念願だったAppleのCarplay。ようやく自分のA-Classに搭載されました。工賃・税込みで19,440円也。とりあえず土日を挟んで数日使ってみた感想など、お伝えしようと思います。
センターコンソールのアームレスト内に装備されているUSBのユニットがCarplay用の新しいものに交換されています。今までもここからケーブルでiPhoneに電源供給していましたが、コマンドシステムとはBluetoothで繋がっていました。交換されたUSBジャックにケーブルでiPhoneを繋ぐと・・・おお!A-Classの大きなモニターに、あの見慣れたアイコンが!なんかアイコンがでかい!カッコいい!
iPhoneに入ってるアプリの中で、Carplayに対応しているアプリのアイコンのみが表示されるようです。悲しいことに、現状ではまだCarplay対応のアプリは非常に少なく、Carplayが登場してからもあまり増えていないそうです。やはりクルマの運転中に使うのが前提ということで、ゲームはもとより、事故を誘発しかねないアプリはまず無理。現状では地図(ナビ)と電話、音楽系アプリ、インターネットラジオ程度にとどまっているようです。
各アプリの画面表示を写真でご紹介したかったのですが、iPhoneをCarplayで繋いでアプリを起動していると、当たり前ですがiPhone側でも同じアプリが起動しているため、iPhoneのカメラを起動するとCarplayのアプリも閉じてアイコン画面になってしまうため、アイコン画面以外の画像が撮れません。スミマセン。
CarPlayの最大のメリットはやはり音楽。プレイリストなど完全に同期されたiTunesをコマンドシステムの大画面とコントローラーで操作できるのは画期的。Bluetoothで繋がった状態だと、聴きたいプレイリスト、聴きたい曲やアルバム、アーティストなどを呼び出すのが結構メンドウで、iPhoneの方から操作したりしてましたが、画面が小さくて注意力も散漫になって危険でした。Carplayから操作すると、コマンドシステムのダイヤルで直感的に操作できるので、走行中の操作も快適で、Siriでの操作も可能。
音楽系アプリで特筆すべきなのが、最近Carplayで使えるようになったAmazonのプライム・ミュージック!私は以前からAmazonのプライム会員なので特典のプライム・ミュージックには大変お世話になっていました。プライム・ミュージックといえば無料で音楽聴き放題のサービスですが、全ての曲が聴き放題というわけではなく、ある程度の制約はあります。著作権などによる制限のほか、やはり最新の曲は有料の場合が多いですが(もちろん新しい曲でも無料のものもたくさんあります)私のような50も過ぎた歳になりますと最近の曲なんてほぼ興味なく、私がよく聴く70・80・90年代あたりの和洋のロック、ポップス、クラシックなどはほとんど無料と言っていいほど。膨大な数の楽曲の中から好き放題にプレイリストなども作れるし、ダウンロードしなくても、いつでもどこでも急に聴きたくなった曲も検索して聴くことができる。プライム会員なら本当にお得なサービスです。そんなプライム・ミュージックがやはりコマンドシステムでラクラク操作できるのはとてもありがたい!
ナビについてですが、自分はコマンドシステムのナビが非常に使いやすく走りやすくて Apple純正の「マップ」はほとんど使ったことがありませんでした。Carplayでマップを起動すると、iPhone画面とは明らかに違う地図画面で、クルマのナビとして適化された地図デザインになっていました。ナビの付いていない妻のN-BOXでナビを使いたい時に、何度かAppleのマップやYahoo!ナビ、Googleマップなどを使ったことがありましたが、スマホで使っていたせいもあってか、なんとなく使いづらかった。その辺りの操作性などはCarplayで起動することでかなり改善されるとは思います。コマンドシステムの純正ナビは初めて走る知らない道や、自分が特に苦手だった首都高などもとてもわかりやすく案内してくれて、安心して走れたので、実際に知らない道や首都高などを走ってみないと比較できないと思いますが、そのあたりがどこまで純正ナビに迫れるかがカギかな?と思います。いずれそんな場面で使う機会があったら、Siriでの操作感も含め、後日感想などお伝えしたいと思います。ちなみにCarplayを使いながら純正のナビは使えないみたいです。Carplay起動中は、あくまでCarplay内のナビアプリ、現状ではAppleのマップのみしか使えないようです。
電話機能は、基本的にはBluetoothで同期させている状態と使い勝手はほぼ同じですが、やはり画面表示がCarplayのインターフェイスになることで、コマンドシステム上の操作がラクになった印象です。もちろんSiriでの操作もできます。
その他のアプリははっきり言ってオマケ程度で、実際に使う場面はほとんどないと思われます。「メッセージ」はショートメール用のアプリで、メールの読み上げと音声入力で返信ができる、運転中でもメールのやり取りができるアプリですが、ショートメール自体日常的に使っていないので、自分にはほぼ役に立ちません。これが通常のメールアプリの「メール」でできるようになれば便利だと思いますが、今のところ使えません。あと、使えるようになったら便利だと思われるのは「LINE」ですね。
とにかくクルマの運転中に使うという大前提があるので、事故に繋がる危険があるようなアプリは無理だし、アプリを提供する側も訴訟などになりかねないので二の足を踏んでいる状況なんだと思います。なかなかアプリが増えない理由はおそらくそんなところでしょう。魅力的なアプリが増えてくることがCarplayの普及に不可欠と思います。アプリについては今後に期待するしかない。クルマで使えるユニークで便利なアプリの開発を期待します。
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2017/08/02 11:27:53