北海道に着くまでも色々あったけれど、そんな所から書いてたら
短編小説並みに長くなるので、北海道に着いてからの事を書きます。
って書いておきながら、結果長くなってしまいました。。。
旅の話で、エッセにあまり関係ないし・・・
長ったらしい文章ゆえ、つまらないと感じた方は流して下さいね☆
3年振りの北の大地に、着く前からかなりハイテンションな私。
船は夜の0時頃出航して、翌日の夜21時頃着岸する。
船の中はほとんど寝てしまう私。
「寝貯め」ではないけれど、大体4時間くらいしか起きていない。
つまり、船から下りたら元気が溢れすぎてるのです。
それに付け加え3年振りの北の大地に、かなりハイテンションなので
自分でも怖いくらい元気・・・
着いた日は一晩、叔父の家にお世話になる事になっていて、
港まで迎えに来てくれてた叔父と合流。
そのまま家にお邪魔して、晩御飯をご馳走になった。
家にはオスのパピオン4歳が居て、私の事もちゃんと覚えていてくれたし、
従兄弟も私より身長が伸びてて、自分も年取ったなぁ~とシミジミ確認。
奥さんは相変わらず、美人さんでスタイルも昔と変わってない。
3年振りの再会に話も盛り上がり、気が付けば朝の7時・・・
気が付けばワインの空き瓶6本・・・
4人でワイン6本飲んでました ("▽"*)アヒョ
まぁ、ソコソコに酔ってて、パピオンと遊んでたら・・・・
ガブっと・・・はい。食べられました il||li л○ il||li
ソコソコに酔っているのに、ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ ってなるくらい激痛が・・・
叔父さんは「きっと気に触ることしたんだよ~消毒しとけば治る~」
聞けばご家族全員、年に1度は食べられてるらしい (・ω・;A)
私は生まれて初めて犬に食べられたので、痛みの具合が分からず、
こんなもんなのだろうと信じ、散々犬に説教たれた後、眠りに着きました。
3時間寝た次の日。
食べられた左手薬指は物の見事に腫れあがり、指を曲げるどころか、
自分の鼓動の度にズキンズキンする始末で、今回の旅は出だしから残念な事に・・・
それでも良いように考えようとして、もし噛まれてなかったら・・・
「ハイテンション過ぎて事故を起してたかも」とか
「怪我して元気がなくなったから、今日は晴天なのかも」とか
「スピード違反で捕まってたかも」とか・・・
でもでもやっぱり痛いので、パピオンを思いっきり睨んだら、
頭を下げてスゴスゴとハウスしたので、許してあげる事にした。
今日の予定は叔父と初山別まで行って親戚の家に一泊する事。
稚内に行く途中だし、叔父の叔父にあたるコノ家は本家なので、一応顔出しとこうかなっと♪
何より、食通なので美味しい物があたるのを期待してるのは秘密です (〃ー〃)
そんなこんなで、叔父の車の後ろについて4時間の道のり。
途中、増毛(ましけ)で国稀と生ウニ(500gで3千円だった♪)を買い、
本家に顔を出す頃には、傷が化膿し始め、痛みも増し、病院に行くべきか散々悩んで
ドラックストアに行って、化膿止めと消毒系一式を購入。
痛み止めはロキソニン系が無かった為、飲むのを諦めた。
それでもこの日はホントに清々しい晴天で、
真っ青な空と涼しい風が窓から入ってくると、自然にテンションも上がる。
本家のご馳走は、相変わらず豪勢で、おおかたの北の幸はここで頂けた♪
紋別産毛ガニ、初山別産タコの刺身、ヒラメと甘エビは生きてた物を刺身に、
買ってきた生ウニ、ホタテの刺身とホッケの煮物、そして叔母ちゃんお手製の海苔巻き寿司。
それを銘酒、男山で頂いた日には、指の痛みもどこへやら ("▽"*)
この日は大人しく早めに就寝。
次の日は、いつもの涙の別れ・・・
叔母ちゃん 「よく寄ってくれたね~またおいでよ~」 ><。グスン
私 「次はいつか分からないけど、また来るから元気でね~」 ><。グスン
そして私は、更に腫れ上がった指でシフトを変えながら、稚内へ進みました。
指の痛みは更に酷くなり、心臓より下には下ろしたくない!と体が訴え、
シフトを変える度に激痛が走り、食べられて3日目、明日になっても腫れが引かないなら
病院に行こうかと、心に誓いつつありました。
指も腫れあがってるけど、空も晴れ上がってて、今まで道北は雨しか知らないので
これも怪我のお陰(雨女勢力ダウンの為)かと思いながら、サロベツ原野の1本道で
愛車の撮影会 (人´∀`).☆.。.:*・°
こんなの↓や、
こんなの↓を撮って、稚内に向い、久々にノシャップ岬行ってみようと寄りました。

ノシャップはサロベツより、更に晴れてて、この調子なら宗谷岬は樺太が見えるかも!
