長いこと相棒だった君を、もうこのガレージに置いておくことができないんだ。ガレージに余裕が無い?金銭的にも?そうそのどちらもだ。僕が甲斐性なし、ただそれだけのことなんだ。思えば、風の日も真夏の灼熱のときも、雨の日、雪の日、いつ何時でも君と時を刻んできた。君のホームグランドのサーキットコースには、只の一回も連れて行ってあげられなかったのが心残りだよ。いや、いまでも未練タラタラだな・・だから精いっぱい磨いてあげて、思い出ごとすべてを飲み下して・・・・次のオーナー様には大事にしてもらいな。ありがとな。