
タイトルのように、食わず嫌いも意外と食べてみたら美味しかった。
お付き合いする前に、取り敢えず・・・・・?
↑こんな事いっているヤツもいましたが・・・(^_^;)
なんだか話が危険な方向に逝ってしましましたが、ちゃんと車の話ですよ(^^ゞ
今まで代車に多く乗ってきたのと(つい先日までは、まさにその状況でしたが・・・)、
アウトランダーPHEVのロングモニターである程度の期間と距離を乗ったから、よりその思いは強くなったと思います。
普通のエンジン車であれば、試乗コースの5~15分程度でも加速感やフィーリングなどをある程度感じ取れるとは思いますが、PHEVやEVの本来のメリットやデメリットは短時間では感じ取る間もないですからね。
そういった事もあって、日産リーフでは最長15日のモニターや、三菱アウトランダーPHEVでは1泊2日のモニターなどを実施しているんでしょうね。
そんな食わず嫌いにならないように・・・
あと、もしかしたら?
今後、自分が(もしくは、その車に興味のある人の)購入する時の参考になればと思い、色々と不定期に書いていこうと思っています。
第一弾はi3。
BMWが今年、国内導入をしたEV。
選択肢はベースモデルと、発電機を搭載したレンジエクステンダーモデル。
基本構造はカーボンモノコックとアルミシャーシで構成された軽量ボディは共有で、純粋なEV車であるベースグレードと647ccの2気筒エンジンが搭載されたモデルの2種類。

各所にカーボン素材が見られる。
その大きな違いは、ベースグレードが229km(JCS08)に対して、レンジエクステンダーモデルは約300kmの航続距離を手に入れることができる。
それぞれのプライスは、ベースグレードが499万円のに対してレンジエクステンダーモデルは546万円となる。
単純に50万弱の差額と思えるが、実はそうではなかったりする。
その理由は、『クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金(CEV補助金)』にある。
どういう事かというと、CEV補助金は車両の定価(税抜き)から、ベース車両価格を基に算出した基準額で計算されるからである。
実際にi3で計算してみると(ここでは計算式は割愛するが)、ベースモデルは40万円の補助金であるのに対して、レンジエクステンダーモデルは75万円となる。
つまり車両価格が50万弱高いが、補助金はレンジエクステンダーモデル方が35万円余分に出るので、実質の差額は15万程度なのに発電用エンジンを搭載しているので航続距離は1.3倍となる訳だ。
この事からも分かるように、Dの営業マンは販売台数の大部分がレンジエクステンダーモデルと言っていた。
次に乗った感想だが、簡単に言うとラジコン(笑)
これは変な意味ではなくて、走らせている感覚が正にラジコンなのである。
簡単に言うと、Dレンジに入れてもクリープ現象などなく走り出さない。
アクセルも踏んだら、踏んだ分だけリニアに反応するのだが、アクセルを普通のガソリン車の様にOFFにすると強力なエンブレがかかったように減速をする。
おそらくこれは、回生ブレーキのセッティングであると思うが、アクセルをOFFにすると停止するまで減速する。
暫く乗ってコツを掴んだのだが、ラジコンのプロポを操作するようにアクセルをパーシャル状態でコントロールする事で加速から減速までワンペダルで操作する事が可能となる。
ただ話を聞いていて気になったのは、某国産メーカーと違ってDではすべてのDで充電器を配置している訳でないのと24時間対応しているDは無いとの事。
Dの営業マンの言葉を借りれば、民間の充電スポットが浸透してきているので、そちらを使ってか自宅で充電をするとの事。
とはいえ、レンジエクステンダーモデルでの見積もりは約640万。
補助金で75万帰ってきても・・・
やっぱ高級車ですね(-_-;)
【イイね!ポイント】
先進性を感じるボディ
アルミ製シャーシとカーボンファイバーで軽量化を図り1260Kg(レンジエクステンダーは130kg増)の車両重量に抑えている。
V8並みの加速感
それに組み合わせれるのは、モーター出力170PS/25.5kgmと、パワーウエイトレシオ換算でいえばチョットしたスポーツモデル並の性能に加え、ゼロ発進時から最大トルクを発するモーターのトルク特性が加わるため加速感はV8並み(実際某輸入車のV8に乗っている方も驚いたみたいです)
快適なハンドリング
走行フィールは、EV車の特徴であるバッテリー搭載位置による低重心化により安定していてるが、i8では更にハンドリングに貢献しているのが独特の形状のタイヤサイズにあるのかなと。そのタイヤサイズは、EVモデルで前後とも155/70 R19、ホイール5J(笑) OPで20インチも選択できますが・・・
【気になる!ポイント】
ラジコンの様な独特のアクセルレスポンス
これは、ダメなポイントではないのですが、慣れるまで少し時間がかかるかもという意味で。慣れればアクセルだけの1ペダルで運転する事も可能です。この特性に関しては、モード選択などでフィールが変わってくる。ちなみに最高速は150km/hでリミッターに達して、普通のエンジンだど、リミッターで急に減速するのを感じるのが、EVではリミッターでそのままの速度で加速をするらしいです。この辺りもまさにラジコン感覚!?
独特のインテリア
デザインもこれまでにない造形だが、シフトレバーの並びがD-P-N-Rと、Pよりも上にDがあったり、Rは一番下にあるので慣れるまでは間違えそう(^^ゞ 考え方としては、前に進むから上にDがあり、後ろに下がるから下にRがあるとのこと。
あとは天然繊維など再生可能な原材料が目に見える形で使用されていて、特徴ある繊維構造の外観がそのまま活かされている。
他にも、キャビン内で使用されているプラスチック重量の25%が、再生可能またはリサイクル可能な原材料を使用していたり、シート素材も100%リサイクル繊維によって作られ、レザー加工には、オリーブの葉から抽出された油でなめし加工を施したレザーと使用するなどエコ感が随所に見られる。
車両価格を考えるとこの部分は好みの分かれるところかもしれない。個人的には十分な質感があり、これまでの国産高級車にあるような樹脂加工で表現していた物とは違って見えるが、嫌いではない。
【総合評価】
軽量ボディにEV特有のモータートルクで快適に走れる。
この車を検討する人は、普段は1~2人で利用する事が多いと思うが、何かの時にリアシートに人を乗せる時でも観音ドアなので乗降は比較的楽である。
EVの充電スポットは、某国産Dの様に殆どのDに設置してあるという事ではなくD数も少ない。またDがあっても、24時間対応でもないのでこの部分は気になるところ。ユーザは自宅で充電して、普段はショッピングモールやPA/SAなどの急速充電を利用する事がメインになる。
i3を購入するなら、補助金の違い(40万と75万)からレンジエクステンダーを選択した方がいい。ただし、これに関しては毎年補助金の改定があったり、自治体によっては補助金もあるので確認することをお勧めする。