と期待に胸膨らませ、あまりに気分がいいので最北端水族館で寄り道をして、
アザラシに餌をあげて、何とかって魚に手の角質を食べてもらい、
宗谷目指して走ろうと、車に乗った所で、気が付きました。
・・・はい。鍵がありません・・・ il||li л○ il||li
マスターキーはあるのですが、サブキーがキーホルダーごと消えました。
鍵を2つ持つのは、バイク乗りの時からの癖で、昔INキーをしてしまった事で、
特に遠出する時には必ず鍵を2つ持っていきます。
バックに入れておいたはずの鍵が無い・・・
最後に見たのは・・・サロベツ原野ビジターセンター・・・
という事は、原野の1本道で撮影した時に落とした可能性が高い!
でも、とりあえずノシャップと水族館を舐める様に探し、
やっぱり見つからないので、悩みに悩んで戻りました。
きっと、落としたんだ・・・そう思って100Kの道のりを戻りました。
撮った画像を見て、同じ場所に辿り着けるか。
これは建物がある場所とは違って、ただただ同じ風景が続くサロベツでは難題です。
しかも戻ると言うのはバックミラーに映るのがその場所。
そしてコレがその問題の画像↓
一度目、失敗。
サロベツ原野ビジターセンターの近くまで戻ってしまい、行き過ぎたと今度は稚内に向けて・・・
今度は同じ向きなので、見つける可能性が高いはず!
あの時の心境を、一生懸命思い出しながら・・・私はどこで「ココで撮ろう!」と思ったか・・・
ん~どこだ・・・どこだ・・・どこだったけ・・・
そして稚内に着く il||li л○ il||li 行きすぎた・・・
それでも諦めきれないのは、キーホルダーに思い入れがあるからです。
母がプレゼントしてくれた物。バイクと同じ、もう9年の付き合いになります。
雨の日も風の日も、極寒の日も台風の日も・・・バイクと共に走ってきました。
高いもんじゃないし、色もあせて薄汚れてるけど、大切にしてる物。
もう一度、戻る事にしました。
デジカメをチラっと見て、バックミラーをチラっと見る。
前もちゃんと見つつ・・・
デジカメをチラっと見て、バックミラーをチラっと見る。
そして、またビジターセンターまで来てしまった・・・
次、稚内まで戻ってしまったら、もう諦めよう。
ペットだって死に目を見せない子だっているって聞くし(一応、キーホルダーは鳥さん)
今回の怪我同様、身代わりになってくれたのかも・・・
そう心に決めて、稚内に向けて、走りました。
だいたい皆さん、この沿岸の道は100Kくらいで走るのですが、
私は60Kくらいで・・・抜かれ抜かれて、抜かれながら、ゆっくり走って探しました。
すると、突然、目の前に現れたのです!!この画像がーーー!!!!
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!
腕には鳥肌が立ちまくりで、心臓はバクバク!
直ぐに車を降りて、路肩を キョロ ( ̄д ̄*)))(((* ̄д ̄) キョロ 走っていると・・・
あったーーーーー!!!! “o(><)o”
しかし、鳥君は重度の交通事故に遭ったみたいで、
首の部分から切断され、顔の部分は大きく削がれて、更には鍵がグニャリと曲がって・・・
その諸々の残骸を拾い集め、壊れてしまった悲しみと、
見つけれた喜びで複雑な心境のまま、稚内に戻りました。
結局、首と胴体は修復する事ができ、一応元に戻りました♪
コレがその鍵です(〃ー〃)
その後、馴染みのライダーハウスに行ったわけですが、
随分と長くなってしまったので、続きはまた明日☆
鍵を落としたせいで、宗谷には行けず、半日潰れてしまったけれど、
なんだか宝探ししてる気分も味わえて、稚内に帰る時にはサロベツにも晴れ間が見え、
拝む事は出来ないだろうと思っていた、利尻富士を眺める事が出来ました。
神様、ありがとう(・_・)v
ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました☆