XTRAIL/T33 購入から5か月経ち、色々分かってきたことを。
(1) ドアバイザーは余計だった。
ベーシックパック(ドアバイザー、マット、ドラレコなどのセットOP)で購入したらドアバイザーもついてたんですが、これ、
余計でした。
右ドアミラーはドアから生えてるタイプで、試乗したとき、右折時の右側視界が開けていて「見やすいなぁ」と思っていました。
しかしドアバイザーがあると、
右側の隅と右ドアミラーの間の「視界がさえぎられて」しまい、右折時に
横断歩道を右から歩いてくる人がとても見にくい です。タバコを吸うわけでもないし、雨の日にちょっと開けて空気の入れ替えをすることもないので、
全く無用の長物でした。
(2) プロバイロット1.5 はほんと便利。
高速道でのプロパイがほんと
便利すぎです。
車間2をよく使いますが、前車が減速しても
とてもスムーズに速度が緩まり、ブレーキランプがつくこともありません。高速道での無駄なブレーキランプ点灯は、後続車の自然渋滞につながる原因になることが学術的にも示されてますので、「自然な減速」はとても良くできた制御だと思います。
レーンキープで若干左寄りなのは、
以前の記事にも書いた通り。人の目の中央と、センサーが認知する中央がズレている。これにはまだ慣れないですけど…
また、T33はプロパイ1.5ですが、完全手放しのプロパイ2.0でなくて良かったなぁ、と思います。
セレナはプロパイ2.0搭載で、評論家からの評価は高いようですが、個人的には
プロパイ2.0は実用的ではないと思ってます。
まず、
プロパイ2.0は
年会費25,520円 が必要です。しかも高精細道路情報が入っているのは主要高速道だけ。それだけのために
この年会費は高すぎます。
また、制限速度+10km/h以内の速度域でしか使えません。首都高など実用域の速度で交通が流れているところでは使い物になりません。
視線を外すと
すぐに手放しが解除され「ハンドルを持つよう」に促されます。腕を上げたり下げたり、かえって鬱陶しいし疲れるのではないでしょうか。(であればずっとハンドルに腕を預けていた方がラク)
(3) e-pedal は使わない。Bレンジを頻繁に使う。
e-pedal を使ったワンペダルドライブは全然慣れないし、使いません。回生力が強すぎてかえって怖いからです。
以前の記事にも書いた通り、
Bレンジを使ったワンペダルドライブ を使っています。
e-pedalの回生力が 0.2G に対し、Bレンジは 0.13G で、ちょうど
いい感じの減速力になってます。
AUTOモード×Bレンジで走行し、減速したいときに少しアクセルを緩めると、
とてもいい感じでブレーキングされます。MT車で1段ギアを落とした時と同じくらいの効き具合で重宝してます。
(4) 自動Parkingは一度も成功したことが無い。
プロパイ・パーキング機能がついてますが、何度試しても成功したことがありません。そもそも「この枠に入れる」という
設定をするだけで手間がかかってしまうので、その間に自分で駐車できるじゃん、と思ってしまいます。典型的な過剰品質機能の1つですね。
バック駐車といえば、
リバース連動ミラー角度調整 も、
おかしな仕様になってます。この機能を有効にするには、内側ドアハンドルにある「左右のミラーボタン」のどちらか(通常は左)を
常時ONにしておく必要があります。
そうすると、パワーウィンドウ操作などで、うっかり「ドア位置調整ボタン」に触れてしまうことがあり、そうすると、
意図せずドアミラー位置がズレてしまいます。
どうして「常時ON」にしなければならなかったのでしょう?間違いなく、SW機能として当初の仕様には入れ忘れ、後から慌てて、このボタンに連動する仕様でごまかしたからだと思います。(メーカーでは良くあることですね)
そのせいで「余計な副作用」が起きてしまっている、ということですね。
(5) ドライブモードセレクタの並びが使いにくい。
地方のゴルフ場などは山を切り開いているので、高速を降りて町中を抜け、アップダウン道に入っていくシーンが多くなります。
AUTOモードからSPORTモードに切り替えて走破したいケースが多いのですが、
間に「ECOモード」があるため、AUTOからSPORTに切り替える間で「ガクン」と一度スピードが落ちて減速が掛かり、そこからSPORTに入ったらまたスピードが上がる、という
不自然な切り替わりになります。
どうして、
「SNOW」⇔「ECO」⇔「AUTO」⇔「SPORT」⇔「OFFROAD」 という並びにしなかったのでしょう。
AUTOを中心に左右どちらかに回せば一番使う「ECO」か「SPORT」に入り、その方が絶対に実用的だし、切り替え時のショックもないし、UIとしてもわかりやすかったのに。
(6) 液晶バックミラーは老眼には使いにくい。
液晶ミラーは高精細に後方が見えるのですが、実は
「焦点距離」の観点からは、とても使いにくいです。というのは、
老眼が入りだすと、
遠距離焦点と近距離焦点を瞬時に合わせるのがとてもムヅかしくなるからです。
通常運転時は、前方30m-50mを見てますから、遠距離焦点になります。この状態で 「光学ミラー」に眼をちらっと向けても、遠距離焦点のまま、光学的には後方30m前後に焦点が合うので、目が疲れることなく後方を確認できます。
一方、液晶ミラーは、ミラーそのものに焦点を合わせないと、映像が見えません。液晶ミラーとの距離は「50cm」くらい。つまり近距離焦点です。前方を遠距離焦点でみていて、ちらっと眼を液晶ミラーに向けても、「ぼんやりとしてしまって」何が何だか見えません。慌てて近距離焦点に眼を合わせ直してやる必要があります。これ、老眼が入っている人ならわかると思いますが、ものすごく目が疲れます。
結局、ミラーは常時倒して「光学ミラーモード」で使っていて、夜間だけ液晶ミラーを使ってます。BMWが頑なに液晶ミラーを採用しない理由がここにあるんですね。
(7) 燃費は高速18km/l、下道20km/l と燃費がgood!
燃費が良すぎます!
これだけの重量体で20km/l はすごい。同じ2tクラスのBMW/X4は、ハイオク仕様、8km/lでした。しかもT33はレギュラーガソリン。1.5Lと自動車税も安い。
トヨタ式HVと違って、全速度域でモーター走行なのも気持ちよすぎます。走っててとても楽しい。e-4ORCEでコーナリング性能も高く、BMWのFRとはまた一味違う楽しさがあります。しかもSPORTモードにすれば腰の後ろからぐいぐい押すFR感もありますし。
e-Power、いいことづくめです。
Posted at 2023/08/02 14:33:12 | |
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