた。
しかしシンクロが始まると同時に、
スイカは脳を急激に冷却し始めるのである。
その苦痛に子供には耐えきれず、シンクロ途中でスイカを外そうと暴走してしまった。

とっさにスイカを頭から外すスカイダー！
人類への復讐に燃えていたスカイダーだが、かつては子供達が大好きだったというかすかな記憶が無意識にそうさせたのだった。
まだスカイダーに再生の余地は残っているのか？


いや、その希望さえ打ち砕くように、
スカイダーは娘から外したスイカを
そのまま・・・








妻に被せたのであった。

かくして、スカイダー夫婦は人類の敵となったのであった。

しかし何故人間がスイカ割りをしだしたのか、水面下で邪悪な陰謀が、
スカイダー、そして人間を飲み込もうと渦巻いていたのであった。


次回！西瓜戦士スカイダー！！

「激突！怪人ボクトーVSスカイダー」

スイカ見る度に奴を思い出せ！



注：すいません！
最後まで読んで頂いた方
ありがとうございましたm(_ _)m
小説でもなく、ただのお遊びブログでした😄
スイカを被って遊びました的なブログを作ってたら、どんどんおもしろくなってきて、調子に乗ってしまいました😅

キャラクター設定もブログ作りながら決めていったので、あやふや。
小説風にしたけど、日本語おかしいかも？
とにかく、続きを作らないとスカイダーが悪者のままなので、次回予告しましたが、なーんも考えてないので、いつになることやら😅
登場したキャラにお心当たりの方、
いつか正義の味方に戻しますので😄👍
お許しをm(_ _)m

一応車関連のブログなので、
スイカの名産地に近いところの
スイカ売りのトラックを入れときました😄

おバカブログにお付き合い
ありがとうございましたm(_ _)m